戦争と平和の執筆一覧

ロシアの侵略に抗議する人と、その抗議の声明を削除する権力と。

著者: 澤藤統一郎

(2022年3月10日)  3月10日、東京大空襲の日。日本人が戦争の悲惨さを、自らのこととして身に沁みて知った日である。この日、一夜にして10万人の東京の住民が焼き殺された。悲劇の極みである。東京の下町を歩けば、あちこ

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独裁者へのへつらいと、毅然たる批判と。ロシア・アスリートの好対照。

著者: 澤藤統一郎

(2022年3月9日)  プルシェンコという人物をご存知だろうか。ロシア人のフィギュアスケート選手で、かつてのスーパースターだという。このアスリートが、6日インスタグラムにこんな投稿をしたと報道された。  毎日7日夕刊の

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「侵略者を糾弾する」「平和を守れ」と声を上げよう。その声はロシアに届く。平和を実現する力にもなる。

著者: 澤藤統一郎

(2022年3月8日)  本日は、「本郷湯島九条の会」による、「本郷三丁目交差点・かねやす前」の月例昼休み街頭宣伝活動。あいにくの真冬の寒さ、午前中の冷雨。しかも、コロナ禍収まらぬさなか。それでも、常連が集まって、マイク

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今や、国際世論がロシアの侵略を阻止する現実的な力になりつつある。

著者: 澤藤統一郎

(2022年3月3日)  世界が、ロシアに怒っている。ロシアによって引き起こされた戦争に怒っている。世界中の人々が無法者プーチンを糾弾している。ウクライナへの軍事侵攻は、ロシアとプーチンの孤立をもたらした。そのことによっ

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ロシアに侵略されたウクライナを批判する、大国意識丸出しの中国外交官発言

著者: 澤藤統一郎

(2022年3月2日)  2月24日以来、一刻も心穏やかではいられない。今も、キエフで、ハリコフで、市民が砲撃に曝されている。ロシア兵の命も無駄に失われている。両国民の血が無意味に流され続けている。何という、愚かしい悲惨

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「侵略者ロシアはウクライナから撤退せよ」「無法者プーチンよ恥を知れ」

著者: 澤藤統一郎

(2022年2月25日) 「平和」とは、こんなにも、もろくはかなく壊れやすいものだったのか。 あらためて、創らねばならないと思う。軍事の均衡による危うい「平和」ではなく、確かな平和を、崩れぬ本当の平和を。 相互の信頼に基

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軍事侵攻に踏み切ったプーチンに、最大限の国際世論の非難を。

著者: 澤藤統一郎

(2022年2月24日)  大袈裟ではなく、仰天動地の事態である。膝が震えるような衝撃。「まさか」が、現実になった。ロシア軍のウクライナへの軍事侵攻が始まった。  1941年12月8日の多くの心ある人々の衝撃もこうであっ

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本郷三丁目をご通行のみなさま、ご近所のみなさま、「本郷湯島9条の会」です。

著者: 澤藤統一郎

(2022年1月11日) 2022年初めての街宣行動は冷雨の中でのこととなった。用意した、「9条改憲反対」署名用紙をひろげることができない。結局手作りのプラスターが主役となって、傘を差して歩く通行人の目を惹いた。  ★人

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岸田文雄の羊の仮面にだまされてはならない。その「敵基地攻撃能力」保有論の危険。

著者: 澤藤統一郎

(2022年1月9日)  岸田文雄が、あちらこちらで年頭所感を述べている。この人の物腰には、安倍晋三や菅義偉のようなトゲトゲしさがなく、乱暴も虚勢も感じられない。真面目にものを言っている雰囲気がある。だから、安倍や菅や麻

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批判されない権力は間違う。批判を許さない権力は間違を修正できない。

著者: 澤藤統一郎

(2021年12月9日)  昨日の当ブログの記事「1941年12月8日、このときの過ちを繰り返さないために」を読み直すと不満足と言うしかない。本日はその補訂である。  不満足は、なによりも「繰り返してはならない12月8日

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「お父さん、教えてください。なぜ戦争に行ったのですか」

著者: 澤藤統一郎

(2021年8月17日)  一昨日(8月15日)には、政府主催の式典だけでなく、東京都と都遺族連合会共催の戦没者追悼式が都庁で開かれている。知事や遺族ら90人が参列した。  遺族を代表して追悼の言葉を述べたのは、遺族会女

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遺骨が眠る沖縄南部の土を辺野古基地建設の埋立に使うことの非人道性

著者: 澤藤統一郎

2021年8月15日)  戦後76年目の8月15日。日本武道館で恒例の全国戦没者追悼式が行われた。出席した天皇(徳仁)の挨拶の内容は比較的穏やかなものだった。その最後の一節が次のとおり。  「ここに、戦後の長きにわたる平

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「小さな怯懦」が積み重なって、もの言えぬ社会が作りあげられていく ー 「平和を願う文京・戦争展」に区教育委員会は今年も後援不承認

著者: 澤藤統一郎

(2021年8月10日)  8月は、あの戦争を振り返り、平和を語るべきとき。まさしく、そのような8月の企画として、「平和を願う文京・戦争展」(主催・日中友好協会文京支部)が今年も開催された。一昨年、昨年に続く3回目の企画

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軍隊とは、本質的に民主主義の敵対物である。

著者: 澤藤統一郎

(2021年2月26日) 1936年2月26日、東京は雪であったという。降雪を衝いて陸軍青年将校のクーデターが決行された。反乱軍は、首相官邸を襲撃し「君側の奸」とされた政府要人を殺害したが、陸軍上層部の同調を得られなかっ

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ソウル中央地裁慰安婦判決 ー 被害者と向き合う好機にせよ

著者: 澤藤統一郎

(2021年1月8日) 「韓国裁判所が慰安婦被害者勝訴判決…『計画的、組織的…国際強行規範を違反』」こういうタイトルで、韓国メディア・中央日報(日本語版)が、以下のとおり伝えている。 旧日本軍慰安婦被害者が日本政府を相手

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