野田首相をはじめ先進国の首脳が、不参加の態度で軽視した国連主催の「持続可能な開発会議」が世界に残した課題は何か。それは「グリーン経済」(緑の経済)、すなわち環境保護と経済成長の両立をめざす試みの成否である。 20年前
本文を読む新聞社説の執筆一覧
「いのちの安全保障」を提唱する -大震災から1年、いま論ずべきこと -
著者: 安原和雄日本そのものが再生への道を模索しているときである。大震災から1年のこの機会に新聞メディアもありきたりの社説から脱皮して、再生日本を担うジャーナリズムとしての「責任」を自覚し、担ってほしい。そのキーワードとして新しい安全
本文を読む首相初の日米会談と米軍基地問題 -「沖縄の声」に耳を傾けるとき-
著者: 安原和雄野田首相にとって初めての日米首脳会談は今後の日米関係に何をもたらすか。最大の懸案である沖縄・米軍普天間飛行場を名護市辺野古へ県内移設する日米合意は実現するのか。答えは明白に「否」である。それが「沖縄の声」である。「国外・
本文を読む「ドジョウ内閣」は発足したけれど -新聞社説の批判力を採点する-
著者: 安原和雄社説で野田内閣を「ドジョウ内閣」と呼んでいるのは東京新聞である。野田佳彦首相が民主党代表選で自らを地味なドジョウにたとえたことに始まる。詩人相田みつをさんの「どじょうがさ金魚のまねすることねんだよなあ」にちなんだもので、
本文を読むなぜ原発ゼロを主張しないのか -終戦記念日の新聞社説に物申す-
著者: 安原和雄今年(2011年)の終戦記念日は昨年までとは性格を異にしている。いうまでもなく「3.11」(東日本大震災と原発惨事)という、戦後史上未経験の新事態の発生が背景にある。あるメディアは社説で提案している。「戦後は終わった。震
本文を読む今こそ「脱原発」へ正しい判断を -女子中学生の新聞投書は訴える-
著者: 安原和雄「大人は脱原発で正しい判断を」と訴える女子中学生の新聞投書に注目したい。若者たちから大人につきつけられた不信任の声であり、なぜ大人たちは「脱原発」への正しい判断ができないのか、という焦燥感に駆られた心の叫びとも言えるので
本文を読むテロ根絶のためにこそ平和憲法を -2011年憲法記念日の社説を読んで-
著者: 安原和雄本年2011年の憲法記念日の新聞社説はこれまでと違って憲法論議一色ではない。国際テロ組織アルカイダの指導者、ビンラディン容疑者が米軍によって殺害されたニュースが飛び込んできたためである。従来通りの憲法論議派とテロ論議派
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