本日(1月21日)のNHK「日曜討論」は、「明日から通常国会 与野党論戦の焦点は」というタイトル。その番組紹介は次のとおり。 「通常国会が22日に召集され、論戦が始まります。各党は国会審議で何を訴えるのか? 予算案の評価
本文を読む弁護士の執筆一覧
「表現の自由規制の現状とメディアのあり方」ー田島泰彦教授最終講義
著者: 澤藤統一郎本日(1月20日)午後、上智大学文学部新聞学科の田島泰彦教授の最終講義。同大学12号館102教室は、学内外の受講者で満席だった。 田島教授は、1952年埼玉県秩父市生まれ。上智大学法学部卒業。早稲田大学大学院法学研究科公
本文を読むこれはこれは―知事が知事を被告にスラップ訴訟
著者: 澤藤統一郎報道によると、「2017年12月6日、日本維新の会代表の松井一郎・大阪府知事が、新潟県の米山隆一知事に550万円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴した」。提訴の理由は、「大阪府立高の頭髪指導訴訟をめぐるツイッターの投稿(2
本文を読む俺は持つ きみは捨てろよ 核兵器
著者: 澤藤統一郎あっ、これはすごい。これ、きっと古典になる。 毎日新聞・仲畑流万能川柳1月8日掲載の一句。 俺は持つ きみは捨てろよ 核兵器 (東京 ホヤ栄一) これが核大国のホンネだ。とりわけアメリカの。そしてトランプの。 多くの核
本文を読む「9条改憲」の切迫とその阻止のために
著者: 澤藤統一郎本日(1月17日)の毎日新聞夕刊、「私だけの東京・2020に語り継ぐ」欄に、作家・早乙女勝元のインタビュー記事が掲載されている。タイトルは、「散歩道を『寅さんの故郷』に」だが、やはりこの人だ。戦争の記憶と憲法9条に触れて
本文を読む司法界に及ぶ「アベノ人事」の実態解説
著者: 澤藤統一郎今年(2018年)の「第2期・友愛政治塾」(西川伸一塾長)については、1月5日付の当ブログでご紹介しました。 歳のはじめに「友愛政治塾」(西川伸一塾長)ご案内 http://article9.jp/wordpress/?
本文を読む未決勾留428日の民商職員に、一審有罪破棄(差戻し)の控訴審判決
著者: 澤藤統一郎かつては、松川事件・三鷹事件、菅生事件、白鳥事件、メーデー事件等々の大型「刑事弾圧事件」があった。過半は、権力による謀略事件である。しからずとも、公権力が政治的意図をもって、政治活動や市民運動に打撃を与えるための刑事訴追
本文を読む江戸期訴訟制度の教科書として百姓一揆の訴状が使われていた
著者: 澤藤統一郎世の中、知らないことばかりだが、ときに、知らなかったというだけでなく、「えっ?」「どうして?」と盲点を衝かれたような事実を知らされることがある。「闘いを記憶する百姓たち:江戸時代の裁判学習帳」 (八鍬友広著:吉川弘文館・
本文を読む「安倍9条改憲NO! 3000万署名」推進スタート文京集会
著者: 澤藤統一郎文京区内で弁護士として仕事をしています澤藤大河です。 9条改憲にノーを突きつける3000万署名のスタートに当たり、その必要性や意義、効果、運動の進め方などについて、お話しさせていただきます。 まず、緊迫した情勢について認
本文を読む自衛隊違憲論者も専守防衛論者も、ともに「アベ9条改憲NO!」を
著者: 澤藤統一郎A おや、いったいどうした? 新年早々、目が血走っているんじゃないのか。 B 今年は、9条改憲阻止決戦の年じゃないか。のんびりなどしておられるわけはなかろう。 A まあ、落ち着けよ。どうしてそんなに焦っているんだ。 B
本文を読む官房機密費訴訟上告審ー最高裁はブラックボックスに光を当てうるか。
著者: 澤藤統一郎国の財政は国民が納めた税金によって支えられている。国の機関が国民に税金の使途について報告の義務があり、納税者たる国民はすべての税金の使途について知る権利がある。国民が主権者である以上、あまりに当然のことだ。 ところが、こ
本文を読むまたまた極右教育機関に、「ただ同然の国有地払い下げ」
著者: 澤藤統一郎一昨日(1月8日)の毎日新聞朝刊一面トップが、「山梨の国有地 日本航空学園に格安売却 評価の8分の1 財務省」という大見出しの記事。森友事件とよく似てはいるが、安倍政権との関係や、特定の政治家の介入は記事になっていない。
本文を読む1月13日(土)「安倍9条改憲NO! 3000万署名スタート文京集会」で、澤藤大河が講演します。
著者: 澤藤統一郎ご通行中の皆さま、こちらは平和憲法を守ろうという一点で連帯した行動を続けています「本郷・湯島九条の会」です。私は、近所に住む者で、憲法の理念を大切に、人権を擁護する立場で弁護士として仕事をしています。 本日(1月9日)、
本文を読む成人の日、若者に「脱保守化」を勧める
著者: 澤藤統一郎成人式を迎えた若者諸君。成人おめでとう。 君たちは、この社会を構成し運営していくメンバーとしての資格を手に入れた。これからは、この社会の構造や運営のあり方について、大いに意見を述べていただきたい。それによって、社会は変わ
本文を読む上野公園に見る「維新政府の不寛容」
著者: 澤藤統一郎日曜日の散歩コースは、いつも上野に。変わり映えせず芸のない話だが、季節季節に趣は大いに異なる。本日(1月7日)、風は冷たいが透きとおるような好天。見るものすべてが光っているような景色。 本郷通りを横切り、赤門から東大キャ
