(2021年8月1日) 8月である。平和を語るべき季だが、今年はコロナ禍と五輪禍の重なった特別の8月。猛暑も一入身に沁みる。 五輪禍とは、コロナ蔓延阻止に怠惰で、コロナ蔓延に手を貸している政権の姿勢を意味するだけでは
本文を読む澤藤統一郎の執筆一覧
検察はその威信をかけて、安倍晋三を徹底捜査し起訴せよ ー 国民世論は安倍晋三不起訴に納得していない。
著者: 澤藤統一郎(2021年7月31日) ことあるごとに思い起こそう。忘れぬように繰り返そう。 モリ・カケ・桜・クロカワイ・アベノマスクにIR ウソとゴマカシをもっぱらとし、政治を私物化した安倍晋三を忘れてはならない。度しがたい歴
本文を読む燃え盛る「聖火」を消せ。あの禍々しい劫火を。
著者: 澤藤統一郎(2021年7月30日) 火は妖しくも美しい。それ故に火は人を呼び寄せ人を惑わす。火はときに、その危うさを人に忘れさせ、人は火に魅入られて身を焼き身を滅ぼす。火に群がる蛾と人と変わるところはない。 今、少なからぬ人々
本文を読む東京「君が代」裁判・第5次訴訟始まる ー 何が争われているのか
著者: 澤藤統一郎(2021年7月29日) 本日、東京「君が代」裁判・第5次訴訟の第1回口頭弁論があった。 石原慎太郎都政時代に発出された、悪名高い「10・23通達」以来18年余にもなる。以来今日までこの通達にもとづいて、都立学校の入
本文を読む菅さんよ、もすこしシャキッとしておくれ。
著者: 澤藤統一郎(2021年7月28日) 昨日(7月27日・火)のコロナ新規感染確認者数が衝撃的だった。東京2848人、全国7629人である。神奈川758、大阪741という人数にも驚かざるを得ない。正直、背筋が寒くなる。かけっこだの、
本文を読むNHK経営委員会は、今にしてなお、情報公開制度の趣旨をまったく理解していない。
著者: 澤藤統一郎(2021年7月27日) 昨日(7月26日)の毎日新聞8面に、青島顕記者の[NHK経営委の議事録]についての解説記事。「全面開示まで2年も」「第三者機関答申 一時ほご」の見出しが付けられている。「ほご」は、「反故(ない
本文を読むオリンピックが涵養するナショナリズム
著者: 澤藤統一郎(2021年7月26日) 私は月刊誌文化で育った。漫画週刊誌が世を席巻する以前のことだ。小学生だけの寄宿舎2階の隅に図書室があり、少年・少年クラブ・少年画報・まんが王・少女・少女クラブ・リボン・なかよし・女学生の友・小
本文を読むオリンピックの非人間性と、自分をもたないアスリートの悲劇
著者: 澤藤統一郎(2021年7月25日) 私は小学2年生から4年生までを、清水市立駒越小学校に通った。戦後間もなくの1951年4月から54年3月までのこと。この地は富士がよく見え、三保の松原にほど近い風光明媚なところ。当時は田舎で、周
本文を読む東京オリンピック開会強行の日の違和感の数々
著者: 澤藤統一郎(2021年7月24日) パンデミック下の東京オリンピックの開会強行は、1941年12月8日の開戦に似ているのではないか。あの日醒めた眼をもっていた国民の気持を擬似体験している印象がある。国家というものは、ホントにやっ
本文を読むDHC吉田嘉明の姑息なヘイトコメントへの「謝罪」 ー「DHCスラップ訴訟」を許さない・第194弾
著者: 澤藤統一郎(2021年7月23日) 昨日(7月22日)、毎日新聞(デジタル)が久々にDHCを記事にした。東京オリンピック直前のタイミングに、いま日本が直面している数々の問題を考えさせる恰好の素材を提供するものとなっている。 DHC
本文を読む東京オリンピック開会前日のこの禍々しさ。
著者: 澤藤統一郎(2021年7月22日) 東京オリンピック開会の前日である。なにか禍々しいことが押し寄せて来そうな不気味な雰囲気。 その不気味さの理由の第一は、コロナ蔓延の急拡大である。東京都の新型コロナの新規感染確認者数は本日19
本文を読むおぞましい《TOKYO2020》の聖火を消せ!
