ビキニ水爆実験の証人・第五福竜丸の生涯が劇になった。11月17日(金)から26日(日)まで、座・高円寺1(東京都杉並区高円寺北2-1-2。JR高円寺駅北口下車)で上演される劇団・燐光群による「わが友、第五福竜丸」がそれ
本文を読む演劇の執筆一覧
公演『泥棒たち』(9月8日ー18日) デーア・ローアー作 公家義徳演出 欧州で今、最も先鋭な劇作家が描くドイツの人間模様
著者: 村上良太ドイツは「欧州で一人勝ちしている」とよく言われます。2003年に社会民主党のシュレーダー政権が始めた身を切る改革「アジェンダ2010」で生産性が高まり、失業率も半減したのです。そんな一見ハッピーなドイツですが、実態はど
本文を読む先見の明あった演劇「臨界幻想」 -30年前に3・11原発事故を予測-
著者: 岩垂 弘2月14日、東京・六本木の俳優座劇場で『臨界幻想2011』を観た。ふじたあさや作・演出による青年劇場の公演だった。初演は1981年だが、2011年3月11日の東日本大震災に伴う東京電力福島第1原子力発電所の事故を受けて
本文を読む演劇は政治を変えられるか ―新国立劇場で『負傷者16人』を観る―
著者: 半澤健市《パレスチナの闘士とホロコーストのユダヤ人》 新国立劇場小劇場で2012年5月3日に『負傷者16人SIXTEEN WOUNDED』という芝居を観た。 舞台はオランダのアムステルダム。時代は「オスロ合意」前後の1990年
本文を読む東京裁判―「あの途方もない夢の瑕を見ようと」
著者: 半澤健市演劇評 東京裁判三部作第三作『夢の痂』新国立劇場 (作:井上ひさし 演出:栗山民也) 「東京裁判三部作第三部」の『夢の痂(かさぶた)』の開幕直前まで、私の隣席の老夫婦は、「ユーロ」について長々と論じていた。それは抽象的ユ
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