本文を読む植村隆バッシング反撃訴訟支援の今日的な意義
著者: 澤藤統一郎本日(1月6日)は、世田谷・成城ホールでの植村東京訴訟支援企画・「2018新春トークコンサート『忖度を笑う 自由を奏でる』(主催:植村訴訟東京支援チーム)に出かけた。招待券は1枚で、妻の席は当日券でのつもりだったが、40
本文を読む民族差別主義者らの「弁護士懲戒請求の濫用」に歯止めを
著者: 澤藤統一郎昨年(2017年)暮の12月25日、下記の東弁会長談話が公表された。 https://www.toben.or.jp/message/seimei/post-487.html 「当会会員多数に対する懲戒請求についての会長
本文を読むアベシンゾーの「壊憲ことはじめ」
著者: 澤藤統一郎本日(1月4日)は、官庁の仕事始め。首相アベシンゾーは、さっそくの憲法違反ことはじめ。伊勢参拝と参拝後の年頭記者会見での発言と。 首相の伊勢神宮参拝は明らかな違憲行為である。 各メディアが報じるところによれば、安倍晋三首
本文を読む歳のはじめに「友愛政治塾」(西川伸一塾長)ご案内
著者: 澤藤統一郎関東の三が日は穏やかに晴れ渡り、この上ない好天に恵まれた。富士は、いつになく白く大きかった。スーパームーンという耳慣れない美称を誇示する満月が冴えわたった。接する人々の表情も穏やかな、まずは平穏な日本のお正月。これで、ア
本文を読むこいつぁは春から縁起がいいわぇ ― 南北に対話の萌し。
著者: 澤藤統一郎韓国・平昌での第23回冬季オリンピック・パラリンピック(平昌五輪)が問題を抱えたまま目前となっている。来月(2月)9日開幕で、25日までの17日間の日程だという。ドーピング問題でのロシア選手団の問題だけでなく、隣国北朝鮮
本文を読む明けましておめでとうございます。
著者: 澤藤統一郎万事多難を思わせる新たなこの年だが、正月は正月。穏やかに歳があらたまった。本日、東京は晴れて風がない。 年明けには、幾つかの歌を思い出す。 まずは、啄木である。「悲しき玩具」からの数首。 年明けてゆるめる心! うっと
本文を読む年の瀬に アベを許さぬ あ・い・う・え・お
著者: 澤藤統一郎いよいよ今日が大晦日。今年を振り返らねばならないのだが、そんな余裕を持ち合わせていない。ともかく、この1年の365日、途切れなく当ブログを書き続けた。非力な自分のできることはやった感はあるものの、世の泰平は感じられない。
本文を読む真正右翼・村上正邦が教えてくれる「元号存続の意味」。
著者: 澤藤統一郎昨日(12月29日)の毎日新聞朝刊「オピニオン」面の「論点」欄が、「現代日本と元号」の大型インタビュー記事を掲載している。インタビューに応じているのは、島薗進、鈴木洋仁、そして村上正邦の3名。 企画の趣旨を述べるリードの
本文を読む子どもたちに天皇制を語る。
著者: 澤藤統一郎私にも小学生のころがあった。小学校2年生から親元を離れて寮生活という境遇だったが、その寮で「毎日小学生新聞」を読んだ。当時、小学生に向けた新聞は、この一紙だけだったはず。私は熱心な読者だった。 いまはもう記事の内容に記憶
本文を読む日韓両政府は、「慰安婦」問題について全面解決合意の権限をもたない。
著者: 澤藤統一郎本日(12月28日)文在寅韓国大統領が、2015年12月の慰安婦問題を巡る日韓合意に関して、「手続き上も内容上も重大な欠陥があった」として、「この合意では慰安婦問題は解決されない」と表明した。現政権の検証によって、旧政権
本文を読む「安倍靖国参拝違憲訴訟・関西」最高裁判決について
著者: 澤藤統一郎まずは、以下の「抗議声明」をお読みいただきたい。 「2017年12月20日、最高裁判所第二小法廷は安倍首相靖国参拝違憲訴訟において、不当な上告棄却(および上告不受理)決定を下した。 そもそも本件参拝は、憲法第20条に明
本文を読む無知と偏見にもとづく「沖縄差別NO!」の声を。そして「安倍政権NO!」の声も。
著者: 澤藤統一郎この社会に理不尽な差別が絶えない。新たな差別が生み出されてもいる。部落や在日に対する差別に加えて、どうやら「沖縄差別」「沖縄ヘイト」というものが存在するらしい。このような差別を許していることを恥ずかしいとも、腹ただしいと
本文を読むしっかり眉に唾を付けよう。「アベ・9条改憲」案のたくらみに欺されてはならない。
著者: 澤藤統一郎自民党に「憲法改正推進本部」という部門がある。ここが党としての改憲案を作ることになる。前任の本部長保岡興治が引退して、先月(2017年11月)に細田博之がそのトップとなった。細田は、安倍晋三が所属する党内最大派閥「清和政
本文を読む12月23日・A級戦犯処刑の日に。
著者: 澤藤統一郎本日、12月23日は、極東国際軍事裁判(東京裁判)において死刑の宣告を受けたA級戦犯7名が処刑された日として記憶される。69年前の今日のことだ。 判決が言い渡されたのは、同年11月12日。刑の執行の日取りについて特に定め
本文を読む選挙共闘の候補者には、しかるべき人物を。
著者: 澤藤統一郎今年も残すところあとわずか。今年を振り返って憲法に関わる最大の出来事は第48回総選挙(10月22日投開票)だった。それぞれの立場からの総括はあるのだろうが、私にとっては今振り返ってなんとも無念な結果。全国的な総括はともか
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