戦争と平和の執筆一覧

本当に戦争を反省し、恒久の平和を願っているのか ー 「全国戦没者追悼式」における首相と天皇(徳仁)のスピーチを点検する。

著者: 澤藤統一郎

(2023年8月16日)  毎年、熱い夏の真っ盛りの8月15日に、あの戦争の敗戦記念日を迎える。  敗戦の4年前、1941年の8月には、天皇制政府はまだ対米英戦開戦の決断をしていない。アメリカの対日石油輸出全面禁止の経済

本文を読む

《自・公・維・国》は、《自・国・維・公》と並べ替えて、《ジ・ゴク・イ・コウ》と読んでください。そう、《地獄さ行こう》と。

著者: 澤藤統一郎

(2023年6月13日)  こちらは「本郷・湯島9条の会」です。貴重な梅雨の合間、お昼休みのひとときですが、しばらく耳をお貸しください。  通常国会の最終盤です。会期末まで、あと1週間。今、国会は、もっぱら数の力が支配す

本文を読む

岸田文雄はモスクワを訪問せよ。プーチンとも会談をすべきだ。

著者: 澤藤統一郎 

(2023年3月22日)  岸田文雄はウクライナを訪問し、習近平はプーチンを訪ねた。両者ともに安易な訪問先の選択である。本来の外交は、その逆であるべきではないか。  岸田がモスクワに足を運べば、世界を驚かす「電撃訪問」と

本文を読む

「本郷・湯島九条の会」街頭宣伝で、大江健三郎さんを悼む。

著者: 澤藤統一郎 

(2023年3月14日)  本日の朝刊各紙に、大江健三郎さんの死去が報じられています。亡くなられたのは3月3日のこと、享年88でした。「戦後文学の旗手」「反戦平和を訴え続けた生涯」などと紹介されています。謹んで、ご冥福を

本文を読む

戦争も原発事故も、「過ちの忘却とのたたかい」を怠ってはならない。

著者: 澤藤統一郎

(2023年3月11日)  すでに、「名のみの春」ではない。マンサクも、ボケも、アンズもツバキも、モクレンも満開となった。チンチョウゲやミツマタの香りが鼻をつく。道行く人々の動きも伸びやかである。  しかし、毎年この頃は

本文を読む

校長、お言葉ではございますが、批判のない真面目さは悪をなします。

著者: 澤藤統一郎

(2023年3月4日) 本日は、東京「君が代」裁判・第5次訴訟の原告団会議。遠慮のない意見交換の場でありながら、和気藹々たる雰囲気が心地よい。訴訟進行に伴っての、こまごまとした打合せのあとに、メインの議題として、訴訟に提

本文を読む

忘れてはならない。忘れさせられてはならない。ビキニも第五福竜丸の被ばくも、そして「2・26」も。

著者: 澤藤統一郎 

(2023年2月26日)  昨日、公益財団法人第五福竜丸平和協会の役員懇談会。来年2024年は、ビキニ事件・第五福竜丸被ばくから70年になる。その翌々年2026年は、展示館開館50周年。どのような基本理念で、どのような企

本文を読む

プーチンの演説に耳を傾け、違和感なく受け容れるロシア国民。

著者: 澤藤統一郎

(2023年2月22日)  もうすぐ、ロシア軍がウクライナに軍事侵略を開始して1年になる。昨21日、プーチン大統領は、戦争開始後初めての年次教書演説をした。  そこで彼はこう語ったと報道されている。  「彼らが戦争を始め

本文を読む

「法と民主主義」2・3月号紹介 ー 「軍事大国への大転換阻止を ― 安保3文書改定をめぐって」

著者: 澤藤統一郎

(2023年2月1日)  2月となった。本日は、光の春の趣き。本日の毎日朝刊に、「きさらぎ」の語源を「衣更着」とするのは間違いという。寒さが強調される時季ではなく、むしろ、春に向けて草木が更に生えてくるという意味での「生

本文を読む

施政方針演説は、岸田文雄の国会軽視宣言となっている。

著者: 澤藤統一郎

(2023年1月24日)  昨日、第211通常国会の開幕となった。今朝の新聞で、岸田首相による施政方針演説に目を通して、その大上段ぶりに驚いた。この人、こんな人だったかしら? それだけではない。言ってることがどうもおかし

本文を読む

「侵略者」と「被侵略者」、「加害行為」と「防御行為」との区別を曖昧にしてはならない。

著者: 澤藤統一郎

(2023年1月17日)  鈴木宗男という政治家がいる。中川一郎の秘書から自民党の議員となり、今は、維新に所属している。親露派として知られる人だが、むしろ、親プーチン派というべきだろう。彼の1月6日ブログが、その親露・親

本文を読む

侵略戦争も「祖国の防衛」ですか? 「神聖な国民の義務」ですか?

