(2022年10月10日) 天候は忖度しない。爽やかな秋空がひろがる今日ではなく、雨模様のどんよりした、「体育の日」改め「スポーツの日」。この祝日の起源は、1964年の東京オリンピック。当時私は大学2年生でアルバイトに
本文を読む格差・貧困の執筆一覧
「貯蓄から投資へ」とは、いったいどんなことなのか。
著者: 澤藤統一郎(2022年6月13日) いまや流行り言葉になってしまった「貯蓄から投資へ」。岸田内閣の大真面目な経済政策なのだが、これは、一昔前からの悪徳業者のセールストークなのだ。「リスクを取らねば損をする」「何もしないのも実はリ
本文を読む日本経済の再生は、与党惨敗からしかありえませんね。
著者: 澤藤統一郎(2022年6月11日) え~、キシダフミオです。自分では、ごくごく普通の日本人としてのレベルの知性と教養をもっているつもりです。前任者と前々任者の知性と教養のレベルが、そりゃひどいものでしかないから、それと比べれば私
本文を読む内閣不信任案否決の過程に見えてくる各党の政治姿勢
著者: 澤藤統一郎(2022年6月9日) 本日の衆院本会議で、立憲民主党提出の岸田内閣不信任案が賛成少数で否決された。現状での否決という結果自体は予想されたところ。むろん、大切なのはプロセスである。この不信任案への対応で各党の姿勢がよく
本文を読む参院選直前に吹いてきた、「物価高」という与党への逆風。
著者: 澤藤統一郎(2022年6月8日) 来週の水曜日、6月15日に通常国会が閉幕する。そして、参院選公示となり、7月10日投開票となる。 有権者の関心事は、けっして憲法改正にはない。そしてコロナでもなくなった。主要な論争点の一つは、
本文を読む幸田露伴「渋沢栄一伝」異聞
著者: 澤藤統一郎(2021年2月15日) したたかなはずの資本主義だが、誰の目にもその行き詰まりが見えてきている。環境問題、エネルギー問題、貧困・格差…。とりわけ、新自由主義という資本主義の原初形態の矛盾が明らかとなり、グローバル化が事
本文を読むコロナが突きつける問 -「国家は何のためにあるのか」
著者: 澤藤統一郎(2021年1月2日) めでたくもないコロナ禍の正月。年末までに解雇された人が8万と報じられたが、そんな数ではあるまい。暗数は計り知れない。一方、株価の上昇は止まらない。なんというグロテスクな社会。あらためて、この国の歪
本文を読む制度と人と ― 西村秀夫さんを思い出す
著者: 澤藤統一郎なにかの折に、ふと袖触れあった人を思い出すことがある。その一人に西村秀夫という人がいる。東大の駒場で、新入生として一度だけ口をきいたことがある人。1963年春のことだ。この人は、「教養学部学生部長」という肩書だったはず。
本文を読むこの参院選を、《年金一揆》に、《税制一揆》に。
著者: 澤藤統一郎普段はご無沙汰ばかりで、選挙になると、とたんに親しげな顔をして折り入ってのお願い。評判の悪いことは承知ですが、やっぱり今回も恒例の「折り入ってのお願い」です。 今回の参院選挙は、いつもの選挙とはひと味違う大事な選挙なんで
本文を読む冷酷な統計が示す、これが平均的国民の老後年金生活。
著者: 澤藤統一郎昨日(7月2日)、厚労省が2018年の「国民生活基礎調査の概況」を公表した。下記の両URLで、その報告を見ることができる。 https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/
本文を読むアベノミクスがもたらした格差・貧困への怒りを投票行動に
著者: 澤藤統一郎参院選が近い。総選挙との同日ダブル選はなくなった模様。 政権としては、「どうせこのままでは支持率はジリ貧。すこしでも勝てる見込みがあれば、今のうちにダブル選挙」だったであろうが、そこまで踏み切れなかったということだ。6月
本文を読む船橋秀人君! 君こそ、東洋大学の希望だ。
著者: 澤藤統一郎東洋大学と竹中平蔵、哲学とゼニの取り合わせ。高邁な理想を掲げる大学に、政治絡みでの儲け方だの節税手口だのを教えようというのだろうか。この違和感に、学内から批判の声が上がったのは真っ当な反応ではないか。 話題の人、同大学4
本文を読む「資本の論理」を野放しにさせない「憲法の人間性」
著者: 澤藤統一郎資本主義というものは合理的な経済システムである。個別資本が、それぞれに最大限利潤を追求するための合理的判断を重ねていくプロセスでもある。資本の合理的判断は本質的に冷酷なものであって、ヒューマニズムとは無縁というべきである
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