澤藤統一郎の執筆一覧

ムーミンとDHC、まったく似合わない、釣り合わない。

著者: 澤藤統一郎

(2021年8月31日)  富士には、月見草がよく似合う。ムーミンにDHCは似合わない。ムーミンの穏やかな雰囲気と、吉田嘉明の野蛮なヘイト体質。両者のコラボは、心あるムーミンファンには幻滅の極み、うまくいくはずもなかろう

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香港の「法治(法の支配)」と「司法の独立」を揺るがせにしてはならない。

著者: 澤藤統一郎

(2021年8月30日)  香港の事態にこだわり続けざるを得ない。1989年に天安門で起きたことが、今形を変えて香港で進行しつつあるのだ。民主主義崩壊の現実は、とうてい他人ごとではない。目をそらしてはならないと思う。  

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弾劾裁判所は、岡口基一裁判官を罷免してはならない。

著者: 澤藤統一郎

(2021年8月28日)  三権分立の目的は、統合された強力な権力を望ましからぬものとして権力機構を分散させることであり、立法・行政・司法の各部のチェック・アンド・バランスを適切に保つことで、権力機構の一部門への過度の権

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いま、教育現場はどうなっているのか。久保敬校長の「提言」に真摯に耳を傾けよう。

著者: 澤藤統一郎

(2021年8月27日)  8月23日の当ブログで、維新の松井一郎を、傲慢で愚かな市長と批判した。が、どうも言葉が足りない。もっと、ことの本質に立ち入って論じなければならない。  問題は、大阪市教委が市立木川南小の久保敬

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「明治天皇の玄孫」を自称の竹田恒泰、重ねてのスラップ敗訴。

著者: 澤藤統一郎

(2021年8月25日)  竹田恒泰という「右翼言論人」が起こした典型的なスラップ訴訟、東京地裁でみっともない負け方をしたのが今年の2月5日。下記URLで判決全文が読めるが、この判決を読む限り、当然に負けるべくして負けた

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菅義偉は地元横浜市で大敗した。野党共闘の実績が一つ積み上げられた。

著者: 澤藤統一郎

(2021年8月24日)  「20時当確」という言葉は聞いていたが、「ゼロ打ち」は知らなかった。8月22日20時。横浜市長選の投票箱が閉まると同時に、メディア各社は一斉に山中竹春当確と報じた。開票率ゼロパーセントで当確を

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松井一郎はん、間違ってんのはあんたや。人の言うこと、よう聞きなはれ。

著者: 澤藤統一郎

(2021年8月23日)  世の中は広い。考えられないほど傲慢で愚かな市長がいるし、わけの分からぬ教育委員会もある。そして、何と硬骨な校長もいるものだ。なるほど、この混沌が大阪なんだ。  《『混乱極めた』オンライン授業巡

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学術会議会員任命拒否問題《個人情報開示請求》《行政文書開示請求》は審査請求段階に

著者: 澤藤統一郎

(2021年8月21日)  菅義偉が首相に就任したのは、昨年(2020年)の9月16日。同月28日には、内閣府から日本学術会議の事務局に、新会員任命対象者の名簿が送付されている。学術会議が推薦した105名から6人を除外し

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小池百合子こそが「国恥」を象徴する人物である。

著者: 澤藤統一郎

(2021年8月20日)  9月1日が近づいてきた。年来、私はこの日を「国恥の日」と呼んでいる。日本人であることが恥ずかしいと思わざるをえない日、そしてその気持ちを忘れてはならないと心に刻むべき日、である。もっとも、まだ

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8月22日横浜市長選は、300万有権者による菅政権に対する信任投票となっている。

著者: 澤藤統一郎

(2021年8月18日)  横浜は巨大都市である。夜間人口の比較では大阪市を大きく上回る。多面・多様な相貌をもつ魅力的なこの街にカジノが必要だとはとうてい考え難い。その街に、いまコロナの蔓延が急である。その横浜の市長選挙

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「お父さん、教えてください。なぜ戦争に行ったのですか」

著者: 澤藤統一郎

(2021年8月17日)  一昨日(8月15日)には、政府主催の式典だけでなく、東京都と都遺族連合会共催の戦没者追悼式が都庁で開かれている。知事や遺族ら90人が参列した。  遺族を代表して追悼の言葉を述べたのは、遺族会女

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遺骨が眠る沖縄南部の土を辺野古基地建設の埋立に使うことの非人道性

著者: 澤藤統一郎

2021年8月15日)  戦後76年目の8月15日。日本武道館で恒例の全国戦没者追悼式が行われた。出席した天皇(徳仁)の挨拶の内容は比較的穏やかなものだった。その最後の一節が次のとおり。  「ここに、戦後の長きにわたる平

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「皆さん、お盆もステイホームで」 ー でも、コロナ担当大臣は別、靖国参拝は例外

著者: 澤藤統一郎

(2021年8月14日)  明日8月15日が敗戦の日である。76年前に国民が敗戦を知らされた日は、文字どおり新国家誕生の日。あるいは、神権天皇制の欺瞞の上に築かれていた旧体制を清算しての新生日本再出発の日。私たちの国の歴

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悪魔が来たりて笛を吹いた ー 祭りのあとの感染爆発

著者: 澤藤統一郎

(2021年8月13日)  本日の新規コロナ感染者数、東京都が過去最多の5773人、重症患者も最多227人となった。全国では20293人と初めての2万人の大台超え。感染者の暗数は分からない。率直な感想として、この事態は恐

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「小さな怯懦」が積み重なって、もの言えぬ社会が作りあげられていく ー 「平和を願う文京・戦争展」に区教育委員会は今年も後援不承認

著者: 澤藤統一郎

(2021年8月10日)  8月は、あの戦争を振り返り、平和を語るべきとき。まさしく、そのような8月の企画として、「平和を願う文京・戦争展」(主催・日中友好協会文京支部)が今年も開催された。一昨年、昨年に続く3回目の企画

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ちゃんと原稿読めたから、菅義偉君の総理大臣としての評価は一応の合格点。

著者: 澤藤統一郎

(2021年8月9日)  昨夜は台風9号が九州を襲った。コロナ禍はさらに深刻な様相。東京五輪の喧噪は昨日ようやくにして終わったが、五輪禍はまだ続く。昨日の万能川柳に、「おもてなし出来ず おみやは五輪株」(吹田 のんさん)

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コロナ禍・五輪禍、そして「菅義偉禍」の8月6日広島。

著者: 澤藤統一郎

(2021年8月6日)  あの日から76年、例年のとおり猛暑の8月6日。例年と違うのは、コロナ禍のさなか、そして五輪禍のさなかでの広島である。菅義偉にとっては初めての(そして、おそらくはこれが最後の)広島平和式典(「広島

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直ちに「聖火」を消せ。《コロナに打ち負かされた証しとしての東京五輪》を中止せよ。

著者: 澤藤統一郎

(2021年8月4日)  かつて政権は、東京五輪開催の意義を「人類が新型コロナに打ち勝った証し」とノーテンキに説明した。コロナには勝てそうもないと分かってからはこの開催意義の看板は引っ込められたが、コロナ禍を顧みない無謀

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「IOCの正体見たり ぼったくり」ー オリンピックとは何であるかを学ぶ

著者: 澤藤統一郎

(2021年8月2日)  本日の毎日朝刊コラム「風知草」に、山田孝男が「五輪で学んだこと」を書いている。その中に次の一節がある。    「日本人は、大会開催に至る過程で、IOC(国際オリンピック委員会)が、国際公務員を擁

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