著者: 澤藤統一郎

(2023年1月10日)  本郷・湯島の皆様、こちらは「九条の会」です。年は新たまりましたが、目出度くはありません。お年玉の代わりに、大軍拡大増税というのですから。その皺寄せは、福祉や教育の予算を削減となるでしょう。物価

本文を読む

時流になびかず軍拡競争に異を唱えた石橋湛山の姿勢に学ぶ

著者: 澤藤統一郎

(2023年1月7日)  人が自分自身の考えや意見をもつことは、実は幻想に過ぎないのではないか。これが自分の意見だと思いこんでいるもの、自分が選び取ったと思いこんでいる普遍性をもった思想も、実のところ、誰かから刷り込まれ

本文を読む

憲法や政治学の研究者が、切実に国民に訴える「安保3文書」の危険性

著者: 澤藤統一郎

(2022年12月25日)  我が国の安全保障政策を根本的に転換し、平和憲法をないがしろにする「安保3文書」の閣議決定。これに対する批判の声明が、各方面から相次いでいる。  法律家の分野で特筆すべきは、日弁連が12月16

本文を読む

本郷三丁目交差点で、「専守防衛」逸脱の大軍拡・大増税に抗議する。

著者: 澤藤統一郎

(2022年12月13日)  本郷三丁目交差点ご通行中の皆さま、とりわけ若い方々に訴えます。ご意見もお聞かせいただきたい。あなたは、命じられたら戦争に参加しますか。兵士となって戦場に行く覚悟がありますか。怨みのない人と命

本文を読む

プーチンそっくりのヒロヒト。いや、ヒロヒトそっくりのプーチン。

著者: 澤藤統一郎

(2022年12月8日)  81年前の本日早朝、当時臣民とされていた日本国民はNHKの放送によって、日本が新たな大戦争に突入したことを知らされた。同時に、パールハーバー奇襲の戦果の報に喝采した。こうして、国民の大半が、侵

本文を読む

ハトのタマゴからタカが生まれた。瓜の蔓にトリカブトが生った。

著者: 澤藤統一郎

(2022年11月8日)  本郷三丁目の皆様、こちらは「本郷・湯島9条の会」です。月に1度の街頭宣伝活動です。少しの時間お耳を貸してください。  ニワトリのタマゴからはニワトリが生まれます。ウズラのタマゴからはウズラが孵

本文を読む

八方ふさがりプーチンの「ボクは少しも悪くない。ぜ~ぶヒトのせい」

著者: 澤藤統一郎

(2022年9月21日)  ボクが、ウラディーミル。シンゾーの親友さ。お互い、ファーストネームで呼び合って、「一緒に駆けて駆けて駆け抜けよう」なんて臭いセリフを言い合う仲。似た者どうし、うんと気が合ったんだよ。驚いたなあ

本文を読む

日朝平壌宣言を思い起こして、平和への外交努力と、拉致問題の解決を。

著者: 澤藤統一郎

(2022年9月18日)  20年前の日朝平壌宣言の記憶は、今も鮮やかである。私は、小泉純一郎という人物は大嫌いだったが、ピョンヤンに出向いてのこの宣言の発表には、見事なものと感嘆した。以来、この舞台回しをした田中均とい

本文を読む

「アゾフ海 みな同朋と思う世に など砲煙の立ちさわぐらん」

著者: 澤藤統一郎

(2022年6月15日)  今朝の毎日新聞朝刊2面「水説」(古賀攻・専門編集委員)を一読して驚いた。「『ロシアの日』を巡る話」という表題のコラム。鳩山由紀夫という人物に対する評価を変えざるをえない。  6月12日は、「ロ

本文を読む

「本郷湯島九条の会」街頭宣伝ー本日は17名で参院選の意義を訴え

著者: 澤藤統一郎

(2022年6月14日)  途中で小雨がぱらつきましたが、きょうは国民救援会中央本部の方も参加していただき、総勢17名の賑やかな街宣になりました。このくらいの人数になると、道行く人の注目度も上がるような気がします。参院選

本文を読む

「まさか神よ、あなたもロシア人なのですか!」

著者: 澤藤統一郎

(2022年6月10日)  金曜日には、「週刊金曜日」に目を通す。毎号の巻頭に「風速計」というコラムがあって、まずはここから読むことになる。編集委員7名が持ち回りで書いているが、崔善愛さんの文章からは、知らないこと、気が

本文を読む