1990年代を通じて、フェティシズム研究の一助としてフレイザー『金枝篇』に関心を持ってきた私は、2004年から『金枝篇』(全8巻+別巻の完結版、のちに全10巻に変更、国書刊行会)の監修に着手した。以下に序文を引用するこ
本文を読む歴史知の執筆一覧
近代的自我の横超と歴史知研究
著者: 石塚正英思想家の吉本隆明は、著作『未来の親鸞』(春秋社、1990年)の中で、作家宮沢賢治の宗教観にかんしてこう記述している。「宮沢賢治という人は「あの世」をわりに実体化していましたから、「あの世」にいった妹さんとさかんに交信し
本文を読む〔休憩室〕歴史知研究会―2―
著者: 石塚正英このコーナー〔休憩室〕は「ちきゅう座」田中正司初代運営委員長の提案で設置されましたが、しばらく開店休業でした。力量にみあう範囲で再開します。今回は「歴史知研究会」のその後です。 1999年10月創立。科学知・理論知に押し
本文を読む