(2022年3月11日) 3・11である。11年前のこの日、東日本を大震災が襲い、東北3県の沿岸に甚大な津波の被害が生じた。映像で見る悲惨な光景は、目を覆うばかり。共生する人間社会は、共同して繰り返す自然災害を防止する
本文を読む戦争と平和の執筆一覧
ロシアの侵略に抗議する人と、その抗議の声明を削除する権力と。
著者: 澤藤統一郎(2022年3月10日) 3月10日、東京大空襲の日。日本人が戦争の悲惨さを、自らのこととして身に沁みて知った日である。この日、一夜にして10万人の東京の住民が焼き殺された。悲劇の極みである。東京の下町を歩けば、あちこ
本文を読む独裁者へのへつらいと、毅然たる批判と。ロシア・アスリートの好対照。
著者: 澤藤統一郎(2022年3月9日) プルシェンコという人物をご存知だろうか。ロシア人のフィギュアスケート選手で、かつてのスーパースターだという。このアスリートが、6日インスタグラムにこんな投稿をしたと報道された。 毎日7日夕刊の
本文を読む「侵略者を糾弾する」「平和を守れ」と声を上げよう。その声はロシアに届く。平和を実現する力にもなる。
著者: 澤藤統一郎(2022年3月8日) 本日は、「本郷湯島九条の会」による、「本郷三丁目交差点・かねやす前」の月例昼休み街頭宣伝活動。あいにくの真冬の寒さ、午前中の冷雨。しかも、コロナ禍収まらぬさなか。それでも、常連が集まって、マイク
本文を読む熊と虎との「仲良し対談」記録
著者: 澤藤統一郎(2022年3月7日) (下記は、某月某日のオンライン対談記録の日本語訳である。現実に、この対談が行われ、正確に翻訳されたことについての証明はなく、信憑性は乏しいと指摘されている) 「いやあ、あんたもやるねえ。用意周到だ
本文を読む殺人者にして平和の敵、プーチンを糾弾する。
著者: 澤藤統一郎(2022年3月6日) この世で最も大切なものは人の命である。かけがえのない人の命を奪うことは、古今東西を問わず最も忌むべき行為であり、最も憎むべき重大犯罪とされる。この禁忌を犯す殺人者は、最大限の蔑称を投げつけられる
本文を読む戦争は「真実」を犠牲にする。昔も今も。
著者: 澤藤統一郎(2022年3月5日) 戦争の最初の犠牲者は「真実」だという。古代ギリシャ以来の筋金入りの格言だそうだが、現代にも健在である。戦争が絶えない限り不滅というべきかも知れない。アジア太平洋戦争での皇軍の手口を顧みても、この
本文を読む今や、国際世論がロシアの侵略を阻止する現実的な力になりつつある。
著者: 澤藤統一郎(2022年3月3日) 世界が、ロシアに怒っている。ロシアによって引き起こされた戦争に怒っている。世界中の人々が無法者プーチンを糾弾している。ウクライナへの軍事侵攻は、ロシアとプーチンの孤立をもたらした。そのことによっ
本文を読むロシアに侵略されたウクライナを批判する、大国意識丸出しの中国外交官発言
著者: 澤藤統一郎(2022年3月2日) 2月24日以来、一刻も心穏やかではいられない。今も、キエフで、ハリコフで、市民が砲撃に曝されている。ロシア兵の命も無駄に失われている。両国民の血が無意味に流され続けている。何という、愚かしい悲惨
本文を読む「侵略者ロシアはウクライナから撤退せよ」「無法者プーチンよ恥を知れ」
著者: 澤藤統一郎(2022年2月25日) 「平和」とは、こんなにも、もろくはかなく壊れやすいものだったのか。 あらためて、創らねばならないと思う。軍事の均衡による危うい「平和」ではなく、確かな平和を、崩れぬ本当の平和を。 相互の信頼に基
本文を読む軍事侵攻に踏み切ったプーチンに、最大限の国際世論の非難を。
著者: 澤藤統一郎(2022年2月24日) 大袈裟ではなく、仰天動地の事態である。膝が震えるような衝撃。「まさか」が、現実になった。ロシア軍のウクライナへの軍事侵攻が始まった。 1941年12月8日の多くの心ある人々の衝撃もこうであっ
本文を読む本郷三丁目をご通行のみなさま、ご近所のみなさま、「本郷湯島9条の会」です。
著者: 澤藤統一郎(2022年1月11日) 2022年初めての街宣行動は冷雨の中でのこととなった。用意した、「9条改憲反対」署名用紙をひろげることができない。結局手作りのプラスターが主役となって、傘を差して歩く通行人の目を惹いた。 ★人
本文を読む岸田文雄の羊の仮面にだまされてはならない。その「敵基地攻撃能力」保有論の危険。
著者: 澤藤統一郎(2022年1月9日) 岸田文雄が、あちらこちらで年頭所感を述べている。この人の物腰には、安倍晋三や菅義偉のようなトゲトゲしさがなく、乱暴も虚勢も感じられない。真面目にものを言っている雰囲気がある。だから、安倍や菅や麻
本文を読む「五黄の寅の元日生れ」であった、私の父。
著者: 澤藤統一郎(2022年1月1日) 2022年、「五黄の寅」年の元日である。私の父・澤藤盛祐(1914年1月1日生~1997年8月16日没)のことを語りたい。父は、「五黄の寅の元日生れ」である。 「五黄の寅」も「元日生れ」も誇る
本文を読む批判されない権力は間違う。批判を許さない権力は間違を修正できない。
著者: 澤藤統一郎(2021年12月9日) 昨日の当ブログの記事「1941年12月8日、このときの過ちを繰り返さないために」を読み直すと不満足と言うしかない。本日はその補訂である。 不満足は、なによりも「繰り返してはならない12月8日
本文を読む1941年12月8日、このときの過ちを繰り返さないために。
