(2020年8月30日) 関東弁護士会連合会が発行する、「関弁連だより」に掲載されたアパホテル専務インタビュー記事。何の問題意識もなく、あたかもアパホテルグループを普通の企業のように扱うその編集者の感覚に驚愕せざるを得な
本文を読む歴史認識の執筆一覧
私が生まれた当時は、戦時中だった。
著者: 澤藤統一郎(2020年8月29日) 本日は私の誕生日。私は、1943年の今日(8月29日)盛岡で生まれた。その日、母が龍を呑んだ夢を見たとか、白虹が日を貫いたとかの奇瑞はまったく生じていない。ごく普通の暑い日だったようだ。 言うま
本文を読むアパホテル記事について、関弁連に対する公開質問状。
著者: 澤藤統一郎公 開 質 問 状 2020年8月17日 関東弁護士会連合会 理事長 伊藤茂昭殿 質問者 別紙に記載の弁護士 計65名 私たちは、関東弁護士会連合会傘下の単位会に所属する弁護士の有志です。 連合会執行部におかれては、弁護
本文を読むいまなお、ニホン刑事司法の古層に永らえている《思想司法=モラル司法》の系譜
著者: 澤藤統一郎(2020年8月5日) 関東学院大学に、宮本弘典さんという刑事法の教授がいる。 この方が、紀要「関東学院法学」(第28巻第2号)に、「ニホン刑事司法の古層・再論 1:思想司法の系譜」という論文を掲載されている。貴重なもの
本文を読む「第2回 平和を願う 文京戦争展・漫画展」開催のお知らせ
著者: 澤藤統一郎(2020年8月4日) 期間:2020年8月10日(月)~12日(水) 時間:8月10日 13:00~18:00 8月11日 10:00~18:00 8月12日 10:00~16:00 場所:文京シビックセン
本文を読む朝日社説「虐殺の史実 都は改ざんに手貸すな」に敬意
著者: 澤藤統一郎(2020年7月25日) 本日(7月25日)の2本の朝日社説。ひとつは、「朝鮮人犠牲者追悼式」に対する小池知事の姿勢を批判するもの。そうして、もう一つが「検察刷新会議」の議論の在り方についてのもの。いずれも、分かり易く説
本文を読む嘆かわしや、「関弁連だより」にアパホテルの提灯記事。
著者: 澤藤統一郎(2020年7月5日) 昨日(7月4日)のこと、東京弁護士会から会報「リブラ」が届いた。それに、6ページの「関弁連だより」が同封されている。これを見て驚いた。巻頭を飾っている記事が、どうみても「アパホテルの宣伝」なのだ。
本文を読む60年前の伊達判決に、独立した裁判官像を見る。
著者: 澤藤統一郎60年前の今日、1960年1月19日に「新」日米安保条約が調印された。この条約批准に反対する国民的大運動が「安保闘争」である。高揚した国民運動に岸信介政権と自民党は議会の数の力で対抗した。 5月19日衆議院での会期延長強
本文を読む12月27日韓国憲法裁判所・慰安婦合意案件却下決定は、『最終的かつ不可逆的解決』の法的効果を否定したものと読むべきである。
著者: 澤藤統一郎私は、2012年4月に韓国憲法裁判所を見学し,判事補の一人の見事な日本語通訳を介して懇篤な説明を受けた。その際の、「人権擁護のための真摯な姿勢」に深い感銘を受けた。そして、「世論調査によれば、韓国内で最も信頼に足りる団体
本文を読むアベ絶対支持派の中身は?