著者: 澤藤統一郎(2021年7月21日) 東京五輪の開会予定日が明後日(7月23日)に迫っている。TOKYO2020の幕開けは、東京都の緊急事態宣言のさなかとなる。のみならず、なんというタイミングだろう。このオリンピック期間は、第5波
本文を読む呪われた東京五輪? いいえ、社会の劣化が見えるようになっただけ。
著者: 澤藤統一郎(2021年7月20日) 東京五輪が、目も当てられぬぐちゃぐちゃの事態である。国民の過半が開会に反対し中止を求めている。これほど、開催国民から愛されず、期待されず、不人気で、中止せよと言われ続けたオリンピックは、過去に
本文を読むバッハという「異民族支配者」の忌まわしさ
著者: 澤藤統一郎(2021年7月19日) 昔学生時代に復帰前の沖縄に1か月余の滞在をしたことがある。そのとき、特別なニュアンスで「異民族支配」という言葉を何度も聞かされた。「日の丸」が、復帰運動のシンボルだった時代の話である。 ナシ
本文を読む小堀桂一郎流の憲法破壊宣言
著者: 澤藤統一郎(2021年7月18日) 小堀桂一郎という人物がいる。ドイツ文学者で東京大学名誉教授だそうだが、専門分野の業績についてはよく知らない。世に知られているのは、右翼言論人としてである。ウィキペディアには、「歴史教科書問題な
本文を読む「東京五輪閉会後に、コロナ禍よ来たれ」
著者: 澤藤統一郎(2021年7月17日) わたし、トーマス・バッハです。IOCの輝ける会長ですよ。できることならバッハ閣下と呼んでいただきたい。わたしゃ、並みの国家元首よりもエラいんだから。 ところが、最近、チャイニーズ・ピープルの
本文を読む表現の自由を侵害する、権力と右翼との暗黙のチームプレイの構造。
著者: 澤藤統一郎(2021年7月16日) 本日から、「表現の不自由展かんさい」が始まった。なるほど、この社会の「表現の不自由」をよく示す企画展になった。この国の「法治」が危ういことも教えている。そして、何よりも、この企画を通して表現の
本文を読む成熟した市民社会は、オリンピックを道具としたナショナリズム発揚を受け容れない。
著者: 澤藤統一郎(2021年7月15日) 東京五輪開会まであと10日。本日の東京のコロナ新規感染者数は1308名。小池百合子は、疫病神バッハとおしゃべりなどする暇があったら、感染対策に奔走しなければならない。コロナ禍を押してまで、やろ
本文を読む開示されたNHK経営委員会議事録 ー 森下俊三は「もはや辞任は当然」
著者: 澤藤統一郎(2021年7月14日) NHK経営委員会議事録開示請求問題とはこういうことだ。報道の自由の旗を高く掲げて自主・自立であるべきNHKの報道番組制作現場に、明らかに違法な外部からの権力的介入が行われた。具体的には、201
本文を読む天皇のオリンピック開会宣言は、本来越権である。
著者: 澤藤統一郎(2021年7月13日) 権力と金力とに過剰に結びついた今日の五輪は本来なくすべきものである。少なくとも、五輪開催の積極的意義は認めがたい。にもかかわらず、コロナ禍を押しての東京五輪の開催強行。とうてい正気の沙汰ではな
本文を読むスラップの提訴受任は、弁護士の非行として懲戒事由になり得る ー 「DHCスラップ訴訟」を許さない・第193弾
著者: 澤藤統一郎(2021年7月12日) 日弁連の機関誌を「自由と正義」という。毎月全会員に送付されるこの雑誌で最も読まれているのは、巻末の「懲戒処分公告」である。多くの会員が襟を糺して正し、心して読んでいる。 全弁護士の強制加盟
本文を読む「不敬」という言葉を社会から駆逐しよう
著者: 澤藤統一郎(2021年7月11日) 私は、強権的な言葉狩りには反対の立場だ。しかし、差別用語の横行が差別を助長する効果をもたらすことは否定しようがない。人から発せられる言葉が、人々に働きかけ人々の意識を変える力をもっているのだ。
本文を読むようやく開示されたNHK経営委議事録を読む ー ガバナンスが効いていないのは経営委員会だ
著者: 澤藤統一郎(2021年7月10日) 昨日(7月9日)、4月7日付で開示を請求(NHK独自の手続では「開示の求め」という)していた下記3点の文書(写)の交付を受けた。別紙を含め全部で47ページである。 (1) 別紙
本文を読む平穏な表現行為に対する実力での妨害を厳重に処罰せよ。
著者: 澤藤統一郎(2021年7月9日) 中国のことはさて措き、私たちのこの国の民主主義的状況を語らねばならない。この日本には満足な表現の自由があるのだろうか。いや、そんな他人事のような言い方はやめよう。この日本社会の表現の自由の現実は
本文を読むオリパラの「無観客」開催って、そりゃいったい何だ。
著者: 澤藤統一郎(2021年7月8日) えー、ようやく手許に原稿が届きましたので、読み上げます。いや、会見を始めさせていただきます。 もう皆様ご承知のとおり、7月23日から始まる東京オリンピックは、緊急事態宣言下に行われることになり
本文を読む?! 弁護士在職50年の表彰状が元号の表記 ?!
著者: 澤藤統一郎(2021年7月7日) 生来、褒められた経験はほとんどない。子どもの頃から表彰などとは無縁だった。先年、期成会から寄稿の一文を褒めていただいただき、賞状をいただいたことが唯一の例外だろう。 その私に日弁連から「表彰状」が
本文を読む川柳に見るIOC・オリンピックの正体
著者: 澤藤統一郎(2021年7月6日) 毎日新聞の仲畑万能川柳欄にはいつも感心させられる。採用句にはことさらに奇を衒ったものはない。良質な社会の感覚の反映と見てよいと思う。 その川柳欄にオリンピック礼賛の句はない。誰が見ても不合理なIO
本文を読む都議選終わって、一夜が明けて。
著者: 澤藤統一郎(2021年7月5日) 東京都議選の結果が出た。これをどう評価すべきか、実はよく分からない。「勝者なき選挙」という評価もある。傍観者からはそう見えるのかも知れない。 個人的には、地元文京区で応援した共産党の福手裕子候補が
本文を読む東京五輪と北京五輪を機に オリンピック挽歌を
著者: 澤藤統一郎(2021年7月4日) 陰鬱な雨の日曜日。耳にはいるのは熱海の土石流被害のニュースは。神奈川でも、千葉でも豪雨の被害が報じられている。気が滅入る。オリンピックどころではなかろうと呟かざるを得ない。 東京オリパラはきっぱり
本文を読むコロナ禍での東京五輪中止を課題に明日都議選投票日
著者: 澤藤統一郎(2021年7月3日) 明日が都議選投票日。地元文京区の福手ゆう子・共産党候補の街頭演説に出かけた。志位和夫党委員長が応援弁士を務めていた。 文京選挙区は定数2、自民、都ファと共産の3候補が争う分かりやすい構図。激戦・接
本文を読む