鈴木涼美理解の困難さを超えて 私は、8月、9月の月初めの投稿で、上野千鶴子・鈴木涼美の往復書簡『限界から始まる』(幻冬舎)の紹介をしながら、「性の商品化」とは何か?を考える緒口を探りたいと思った。 しかし、1999年
本文を読む性の商品化の執筆一覧
「性の商品化」の行方(そのⅡ) ― 『限界から始まるー鈴木涼美・上野千鶴子、往復書簡』から
著者: 池田祥子並大抵ではない「性の商品化」批判 私は前回、「次は『性の商品化』に焦点を当て、お二人の意見を追って行こう」と書いてしまったが、その後、密かに後悔している。 なぜなら、「性の商品化」とは具体的に何を、どこまでの現象を意
本文を読む「性の商品化」の行方・そのⅠ 『限界から始まるー鈴木涼美・上野千鶴子、往復書簡』から
著者: 池田祥子書名『限界から始まる』とは? 鈴木涼美氏とは、本書の著者紹介から概略を掲げておこう。 ― 1983年生まれ。作家。慶応大学、東京大学大学院修士課程修了。大学在学中にキャバクラのホステス、AV女優などを経験。その後日経新
本文を読む性を売る女性たちと東電OL女にかかえられた心の病理(その3)
著者: 大木 保時代の抑圧と乳児期の母子関係の屈折から、人は心の闇を負わされる さて前回は、「女性たちの性の商品化の果て」について、また この時代がそれだけではたりず、「出会い系サイトへのなだれ込み」を迫ってきたことについてふれました。
本文を読む時代は性の商品化から出会い系サイトへ(その2)
著者: 大木 保心の闇にねざした自傷行為としての性 — さてAV市場でデフレ化したとされる女性たちの<性> にたいして、前回の末尾に、 “ するとここでは「商品」を購買する側である男性の動向が相対的な意味をもっ
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