著者: 澤藤統一郎共同通信社が14(土)、15(日)の両日に実施した全国電話世論調査によると、安倍内閣の支持率は42.7%で、11月の前回調査から6.0ポイント下がった。不支持率は43.0%で、支持と不支持の逆転は昨年12月以来だという。
本文を読む表現の自由を錆び付かせない努力を。
著者: 澤藤統一郎今振り返って、「あいちトリエンナーレ」の「表現の不自由展・その後」に対する妨害問題は衝撃だった。結果として妨害行為に反撃する世論の健在が示されたとは言え、表現の自由を貫徹するにはある種の覚悟が必要な時代にあることを痛感さ
本文を読む「戦争で死ぬ覚悟をするのなら、なぜ死ぬ覚悟で戦争に反対しなかったのか」ー特攻隊員だった岩井兄弟(99歳・97歳)の証言
著者: 澤藤統一郎戦争体験の承継は、時代の重要な課題である。終戦直後には、国民すべてが戦争体験者だった。その後しばらく、戦争体験の交流はあっても、世代間の伝承が課題として意識されることは世の大勢ではなかった。しかし、まったく戦争を知らない
本文を読む徴用工訴訟韓国大法院判決から間もなく1年
著者: 澤藤統一郎本日は、日本民主法律家協会の理事会。その席で、川上詩朗弁護士による1時間余の講演を拝聴した。タイトルは、「日韓関係を解決する道すじは? - 韓国人徴用工問題・慰安婦問題を読み説きながら」というもの。詳細なレジメとパワポを
本文を読むいま読むべき「戦前不敬発言大全」のお薦め
著者: 澤藤統一郎私の手許に、「戦前不敬発言大全」という分厚い一冊がある。この本の副題が長い。「落書き・ビラ・投書・怪文書で見る、反天皇制・反皇室・反ヒロヒト的言説」というのだ。戦前の体制側記録である「特高月報」「思想旬報」「憲兵隊記録」
本文を読む2019年10月、「消費増税」と「表現の不自由展・その後」再開と
著者: 澤藤統一郎ご近所のみなさま、ここ本郷三丁目交差点をご通行中の皆さま。 こちらは、「本郷湯島九条の会」です。日本国憲法と平和をこよなく大切なものと考え、憲法の改悪を阻止し、憲法の理念を政治や社会の隅々にまで活かすことを大切という思い
本文を読む徴用工問題の法的関係は、こう考えるべきである。
著者: 澤藤統一郎田中均(元外務審議官)といえば、テロ煽動家・石原慎太郎から、「爆弾を仕掛けられて、当ったり前の話だ」と中傷されたお人。石原からこう言われているのだから、立派な人であることはお墨付き。以来、この人の言には耳を傾けているが、
本文を読む『「歴史認識」とは何か』(大沼保昭著聞き手江川紹子)と『「慰安婦」問題とは何だったか』(大沼保昭)
著者: 三上 治(1) 何かがあると、便乗本が書店に溢れる。テレビの大河ドラマが決まるとその主人公に因んだ本がどっと出てくる。例えば、ある年の大河ドラマに『西郷どん』(せごどん)が決定したら、西郷本(西郷隆盛に関する本)が店頭を占拠した
本文を読むご存知ですか。フジ住宅というヘイト企業があることを。
著者: 澤藤統一郎上には上があるというベきか。あるいは、下にはさらに下があると驚くべきか。オーナーの身勝手なヘイト志向の信念を従業員に押し付けるブラック企業としてはDHCが極め付けと思っていた。が、世の中は広い。DHCに勝るとも劣らぬ企業
本文を読む政府の悪辣な仕打ち。補助金不交付で表現の自由を圧迫。
著者: 澤藤統一郎「えっ、まさか。」「そこまでやるか。」「いくらなんでも,やり過ぎだろう。」というのが第一印象だった。文化庁の「あいちトリエンナーレ補助金不交付」問題である。主催の愛知県は、上からは国の、下からは名古屋市の挟撃に苦戦の感。
本文を読む日の当たる場所で、ネトウヨ策動を許してはならない。
著者: 澤藤統一郎どんな内容のニュースなのか、急には呑みこめなかった。「『朝鮮通信使は凶悪犯罪者集団』杉並区議、本会議で発言」という見出しの朝日新聞記事のこと。 「東京都杉並区の佐々木千夏区議(46)が、区議会本会議で『朝鮮通信使』につい
本文を読む「《壁を橋に》プロジェクト」 ― 「表現の不自由展」再開に向けて
著者: 澤藤統一郎一昨日(9月17日)の夕刻、「表現の不自展・実行委員会」が主催する「《壁を橋に》プロジェクト 今こそ集会(in東京)」に足を運んだ。200人の参加で、盛会だったことに安堵の思いである。 仮処分申立報告と支援要請を中心とし
本文を読む1923年朝鮮人大虐殺を記憶せよ
著者: 澤藤統一郎一昨日(9月15日)の午後、東大本郷キャンパスで「日本の植民地支配と朝鮮人虐殺」と題する集会があった。発会したばかりの「1923関東朝鮮人大虐殺を記憶する行動」が主催するもので、発会記念の講演会だった。本日(9月17日)
本文を読む菅義偉さん、誰の原稿でそんなこと喋っているの? ホントにそれで大丈夫?
