日の丸君が代の執筆一覧

3月1日《「日の丸・君が代」強制の是正を求める ILO/ユネスコ勧告実施市民会議》発足集会のご案内

著者: 澤藤統一郎

日本政府と各地の教育委員会、とりわけ東京都教育委員会は、ILO・ユネスコ勧告の基本理念をしっかりと理解しなければならない。国旗国歌の強制、しかも懲戒処分までしてする「日の丸・君が代」への敬意表明の強制は、世界標準からみて

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東京都教育委員会に、東京「君が代」裁判弁護団から、抗議と要請を申しあげる。

著者: 澤藤統一郎

以下は、弁護団会議の議論にもとづいて、私が起案した飽くまでもドラフトである。もちろん、まだ弁護団の正式文書ではない。これが正式文書になるまでには、幾重もの加除添削が行われることになる。その議を経ていない、私個人の考え方を

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二見伸吾(府中町議・共産党),渾身の「議場に日の丸」反対討論。

著者: 澤藤統一郎

本日のブログは、やや長文だが理屈っぽくなく、読み易い。生き生きとした活動家の奮闘ぶりを紹介するもの。 広島県「(安芸)府中町」は人口5万余。県外の者には紛らわしいが、県東の「(備後)府中市」とは異なる。マツダの企業城下町

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嫌いな言葉は「愛国心」。「真の愛国者」はなおさらいけない。

著者: 澤藤統一郎

嫌いな言葉は山ほどある。なかでも、「愛国」「愛国者」「愛国心」はその最たるもの。憂国・国士・祖国・殉国・忠義・忠勇など、類語のすべてに虫酸が走る。「真の愛国者」は、なおいけない。生理的に受け付けない。 パトリオティズムや

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ILOとユネスコが、「日の丸・君が代」強制問題に是正勧告

著者: 澤藤統一郎

安全保障理事会と総会ばかりが国連ではない。国連はいくつもの専門機関を擁して、多様な人権課題に精力的に取り組んでいる。労働分野では、ILO(国際労働機関)が世界標準の労働者の権利を確認し、その実現に大きな実績を上げてきた。

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自分自身の思想と良心を守り抜いた原告の皆さまに敬意を表します。

著者: 澤藤統一郎

東京「君が代裁判」4次訴訟の終了報告集会にご挨拶申し上げます。 提訴から最高裁決定で確定するまでの、事件の経過や各審級の判決内容は、平松真二郎弁護団事務局長から報告があったとおりですので、私は別の角度からのお話しをさせて

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本日(4月20日)の東京新聞「こちら特報部」に、国旗国歌強制の是非を問う記事。

著者: 澤藤統一郎

本日(4月20日)の東京新聞「こちら特報部」に、「進んだ愛国心強制」「日の丸・君が代 問われた平成」というタイトルの記事。都教委の「日の丸・君が代」強制と、それへの抵抗の運動と訴訟の記事がメインとなっている。もう一つのテ

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東京「君が代」裁判4次訴訟 最高裁決定で「減給処分取消の一部勝訴確定」のお知らせ

著者: 澤藤統一郎

弁護士の澤藤です。東京「君が代」裁判・4次訴訟について、最高裁の決定が出ましたので、お知らせの記者会見を行います。 ご承知のとおり、「10・23通達」が発出された2003年10月23日以来、都内公立校の卒業式・入学式にお

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ILOが日本政府に、「日の丸・君が代」強制の是正勧告

著者: 澤藤統一郎

本日(3月30日)の東京新聞に下記の記事。ILO(国際労働機関)が、日本政府に「教員に対して『日の丸・君が代』を強制せぬよう是正勧告を出した、という内容。いささかの感慨をもって読んだ。 「ILO、政府に是正勧告」のメイン

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国旗・国歌(日の丸・君が代)強制の撤回に関する都教委への申し入れ

著者: 澤藤統一郎

われわれは、教育長を筆頭とする都の教育委員に面会を申し入れているが実現しない。テーマによっては、教育庁の人事部長や指導部長との直接交渉もしたいのだが、教育情報課長段階でブロックされる。やむなく、情報課長の背後にある、教育

