5年をかけた「浜の一揆」訴訟の控訴審判決が敗訴となった。弁護士にとって敗訴は辛い。勝たねばならない事件の敗訴はなおさらのことである。 判決言い渡し後、仙台弁護士会の会議室を借りて、3時間に近い報告と意見交換の集会が開かれ
本文を読む浜の一揆.の執筆一覧
「浜の一揆」訴訟控訴審結審の法廷で
著者: 澤藤統一郎仙台高等裁判所第1民事部御中 控訴人ら訴訟代理人弁護士 澤 藤 大 河 H30年(行コ)第12号 サケ刺網漁不許可取消請求等控訴事件の結審に際して、最終準備書面に当たる準備書面(7)における主張の骨格を要約して、以下の
本文を読む浜の一揆控訴審人証採用はせず。
著者: 澤藤統一郎平成30年(行コ)第12号 サケ刺網漁不許可取消請求等控訴事件 控訴人の進行意見 2019年7月19日 仙台高等
本文を読む全国の漁民の皆さん、安倍自民党に票を投ずることは、自分の首を絞めることですぞ。
著者: 澤藤統一郎またまた、「法と民主主義」6月号《特集・アベノミクス崩壊と国民生活》のお薦めである。本日は、「アベノミクスと漁業… 加瀬和俊」論文のご紹介。 「特集にあたって」と標題するリードでは、南典男編集委員が、加瀬論文をこう要約し
本文を読む零細漁民に敵意を露わにする達増拓也岩手県知事よ、岩手県の水産行政は何ゆえにかくも無慈悲なのか。
著者: 澤藤統一郎三陸の沿岸漁民が、岩手県知事(達増拓也)を相手に起こした「サケ刺網漁不許可処分取消請求訴訟」。その控訴審が、そろそろ大詰めである。公平に見て、法廷の議論では漁民の側が圧倒的に優勢である。岩手県知事側の焦りからか、本日(5
本文を読む「浜の一揆」訴訟、仙台の法廷で。
著者: 澤藤統一郎2019年2月12日 平成30年(行コ)第12号 サケ刺網漁不許可取消請求等控訴事件 意 見 陳 述 要 旨 仙台高等裁判所第1民事部 御中 控訴人ら訴訟代理人弁護士 澤 藤 大 河 本日陳述の準備書面(3)
本文を読む漁業法大改悪の日に ― 「浜の一揆」訴訟第3回法廷
著者: 澤藤統一郎本日、浜の一揆訴訟第3回法廷。仙台高裁401号室での本日の弁論テーマは、「漁業の民主化」や「漁業調整のあり方」、あるいは「漁協の組合員に対する責務」などという抽象的なものではない。非常に具体的な、「延縄漁」と「刺し網漁」
本文を読む「漁業栄えて漁民は亡ぶ」で良いのか― アベ政権の水産改革批判(その5)
著者: 澤藤統一郎私はテレビを観ないが、ラジオは聞く。いま、自ずと選局はTBSに落ちついている。朝は森本毅郎スタンバイ、夜はセッション22。いずれも、その姿勢や良しである。さすがと感嘆させられることも多い。しかし、いつも同感というわけには
本文を読む「企業のための海づくり」を許さない ― 「沿岸漁民緊急フォーラム」報告
著者: 澤藤統一郎一昨日(11月19日)、盛岡で「東北沿岸漁民緊急フォーラム」が開催された。東北各県から80名を越える参加者があって、盛況だったという。二平章さん(茨城大学客員研究員・北日本漁業経済学会/会長)からいただいたご報告を紹介し
本文を読む東北沿岸漁民緊急フォーラムのご案内 ― 『漁業法改定』は沿岸漁業に何をもたらすか
著者: 澤藤統一郎国会で審議入りした漁業法等の改正案。漁民対企業の対決法案となっている。これは、けっして革新対保守の対決ではない。「浜の生活」派と「新自由主義」派との争いなのだ。かつては、地元の保守政治家が漁民の生活の守り手だった。いま、
本文を読む漁業法改正は対決法案に ― アベ政権の水産改革批判(その3)
著者: 澤藤統一郎昨夕(11月14日)NHKラジオ「Nらじ」に、二平章さん(JCFU全国沿岸漁民連絡協議会事務局長・茨城大学客員研究員)が出演し、今回の水産改革について沿岸漁民の立場からの解説をされた。19時30分からの約25分間。落ち着
本文を読む「漁民のための漁業法」から、「資本のための漁業法」に ― アベ政権の水産改革批判(その2)
著者: 澤藤統一郎経済という言葉の語源は、「世経済民」《世を經(おさ)め民を濟(すく)う》なのだという。むべなるかな。経済政策は、常に民の生活の安定を第一義とするものでなければならない。 しかし、いま世は資本主義の時代である。この社会の主
本文を読む「漁民のための漁業法」から、「資本のための漁業法」に ― アベ政権の水産改革批判(その1)
著者: 澤藤統一郎11月6日、政府は「漁業法等の一部を改正する等の法律案」を閣議決定するとともに、国会に上程した。 次のように「改正の趣旨」が説明されている。 「漁業は、国民に対し水産物を供給する使命を有しているが、水産資源の減少等により
本文を読む「浜の一揆」訴訟、仙台高裁の法廷で ― 「漁業の民主化」とは何か
著者: 澤藤統一郎控訴人ら訴訟代理人弁護士澤藤大河から口頭で意見を申しあげます。 本日陳述の準備書面(1)は、本件の主たる争点である漁業調整のあり方に関して下記4点の主張を行うものです。 第1 漁業調整の基本理念は漁業法の目的規定にある「
本文を読む国連「家族農業の10年」と「小規模伝統漁業・養殖業に関する国際年」
著者: 澤藤統一郎「浜の一揆」訴訟の控訴審。第2回法廷が来週火曜日。10月2日(火)午後1時30分、仙台高裁101号法廷である。 当方(控訴人・漁民側)が準備書面を提出し主張を述べることになる。この法廷で、二平章氏(北日本漁業経済学会会長
本文を読む