著者: 澤藤統一郎3日前(9月12日)の午後、菅義偉官房長官は記者会見で日韓関係について語っている。その内容を、同日夕刻のNHK NEWS WEBが以下のとおり簡潔に伝えている。 見出しは、「日韓請求権協定の順守 大原則」「『徴用』問題で
本文を読む「知ってますか」 日本が朝鮮の皇后に何をしたかを。
著者: 澤藤統一郎*(編集部注)関連する記事をご紹介いたします。是非ご照覧下さい。 https://chikyuza.net/archives/1100 朝鮮王妃殺害事件の調査補遺 醍醐 聡 2010年 6月 5日 https://chi
本文を読むよりによって,私の誕生日は「韓国併合の日」
著者: 澤藤統一郎8月29日から10日が経過した。 8月29日を意味ある日として記憶されている人がいるだろうか。この日は、私の誕生日である。夏の盛りを過ぎ、もうすぐ夏休みも終わろうというこのころ。私の誕生日に関心をもつ人は、昔も今も殆どな
本文を読む「知ってますか」 日本が朝鮮の民衆に何をしたかを。
著者: 澤藤統一郎昨今の不愉快極まりない、「嫌韓」の嵐。官邸・外務省が発生源で、メディアと右翼「言論人」がこれを煽っての悪乗り現象。さすがに、そろそろこのバカバカしい騒動に終止符を打とうという良識派の論調が見えはじめている。 本日(9月7
本文を読む1923年住民による国恥と、2019年都知事による国恥と。
著者: 澤藤統一郎本日(9月1日)、は「防災の日」であるとともに、私が名付けた「国恥の日」。 東京都墨田区・横網町公園において、しめやかに「関東大震災96周年 朝鮮人犠牲者追悼式典」が挙行された。同公園内の「関東大震災朝鮮人犠牲者追悼碑」
本文を読むいざ、モンゴルの大平原へ。ノモンハンへ。
著者: 澤藤統一郎本日(8月22日)、私は内蒙古ハイラルへの旅の途上である。帰京は8月28日夕刻の予定。おそらく、ハイラルでお分かりの方は少なかろう。ノモンハンの近くの街である。戦前、このハイラルに第23師団の本部があった。そして、その近
本文を読むこの悲劇 繰り返しはせぬ ― 朝鮮人犠牲者追悼式典にご参加を
著者: 澤藤統一郎関東大震災96年 朝鮮人犠牲者追悼式典 日時 2019年9月1日(日) 午前11時~ 都立横網町公園(東京都墨田区横網2丁目3番25号) 交通 JR総武線「両国駅」西口 徒歩7分 都営地下鉄・大江戸線「両国駅
本文を読む「日本兵が撮った日中戦争」写真展の後援申請を不承認とした文京区教育委員会の見識を問う
著者: 澤藤統一郎8月は、戦争を語り伝えるべきとき。あの戦争とは、いったいなんだったのだろう。戦地の生活とは、どんなものだったのか。そして銃後は。戦争とは、日常とどのようにつながり、どのように離れていたのだろうか。その戦争は、どうして起こ
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