古川康元知事の国政転身に伴う佐賀県知事選挙は1月11日に投開票され、無所属新人で元総務省官僚の山口祥義氏(49)が初当選。自民・公明推薦の元同県武雄市長・樋渡啓祐氏(45)に4万票票も差をつけた勝利だった。政府・自民党本
本文を読む池田龍夫の執筆一覧
戦後70年,「村山談話」を継承して平和構築
著者: 池田龍夫戦後70年が流れた。世界各地での騒乱は依然絶えず、日本を取り巻く環境が改善されたとは言えない。安倍晋三政権の「積極的平和主義」に危険性を感じている国民は少なくない。年頭に当たり、「村山談話」の警鐘を痛感、その全文を読み
本文を読む慰安婦問題、朝日の第三者委報告は年越しか
著者: 池田龍夫朝日新聞8月5~6日付朝刊が、「過去の『慰安婦問題を考える』」特集を掲載。済州島での強制連行などを虚偽と断定した記事が波紋を広げ、安倍政権首脳の非難や右派メディアのバッシング報道によって世間は騒然となった。 ところが朝日
本文を読む国会議員は「定数是正」論議をサボタージュ
著者: 池田龍夫12月14日投開票される衆院選の―票の格差は是正されていない。最高裁は2012年衆院選において一票の格差が2・43倍もあり、「違憲状態」と判断。その最大の要因は、各都道府県に議席を1つずつ割り振る「1人別枠方式」だとして
本文を読む原発直下に活断層の恐怖
著者: 池田龍夫11月22日午後10時すぎ、長野県北部に震度6弱の地震が発生。白馬村や長野市で7人が重軽傷を負うなど計41人が怪我をした。特に白馬村で43棟、小谷村で4棟が全壊。両村の南北約20㌔で「神城断層」に沿うように余震が続いてい
本文を読む沖縄知事選敗北、大混乱の安倍政権
著者: 池田龍夫11月16日行われた沖縄知事選挙で、野党推薦の翁長雄志氏が3選を目指した仲井真弘多氏を大差で破って当選を果たした。稲嶺進那覇市長に続いて与党候補が敗れたショックは大きい。 政府与党には大打撃で、普天間飛行場の名護市辺野古
本文を読む党利党略の解散ムード
著者: 池田龍夫「消費税10 %先送り、年内解散」の予測が乱れ飛んでいる。11月17日に発表される7~9月の国内総生産(GDP)の速報値が芳しくないと、政府与党が推測。外遊中の安倍首相の帰国を待って、来年10月の消費税率10%引き上げを
本文を読むなお難題残した日中首脳会談
著者: 池田龍夫安部晋三首相と習近平国家主席との「日中首脳会談」は11月10日、北京で2年半ぶりに開かれた。関係改善に一歩踏み出す原則は確認されたものの、歴史認識、尖閣諸島をめぐる対立の構図は変わっていない。 今回の会談で確認されたポイ
本文を読む沖縄知事選と米軍基地問題の苦悩
著者: 池田龍夫11月16日投開票の沖縄県知事選について、朝日新聞は7~8日の両日、沖縄タイムス社、琉球朝日放送と共同で電話調査を行った。朝日9日付朝刊によると、前那覇市長の翁長雄志氏(64)が優位に立ち、現職の仲井真弘多氏(75)が追
本文を読むプルトニウムを使う「プルサーマル計画」破綻
著者: 池田龍夫プルサーマル計画は破綻必至である。この計画は、原発で使用した核燃料を再処理して取り出したプルトニウムとウランを混ぜた混合酸化物(MOX)燃料を、原発(軽水炉)で使う計画。核燃料サイクルの柱と位置づけられている。 大手9電
本文を読む「在特会」と安倍政権の危険な関係
著者: 池田龍夫在特会(在日特権を許さない市民の会)のヘイトスピーチが、国際的な非難を浴びる深刻な事態になってきた。 「在特会の動きを取り締まる国家公安委員長に、貴女はふさわしくないのではないか」――10月7日の参院予算委員会で小川敏夫
本文を読む火山列島に囲まれた原発の脅威
著者: 池田龍夫長野、岐阜県境の御嶽山(3067㍍)が9月29日噴火してから10日。噴火はなお続いており、気象庁によると、10月6日23回、7日も6回火山性地震が起きている。7日現在で50人を超す遺体が確認された。自衛隊員数百人が救出作
本文を読む米議会「辺野古移設」を巡る知事選を厳しく分析
著者: 池田龍夫沖縄県知事選挙(11月16日)まであと40日。現職の仲井真弘多氏(75)と那覇市長の翁長雄志氏(63)、元郵政民営化担当相の下地幹郎氏(53)らが立候補を表明し、選挙戦の行方は混沌としている。特に仲井真氏を推す自民党も党
本文を読む慰安婦問題、朝日の迷走に呆れる
著者: 池田龍夫帝塚山学院大(大阪府大阪狭山市)に、元朝日新聞記者の男性教授(67)を辞めさせないと大学を爆破するとした脅迫文書が、複数届いていたことが分かった。元記者は8月に朝日が慰安婦報道を検証した記事で、吉田清治氏の虚偽証言に関す
本文を読む高速増殖炉「もんじゅ」撤退は当然
著者: 池田龍夫最近の報道によると、高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の運用を見直す集中審議期間を来年3月末までの半年間延長することになった。 重要な機器の点検漏れが相次いでおり、日本原子力研究開発機構が、将来的には停止命令を出すの
本文を読む安倍首相の言動に警戒信号
