沖縄米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設問題が最大の争点となる名護市長選挙が1月12日、告示された。いずれも無所属で、再選を目指す現職稲嶺進氏(68)=共産、生活、社民、沖縄社大推薦=と新人の前県議末松文信
本文を読む池田龍夫の執筆一覧
展望なき「核燃サイクル」から撤退せよ
著者: 池田龍夫安倍晋三首相は1月6日の年頭記者会見の中で「まずはエネルギー源の多様化と、既存の原発再稼働の判断に集中していく」と述べた。新増設は今のところ想定しないと〝予防線〟を張ったものの、原発推進の姿勢は相変わらずだ。翌7日には日
本文を読む絶対多数が武器…独断的な自民党の危うさ
著者: 池田龍夫安倍晋三首相の強引な国会運営は目に余る。昨年の参院選で圧勝した結果、国会の〝ねじれ〟現象が解消。両院で絶対多数を握った自公両党は、特定秘密法案強行可決などの独断的姿勢を見せ付けた。国会論議を軽視した独善的姿勢は度を越して
本文を読む日本は、平和的な「技術立国」を目指せ
著者: 池田龍夫朗報がなかなか見つからない年初めだが、技術力ニッポンに相応しいニュースを見つけた。日本原子力発電所の事故現場など人間が近づけない場所で作業するロボットの世界コンテストで、日本は参加16チームのトップに立った。今年12月の
本文を読む安倍首相の靖国参拝に各国の日本批判強まる
著者: 池田龍夫昨年末に我々は極めて重要な政治課題が突きつけられた。一つは安倍晋三首相の靖国神社参拝(12月26日)、二つ目が沖縄普天間飛行場の名護市・辺野古移設合意(27日)である。いずれも年明けの2014年に引き継がれる難題で、成り
本文を読む無人機、誤爆拡大の恐ろしさ
著者: 池田龍夫無人機が国際的問題になってきたが、その流れをつくったのは米国だ。ベトナム戦争で米兵の大量犠牲に批判が高まって以降、米軍は戦死者をできるだけ減らすことを重視して新兵器開発に拍車をかけた。まず巡航ミサイルが開発され、ついに無
本文を読む「秘密保護法」反対の声を粘り強く
著者: 池田龍夫安倍晋三内閣は「特定秘密保護法案」を10月25日閣議決定し、第185国会に提出。衆参での審議時間はわずか60時間余、強行可決を重ねて12月6日成立、13日公布という暴挙をやってのけた。国民の知る権利などお構いなしで、戦前
本文を読む米上下両院、14年度グアム移転予算を認める
著者: 池田龍夫沖縄に駐留する米海兵隊のグアム移転に関し、米政府の2014年度(13年10月~14年9月)関連予算が12月9日、米上下両院軍事委員会で合意に達した。米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設進展につながるかどうか、日
本文を読む疑問だらけの「エネルギー基本計画」
著者: 池田龍夫経済産業省は12月6日、「エネルギー基本計画」の原案を発表した。原子力発電を「重要なベース電源」として、原発再稼働に向けた〝地ならし〟的印象が気がかりだ。 野田佳彦・民主党政権時代の2012年9月、「30年代に原発稼働ゼ
本文を読む「1票の格差4・77倍」に違憲状態の判決相次ぐ
著者: 池田龍夫「1票の格差」が最大4・77倍だった今年7月の参院選を無効として、弁護士グループが全国で選挙無効を求めた訴訟で、札幌高裁(山崎勉裁判長)は12月6日、「違憲状態」との判断を下した。 議員1人当たりの有権者数は最小の鳥取県
本文を読む「武器出三原則」の歯止めが揺らぐ輸
著者: 池田龍夫安倍晋三政権は、野党、国民の多くが猛反対していた「特定秘密保護法」を、12月6日深夜強行可決した。国会審議時間わずか60時間余で質疑を打ち切っての暴挙で、その責任をめぐって混乱が続いている。この混乱のすきを狙ったように、
本文を読む福島第1原発汚染水対策など、収束の道遠し
著者: 池田龍夫12月4日で、東日本大震災(2011年3月11日)から1000日。福島島第1原発の汚染水処理,使用済み燃料棒取り出し作業などに、連日取り組んでいるが、収束のメドは依然立っていない。 海側の井戸から過去最高値の汚染物質を検
本文を読むフィリピン台風大災害への自衛隊の貢献
著者: 池田龍夫大型台風30号が11月8日、フィリピン・レイテ島に上陸して、住宅や構造物の約70~80%が倒壊した。これまでの報道によると、瞬間風速は105㍍(米海軍合同台風警報センター)、死者5000人余り、行方不明者は1600人にの
本文を読む普天間飛行場の辺野古移設問題とケネディー米大使の姿勢
著者: 池田龍夫普天間飛行場(沖縄宜野湾市)の辺野古(名護市)移設問題が、にわかに慌しくなってきた。仲井真弘多知事に政府が要請した「辺野古沖埋め立て」の回答が今月末か来春に迫っている。また1月18日には名護市長選挙が実施されるが、保革一
本文を読む人口爆発、2050年には深刻な食糧危機
著者: 池田龍夫2050年には世界の人口は90億人に達するとの推計を国連が出しているが、ワシントンDCに本部を置く「アース・ポリシー・インスティチュート」(Earth Policy Institute)のレスター・ブラウン所長は、未来を
本文を読む隠し事多すぎる「特定秘密保護法」と、西山元記者が国会証言
