澤藤統一郎の執筆一覧

お願いだからバッハさん、東京に来ないでください。あなただけは来ちゃいけない。

著者: 澤藤統一郎

(2021年4月23日) 今東京は、新型コロナ蔓延の第4波。非常にきつい最中なんですよ。あなたが来ると、確実にこの波は高く大きくなるばかり。重症者も死者も増える。あなたは、東京のコロナ対策に邪魔なんです。言わば疫病神。で

本文を読む

「夫婦別姓確認訴訟」判決が、「婚姻届出のない(別姓)婚」成立を認めたインパクト

著者: 澤藤統一郎

(2021年4月22日)  注目されていた東京地裁「夫婦別姓確認訴訟」。想田和弘さんと柏木規与子さんの夫妻が原告になって、被告国に対して、「両原告が夫婦であることの確認」を求めた訴えに、昨日(4月21日)判決が出た。報道

本文を読む

「日本国憲法の改正手続に関する法律の一部を改正する法律案」の採決に反対し、改憲手続法抜本改正の慎重審議を求める声明

著者: 澤藤統一郎

(2021年4月20日) いま、国家・国民の全力を上げて新型コロナの蔓延を防止すべきときである。いたずらに不要不急の課題に注力すべきではない。ましてやこの時期に、火事場泥棒さながらに、疑問点だらけの「改憲手続き法」の審議

本文を読む

東京と大阪のコロナ猖獗の事態は、無能な人物を首長に選んだ民主主義の劣化が招いたものだ。

著者: 澤藤統一郎

(2021年4月19日) 「苛政は虎よりも猛し」という。無能無策な政治も「苛政」と言わざるを得ない。アベ・スガ政権の無為無策ぶりもさることながら、今や東京都と大阪府、東西両都の為政者の無策の責任が誰の目にも明らかになって

本文を読む

「アンダーコントロール」という言葉によってコントロールされてきた福島の現状

著者: 澤藤統一郎

(2021年4月18日) 「白い土地」を読んだ。集英社からの出版だが、朝日新聞(南相馬支局)の現役記者・三浦英之の著書である。「ルポ 福島『帰還困難区域』とその周辺」という副題がついている。 タイトルの『白い土地』とは、

本文を読む

アンダーコントロールの正体みたり、海洋への排出。

著者: 澤藤統一郎

(2021年4月16日) 漁民のみならず福島県民の反対を押し切って、東京電力福島第1原発の敷地内に貯蔵されている「汚染水」が海洋放出されることになった。海洋の汚染は、国際問題でもある。けっして、どこの国の原発もやっている

本文を読む

民族の伝統だ。大和魂だ。コロナに打ち勝って東京五輪をやり抜くぞ!

著者: 澤藤統一郎

(2021年4月15日) 東京五輪は国策だ。しこたま金もかけている。これからがいよいよ儲けの本番だ。何が何でも東京五輪は断行だ。断じて行えば鬼神もこれを避く。必ずカミカゼが吹く。 政権浮揚と無能都政挽回に千載一遇のチャン

本文を読む

アパホテルもDHCも、今の体質のままでは消費者からの制裁を免れない。

著者: 澤藤統一郎

(2021年4月14日) あの日はカンザンが盛りだったから、ごく先日のこと。桜を見ての帰りの散歩道で小さな郵便局に立ち寄って定額小為替を購入した。いつもは、本郷郵便局に通い慣れて、窓口で不愉快な思いをしたことはない。 こ

本文を読む

30年前の東京地裁103号法廷に、ラムゼイ・クラーク(元米司法長官)が立っていた。

著者: 澤藤統一郎

(2021年4月13日) 今朝の朝刊各紙に、ラムゼイ・クラーク(元米司法長官)の死亡が報じられている。  米メディアによると、9日、ニューヨーク市の自宅で死去、93歳。めいのシャロン・ウェルチ氏が明らかにした。死因は不明