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「天皇在位30年」 祝意の押し付けは、まっぴらご免だ。

著者: 澤藤統一郎

久しぶりに小石川植物園を散策した。梅の盛りである。紅梅・白梅みごとなものだ。ヒガンザクラも椿も彩りを添えている。吹く風もほの暖かく、沈丁花の香りを運んでくる。天気は晴朗、いつもはうるさいヒヨドリの鳴き声も今日はさわやかに

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嗚呼、都教委の思い込み ― 「日の丸・君が代」強制は正しいか

著者: 澤藤統一郎

本日(2月1日)、久しぶりの最高裁庁舎。何度行っても、重苦しい雰囲気。訪ねて楽しいところではない。この雰囲気に慣れることはできそうにない。それでも出かけたのは、東京「君が代」裁判・4次訴訟が係属しているからだ。 東京「君

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赤池誠章さん、お間違いの訂正を。そして、「日々勉強!」を。

著者: 澤藤統一郎

赤池誠章という参議院議員がいる。自民党の文部科学部会長。文部科学省の陰に隠れて前川喜平攻撃をしたことで、人に知られるようになった。極右の教育を行う日本航空総合専門学校長を務めていたことでも、私のブログに取りあげたことがあ

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教員が生徒の前で堂々と自己の信念を貫くことこそが教育ではないか。

著者: 澤藤統一郎

千代田区の私立正則学園高校の教員約20人が1月8日朝ストライキを実施したことが大きな話題となっている。今の時代、ストライキが珍しい。教員のストライキは、なおさら珍しい。報道が大きい。インパクトが大きいのだ。 本来、ストラ

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自分の思想・良心は、連続した1個のものだ。処分の累積加重は、悪質な思想転向の強要そのものである。

著者: 澤藤統一郎

東京都教育委員会は、自由も人権も憲法も民主義も知らない。もちろん、思想・良心・信仰の自由のなんたるかも知らない。その侵害を受けている人の苦悩を知ろうともしない。都教委が心得ているのは、国家至上主義強制の技術だけ。200年

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「10・23通達」発出のこの日に、「明治150年記念式典」

著者: 澤藤統一郎

1868年10月23日、150年前の今日。「明治改元の詔」なるものが出たのだという。「それがどうした?」「だからなんだ?」「改元が目出度いか?」と言いたいところだが、政府は8月10日の閣議で、政府主催の記念式典を行うこと

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人は「日の丸・君が代」を押しつけられて生くべきものにあらず

著者: 澤藤統一郎

「人はパンのみにて生くるものにあらず」は、古今を通じての出色の名言。 マタイ伝の文語訳では、「人の生くるはパンのみに由るにあらず、神の口より出づる凡ての言に由る」となっているそうだが、これは凡人の一文。後半を切り捨てるこ

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9歳女児の国歌斉唱拒否に脱帽 ― オーストラリア国歌の先住民差別に抗議

著者: 澤藤統一郎

アメリカではなく、オーストラリア国歌の斉唱拒否が話題となっている。拒否者が9歳の女児だということと、これに保守派の政治家が大仰に噛みついたことで、大きなニュースになった。いろんなことを考えさせられるし、考えなければならな

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憲法と落語(その3) ― 「天狗裁き」は、〈沈黙の自由〉を語っている。

著者: 澤藤統一郎

『天狗裁き』は、実によくできた面白い噺。奇想天外なこのストーリーを考え出した才能には脱帽するばかり。志ん生が得意とする演目という印象だが、実は典型的な上方話で、今も上方で語られているという。 寝ていた八五郎が女房に揺り起

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最高裁の「君が代」判決に、読売社説の追従と小林節の指弾

著者: 澤藤統一郎

7月19日の、再雇用拒否第2次訴訟最高裁判決。各紙の社説を見てきたが、朝日・毎日・東京・道新などが確乎とした批判の論陣。これに対し、判決を肯定的に評価したのは産経一紙のみだった。 本日(7月30日)、読売社説が産経に与し

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