著者: 澤藤統一郎(2021年12月8日) 他の日ならぬ12月8日である。80年前のこの日に、我が国は後戻りのできない亡国への急傾斜を滑り始めた。行き着く先のどん底が1945年8月15日、この日に日本は一度亡びたのだ。市街地に繰り返され
本文を読む国家は、戦死を美化する。国民の戦意を高揚するために。
著者: 澤藤統一郎(2021年12月7日) 明日が12月8日。旧日本軍の真珠湾奇襲から80周年となる。「奇襲」とは、要するに「不意打ち」であり、「だまし討ち」ということである。現地時間では1941年12月7日、日曜日の朝を狙った卑怯千万
本文を読む戦時中の国民学校は、「死のみちを説きし学舎」だった。
著者: 澤藤統一郎(2021年10月11日) 「南日本新聞」は鹿児島県の地方紙。発行部数は25万部を超えるそうだ。九州の地方紙としては西日本新聞に次ぐ規模だという。そのデジタル版の昨日(10月10 日)11:03の記事を知人から紹介された
本文を読む「対テロ戦争20年」はいったい何だったのか。
著者: 澤藤統一郎(2021年9月11日) 9・11の衝撃から、今日でちょうど20年。あの同時多発テロ事件とは何だったのか。そして、「対テロ戦争」とは。単純にまとめ切れないが、「平和新聞」(9月5日号)の特集記事に、9・11に引き続くア
本文を読む22年間頓挫していた「東京都平和祈念館」建設に光明
著者: 澤藤統一郎(2021年8月19日) 現代の日本は、先の大戦における敗戦の惨禍の中から生まれた。「政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすること」こそが国是である。この「戦争の惨禍」「敗戦の惨禍」を繰り返し記憶し承
本文を読む「お父さん、教えてください。なぜ戦争に行ったのですか」
著者: 澤藤統一郎(2021年8月17日) 一昨日(8月15日)には、政府主催の式典だけでなく、東京都と都遺族連合会共催の戦没者追悼式が都庁で開かれている。知事や遺族ら90人が参列した。 遺族を代表して追悼の言葉を述べたのは、遺族会女
本文を読む兵営の父から一歳半の私に宛てた一枚のハガキ
著者: 澤藤統一郎(2021年8月16日) 私の父・澤藤盛祐(1914年1月1日生)は2度陸軍に徴兵され、海軍には徴用されている。彼自身が生前に残したメモによるとこんな具合だ。 第1回招集 3年7か月 帰郷 10か月 海軍
本文を読む遺骨が眠る沖縄南部の土を辺野古基地建設の埋立に使うことの非人道性
著者: 澤藤統一郎2021年8月15日) 戦後76年目の8月15日。日本武道館で恒例の全国戦没者追悼式が行われた。出席した天皇(徳仁)の挨拶の内容は比較的穏やかなものだった。その最後の一節が次のとおり。 「ここに、戦後の長きにわたる平
本文を読む「もっと生きていたかった ー 風の伝言」
著者: 澤藤統一郎(2021年8月11日) 不定期刊の「風のたより」を送ってくれる石川逸子さんから、新刊書をいただいた。「もっと生きていたかった ー 風の伝言」という33編の詩集。 出版した一葉社の解説には、「『生きたいのに生きられな
本文を読む「小さな怯懦」が積み重なって、もの言えぬ社会が作りあげられていく ー 「平和を願う文京・戦争展」に区教育委員会は今年も後援不承認
著者: 澤藤統一郎(2021年8月10日) 8月は、あの戦争を振り返り、平和を語るべきとき。まさしく、そのような8月の企画として、「平和を願う文京・戦争展」(主催・日中友好協会文京支部)が今年も開催された。一昨年、昨年に続く3回目の企画
本文を読む我が町の「戦争の足跡」を追う意味
著者: 澤藤統一郎2021年8月5日) 戦争の悲惨と不合理を語り、平和の尊さを確認すべき8月。ところが、今年はコロナ禍に強行された東京五輪のことばかりを語らざるを得ない。あの戦争について何か書かねばならないと思っているところに、たまたま
本文を読む本郷三丁目の街角で ー 憲法9条の理念を訴える。
著者: 澤藤統一郎(2021年3月9日) 皆さん、明日が3月10日です。あの、東京大空襲の日。76年前の3月10日、東京下町は252機のB29による空襲で一面の火の海となりました。一夜にして10万の人々が殺戮され、100万人が焼け出された
本文を読む軍隊とは、本質的に民主主義の敵対物である。
著者: 澤藤統一郎(2021年2月26日) 1936年2月26日、東京は雪であったという。降雪を衝いて陸軍青年将校のクーデターが決行された。反乱軍は、首相官邸を襲撃し「君側の奸」とされた政府要人を殺害したが、陸軍上層部の同調を得られなかっ
本文を読むソウル中央地裁慰安婦判決 ー 被害者と向き合う好機にせよ
著者: 澤藤統一郎(2021年1月8日) 「韓国裁判所が慰安婦被害者勝訴判決…『計画的、組織的…国際強行規範を違反』」こういうタイトルで、韓国メディア・中央日報(日本語版)が、以下のとおり伝えている。 旧日本軍慰安婦被害者が日本政府を相手
本文を読む香港に「平和」はあるだろうか。中国にはどうだろうか。
著者: 澤藤統一郎(2021年1月3日) 昨日の毎日新聞デジタルに、「『へいわって…?』 激動の香港で日本の絵本が読まれている理由」という記事がある。 https://mainichi.jp/articles/20210101/k00/0
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