著者: 池田龍夫「[積極的平和主義」を旗印に掲げ、意気軒高な安倍晋三首相の暴走に、国民の不安が高まっている。こんな折、毎日新聞と朝日新聞9月24日付2面コラムが疑問点を指摘して、秀逸だった。 毎日の<熱血!与良政談>は、石田雄東大名誉教
本文を読む「危うい日本」への貴重な講演録
著者: 池田龍夫<オリバー・ストーンが語る日米史>を読んで、深く感銘させられた。オリバーとピーター・カズニックアメリカン大学教授、乗松聡子さん(平和教育団体『ピース・フィロソフィー・センター』代表=在カナダ)の3氏が2013年夏来日。広
本文を読む慰安婦問題の誤報で、朝日新聞社長が陳謝
著者: 池田龍夫朝日新聞の木村伊量社長は、9月11日夜記者会見を開き「従軍慰安婦問題」の誤報について全面的に謝罪した。遅きに失した発表だが、世間の非難をかわす狙いが明白だ。 社長自らが深々と頭を下げて「責任をとる」と言明したことは、マス
本文を読む慰安婦問題、国連人権委報告への影響が心配
著者: 池田龍夫朝日新聞の2大スキャンダルについては、本紙518号(9月5日付)で、今西光男氏が池上彰問題、天野勝文氏が従軍慰安婦問題について批判している通りである。特に慰安婦問題の国際的反響が高まっているので、菅義偉官房長官談話などを
本文を読む集団的自衛権、安倍首相の強弁が心配だ
著者: 池田龍夫集団的自衛権を巡って、安倍晋三首相の場当たり的な強弁には説得力がなく、国民からの批判が高まっている。国際的にも、日本の〝右派偏向〟を危惧する声が高まってきた。 ホルムズ海峡は、日本にとって石油パイプラインの要衝である。注
本文を読む県知事選など、秋の沖縄情勢は緊迫
著者: 池田龍夫沖縄問題に関する本土紙の報道が薄手だったことを気にしていたところ、米軍普天間飛行場(宜野湾市)移設先の辺野古(名護市)沖埋め立て工事を8月18日から始めていた。海上保安庁や沖縄防衛局による厳重監視体制の中で進行中であり、
本文を読む7月の消費支出激減 景気回復にブレーキ
著者: 池田龍夫政府が8月29日、家計調査を公表したが、7月の1世帯当たりの消費支出は激減。前年同月比5・9%減(物価変動を除いた実質)と4カ月連続で減少し、下げ幅は6月(3・0%減)より拡大したことが分かった。個人消費は国内総生産(G
本文を読む国際的にも恥ずかしい「ヘイトスピーチ」
著者: 池田龍夫「おもいやり」のある美しいニッポン。――それと裏腹の「ヘイトスピーチ」(憎悪表現)の横行で世情は右に揺れ、左に揺れて物情騒然としている。 毎日新聞8月22日付朝刊は、「国連審査、法規制を求める声」と題し、日本の恥ずべき行
本文を読む自衛隊の〝離島奪還〟作戦を、約3万人の国民が見物
著者: 池田龍夫陸上自衛隊最大規模の実弾射撃訓練「富士総合火力演習」が8月24日、東富士演習場で行われた。海空自衛隊との共同訓練であり、隊員約2300人と戦車など約80両、火砲約60門、航空機約20機が参加。弾薬約44㌧(約3億50
本文を読む輸出低迷、少子高齢化など、「アベノミクス」に暗雲
著者: 池田龍夫アベノミクスの先行きに〝黄信号〟が灯り、「7~9月期」から景気が浮揚するだろうか。財務省が8月初めに発表した2014年上半期(1~6月)の経常収支は、前年同期の3兆3131億円の黒字から5075億円の赤字に転落した。上半
本文を読む首相は「広島大災害」をよそに、別荘を往復
著者: 池田龍夫8月20日未明に広島豪雨惨事が発生した時、安倍晋三首相は山中湖の別荘で夏休み中だった。首相の夏休みを咎めるつもりはないが、大水害と聞けば直ちに帰京して対応策を講ずべきだった。20日から21日にかけての首相の行動を追跡した
本文を読む集団的自衛権など、松坂市長の勇気ある発言
著者: 池田龍夫「解釈改憲許さぬ『国民意思』を」と訴えた山中光茂・三重県松坂市長の問題提起に感銘した。毎日新聞8月14日付朝刊オピニオン面「発言」欄に掲載されたもので、集団的自衛権行使の危険性を率直に表明している。 山中市長は「首長であ
本文を読む「有事の防衛」と称し、防衛装備拡充の動き
著者: 池田龍夫「積極的平和主義」の名のもとに、安倍晋三内閣は閣議決定を乱発、「有事」を想定した施策を次ぎつぎ打ち出している。8月1日に158の無人島に命名したのに続き、防衛省は有事の際に自衛隊を戦闘地域まで運ぶために民間フェリーの船員
本文を読む「国の借金」、過去最大の1024兆9568億円
著者: 池田龍夫日本の累積赤字国債は増え続けている。5月9日、財務省は、国債や借入金を合わせた「国の借金」が2013年度末で過去最大の1024兆9568億円となったと発表した[。「国の借金」のうち、国債は853兆7636億円、借入金は6
本文を読む「雇われ日本人、ベトナム戦争で犠牲に」の報道に驚愕
著者: 池田龍夫日本敗戦の8月15日から69年の歳月が流れた。原爆の日の紙面に「日本は69年間戦死者を出していない」との見出しが躍ったが、平和憲法の支柱を日本人が守り抜いた成果を喜びたい。しかし、「雇われ日本人、ベトナム戦争で犠牲に」と
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