著者: 池田龍夫1972年沖縄返還を巡る日米密約をスクープした西山太吉氏(元毎日新聞記者)が11月21日、参院国家安全保障委員会に参考人招致された。西山氏は特定秘密保護法案について「外交に関する全ての情報を特定秘密に指定できることになる
本文を読む「ツワネ原則」に基づき、秘密保護法案の慎重審議を
著者: 池田龍夫「特定秘密保護法案」は〝知る権利〟侵害につながる恐れがある。――法律学者、弁護士連合会をはじめ、マスコミ各社、評論家の多くが異を唱え、女性週刊誌を含む雑誌業界も参加して、与党は四面楚歌の様相を呈してきた。本来、国会で堂々
本文を読む小高教科書の「選定基準」を厳格化
著者: 池田龍夫安倍晋三政権誕生から間もなく1年、自民党政府はますます保守色を強めている。「特定秘密保護法案」をめぐって世論は紛糾しているが、今度は小中高「教科書基準改正」を企図している。〝戦前回帰〟を思わせる政府案の内容に不安が募って
本文を読む1号機の格納容器でも水漏れ見つかる
著者: 池田龍夫東京電力福島第一原子力発電所1号機で11月13日、強い放射線のため見られなかった格納容器の状況を点検する作業が始まった。ロボットを使って入念に内部を調査したところ、格納容器の下部で2カ所水漏れが見つかった。 メルトダウン
本文を読む米海兵隊、沖縄から豪州への重点配備を計画
著者: 池田龍夫米海兵隊の海外駐留の拠点を、沖縄からオーストラリアにシフトするとの情報が、米国内で流れている。 琉球新報11月10日付朝刊ワシントン特派員電が伝えたもので、注目される動きだ。普天間飛行場の辺野古(名護市)移転は暗礁に乗り
本文を読む困難きわまる「使用済み核燃料」取り出し
著者: 池田龍夫東京電力福島第1原子力発電所の4号機5階にある使用済み核燃料プールから燃料を取り出し、地上のプールに移す作業が11月中に始まる予定だ。 1531本もの燃料棒撤去作業 東電は11月6日、4号機建屋内の燃料取り出し現場を公開
本文を読む国連の「核廃絶決議」164カ国が賛同
著者: 池田龍夫日本が主導し、提案した核兵器全廃を目指す決議案が11月4日の国連総会第1委員会(軍縮)で、164カ国の圧倒的賛成多数で採決された。 毎日新聞11月5日付夕刊は、「反対は北朝鮮だけ、棄権14カ国。核保有国では米国、英国、フ
本文を読む無人機による民間人犠牲者、パキスタンで900人超
著者: 池田龍夫遠隔操作による無人機攻撃は依然止まず,新たな〝残虐兵器〟の様相を呈してきた。アムネスティー・インターナショナルの調査によると、パキスタンでは過去9年間で900人以上の民間人が無人機攻撃の犠牲となり、イエメンでも58人が巻
本文を読む「安全は二の次か」…トルコへの原発輸出に批判高まる
著者: 池田龍夫トルコを再訪した安倍晋三首相は10月29日、エルドアン首相との共同記者会見で「原発安全対策を強化しながら今後も日本企業の原発輸出を後押ししていく」と表明。これより先、三菱重工業など企業連合は、トルコ政府と原発建設に合意に
本文を読む民主国家を揺るがす「特定秘密保護法案」
著者: 池田龍夫政府が今国会に提出した「特定秘密保護法案」が成立すれば、国が勝手に秘密を拡大解釈し、情報統制が強まる懸念が高まっている。戦前の「治安維持法」の悪夢を指摘する向きもあり、成立を阻止しないと民主主義国家が大きく揺らぎそうだ。
本文を読む一段と深刻化する汚染水、政府の〝逃げ腰〟に呆れる
著者: 池田龍夫福島第1原発汚染水漏れは台風、地震なども影響して収束のメドはいぜん立っていない。 10月26日未明、北海道から西日本の広い地域で地震が発生、宮城県石巻市で震度4が観測された。震源は福島県沖約300㌔で深さは約10キロメー
本文を読む米無人機攻撃に続き、独首相の携帯電話盗聴騒動
著者: 池田龍夫内政問題で苦境に立たされているオバマ米政権は、外交でも迷走を続け、国際的非難が高まっている。〝独善外交〟を軌道修正しないと、同盟関係にも影響しそうだ。 米軍無人機のパキスタン攻撃については本欄10月23日号で問題提起した
本文を読む無人機の誤爆で、市民の犠牲者が急増
著者: 池田龍夫無人機の誤爆によって市民の犠牲者が増え、国際社会の批判が強まってきた。特にパキスタン、アフガニスタン、イエメン3国の被害について、国連人権委員会が依頼した専門家調査団の結果が公表された。3カ国への米英軍の空爆で、2004
本文を読む東京五輪より、原発被災地復興が最優先課
著者: 池田龍夫「2020年の東京五輪が決まって喜ばしい半面、東日本大震災の被災者を気遣う人も多い。資材、人材、機材が不足し、入札が度々不調に終わるという報道に接すると復興作業の困難さを認識する。そんな状況で五輪だからと大規模工事を始め
本文を読むマララさん、オバマ大統領に訴える
著者: 池田龍夫「世界一勇敢な少女」と呼ばれるパキスタンのマララ・ユスフザイさん(16歳)が10月11日、オバマ米大統領夫妻とホワイトハウスで面談した。 パキスタンへの無人機攻撃に抗議 CNN13日配信によると、マララさんは大統領に無人
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