澤藤統一郎の執筆一覧

1936年ベルリン大会の孫基禎と、TOKYO2020の張家朗(エドガー・チョン)を巡る事件 ー 歪んだ大国主義を映し出すオリンピック

著者: 澤藤統一郎

(2021年8月1日)  8月である。平和を語るべき季だが、今年はコロナ禍と五輪禍の重なった特別の8月。猛暑も一入身に沁みる。  五輪禍とは、コロナ蔓延阻止に怠惰で、コロナ蔓延に手を貸している政権の姿勢を意味するだけでは

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検察はその威信をかけて、安倍晋三を徹底捜査し起訴せよ ー 国民世論は安倍晋三不起訴に納得していない。

著者: 澤藤統一郎

(2021年7月31日)  ことあるごとに思い起こそう。忘れぬように繰り返そう。  モリ・カケ・桜・クロカワイ・アベノマスクにIR  ウソとゴマカシをもっぱらとし、政治を私物化した安倍晋三を忘れてはならない。度しがたい歴

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東京「君が代」裁判・第5次訴訟始まる ー 何が争われているのか

著者: 澤藤統一郎

(2021年7月29日)  本日、東京「君が代」裁判・第5次訴訟の第1回口頭弁論があった。  石原慎太郎都政時代に発出された、悪名高い「10・23通達」以来18年余にもなる。以来今日までこの通達にもとづいて、都立学校の入

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NHK経営委員会は、今にしてなお、情報公開制度の趣旨をまったく理解していない。

著者: 澤藤統一郎

(2021年7月27日)  昨日(7月26日)の毎日新聞8面に、青島顕記者の[NHK経営委の議事録]についての解説記事。「全面開示まで2年も」「第三者機関答申 一時ほご」の見出しが付けられている。「ほご」は、「反故(ない

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オリンピックの非人間性と、自分をもたないアスリートの悲劇

著者: 澤藤統一郎

(2021年7月25日)  私は小学2年生から4年生までを、清水市立駒越小学校に通った。戦後間もなくの1951年4月から54年3月までのこと。この地は富士がよく見え、三保の松原にほど近い風光明媚なところ。当時は田舎で、周

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東京オリンピック開会強行の日の違和感の数々

著者: 澤藤統一郎

(2021年7月24日)  パンデミック下の東京オリンピックの開会強行は、1941年12月8日の開戦に似ているのではないか。あの日醒めた眼をもっていた国民の気持を擬似体験している印象がある。国家というものは、ホントにやっ

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DHC吉田嘉明の姑息なヘイトコメントへの「謝罪」 ー「DHCスラップ訴訟」を許さない・第194弾

著者: 澤藤統一郎

(2021年7月23日) 昨日(7月22日)、毎日新聞(デジタル)が久々にDHCを記事にした。東京オリンピック直前のタイミングに、いま日本が直面している数々の問題を考えさせる恰好の素材を提供するものとなっている。 DHC

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呪われた東京五輪? いいえ、社会の劣化が見えるようになっただけ。

著者: 澤藤統一郎

(2021年7月20日)  東京五輪が、目も当てられぬぐちゃぐちゃの事態である。国民の過半が開会に反対し中止を求めている。これほど、開催国民から愛されず、期待されず、不人気で、中止せよと言われ続けたオリンピックは、過去に

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表現の自由を侵害する、権力と右翼との暗黙のチームプレイの構造。

著者: 澤藤統一郎

(2021年7月16日)  本日から、「表現の不自由展かんさい」が始まった。なるほど、この社会の「表現の不自由」をよく示す企画展になった。この国の「法治」が危ういことも教えている。そして、何よりも、この企画を通して表現の

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成熟した市民社会は、オリンピックを道具としたナショナリズム発揚を受け容れない。

著者: 澤藤統一郎

(2021年7月15日)  東京五輪開会まであと10日。本日の東京のコロナ新規感染者数は1308名。小池百合子は、疫病神バッハとおしゃべりなどする暇があったら、感染対策に奔走しなければならない。コロナ禍を押してまで、やろ

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開示されたNHK経営委員会議事録 ー 森下俊三は「もはや辞任は当然」

著者: 澤藤統一郎

(2021年7月14日)  NHK経営委員会議事録開示請求問題とはこういうことだ。報道の自由の旗を高く掲げて自主・自立であるべきNHKの報道番組制作現場に、明らかに違法な外部からの権力的介入が行われた。具体的には、201

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天皇のオリンピック開会宣言は、本来越権である。

著者: 澤藤統一郎

(2021年7月13日)  権力と金力とに過剰に結びついた今日の五輪は本来なくすべきものである。少なくとも、五輪開催の積極的意義は認めがたい。にもかかわらず、コロナ禍を押しての東京五輪の開催強行。とうてい正気の沙汰ではな

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スラップの提訴受任は、弁護士の非行として懲戒事由になり得る ー 「DHCスラップ訴訟」を許さない・第193弾

著者: 澤藤統一郎

 (2021年7月12日)  日弁連の機関誌を「自由と正義」という。毎月全会員に送付されるこの雑誌で最も読まれているのは、巻末の「懲戒処分公告」である。多くの会員が襟を糺して正し、心して読んでいる。  全弁護士の強制加盟

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ようやく開示されたNHK経営委議事録を読む ー ガバナンスが効いていないのは経営委員会だ

著者: 澤藤統一郎

(2021年7月10日) 昨日(7月9日)、4月7日付で開示を請求(NHK独自の手続では「開示の求め」という)していた下記3点の文書(写)の交付を受けた。別紙を含め全部で47ページである。 (1) 別紙         

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平穏な表現行為に対する実力での妨害を厳重に処罰せよ。

著者: 澤藤統一郎

(2021年7月9日)  中国のことはさて措き、私たちのこの国の民主主義的状況を語らねばならない。この日本には満足な表現の自由があるのだろうか。いや、そんな他人事のような言い方はやめよう。この日本社会の表現の自由の現実は

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コロナ禍での東京五輪中止を課題に明日都議選投票日

著者: 澤藤統一郎

(2021年7月3日) 明日が都議選投票日。地元文京区の福手ゆう子・共産党候補の街頭演説に出かけた。志位和夫党委員長が応援弁士を務めていた。 文京選挙区は定数2、自民、都ファと共産の3候補が争う分かりやすい構図。激戦・接

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