本文を読む

「司法はこれでいいのか―裁判官任官拒否・修習生罷免から50年」 出版記念集会へのお誘い

著者: 澤藤統一郎

(2021年4月12日) 4月24日(土)の「司法はこれでいいのか―裁判官任官拒否・修習生罷免から50年―」出版記念集会が間近である。この集会にお誘いしたい。 時節柄、集会は事前予約制で、会場参加80人、オンライン100

本文を読む

日本政府は、ミャンマーの民衆の側に立って、実効性のある国軍批判の措置をとれ。

著者: 澤藤統一郎

(2021年4月11日) 戦慄すべきミャンマーの事態である。連日の犠牲者の報道に胸が痛む。軍事クーデターだけでも衝撃だが、クーデターを批判する民衆に対する理不尽な弾圧には言葉もない。これは、軍事組織による人民の大量虐殺で

本文を読む

打ち破るべき「あしき前例主義」の最たるものは天皇制である。

著者: 澤藤統一郎

(2021年4月10日) 菅義偉内閣は、昨年(2020年)9月16日に発足した。この日の午後9時から首相官邸で新首相として記者会見に臨んだ菅はこう言っている。 「行政の縦割り、既得権益、あしき前例主義を打ち破って規制改革

本文を読む

総務省官僚の「NHKの経営には自主自律なんてない」発言の真意を問わねばならない。

著者: 澤藤統一郎

(2021年4月8日) 総務省とNHKと朝日新聞の三題噺である。「権力」と「その膝下にある公共放送」と、その「二者の関係を論評するメディア」の、それぞれの立ち位置のお話なのだ。主たる批判の対象は総務省であるが、問題はそれ

本文を読む

「司法はこれでいいのか―裁判官任官拒否・修習生罷免から50年」 出版と出版記念集会

著者: 澤藤統一郎

(2021年4月6日) 昨日のブログに、1971年4月5日の原体験を書いた。その原体験を共有する同期の仲間が、50年目にあたってそれぞれの思いを語る書籍を刊行した。題して、「司法はこれでいいのか。一裁判官任官拒否・修習生

本文を読む

忘れることのできない1971年4月5日 ― あれから50年。

著者: 澤藤統一郎

(2021年4月5日) 私にとって、4月5日は特別な日である。私は、1971年の春4月に司法修習を終えて弁護士となった。その司法修習の終了式が、ちょうど50年前の今日、4月5日であった。その日、私は怒りに震えた。あの日の

本文を読む

戦没学徒を「顕彰」する、右翼教科書の記述は戦争を美化するものだ。

著者: 澤藤統一郎

(2021年4月3日) 本日の東京新聞第6面に、以下の見出しの記事。 「沖縄戦慰霊碑を『顕彰碑』」「高校教科書 元学徒ら『戦争美化』」「批判受け訂正へ」 見出しをつなげるとこういう意味だ。「ある高校教科書が、沖縄戦犠牲者

本文を読む

国旗・国歌の強制とは、リンゴ箱の中の籾殻が大切なリンゴを傷付けている図である

著者: 澤藤統一郎

(2021年4月2日) 憲法の全体像をどうイメージし、どんな形のものとして把握し説明するか。それは、憲法の理念をどう捉えるか、各理念の関係をどう捉えるか、つまりは体系としてどう理解するかに関わる。 憲法の全体像をタマゴの

本文を読む

踏みにじられた香港の民主主義と、踏みにじった中国の非道を忘れない

著者: 澤藤統一郎

(2021年3月30日) 毎日新聞が、「香港『1国2制度』事実上終わる 全人代、選挙制度の見直し決定」と伝えている。なんということだ。香港に花開いた民主主義は、中国の野蛮な暴力に押し潰されたというのだ。文明の敗北であり、

本文を読む

「安定的な皇位継承策の議論」は、重大でも喫緊の課題でもない。

著者: 澤藤統一郎

(2021年3月28日) 愛読する毎日新聞、最近はその社説に違和感を覚えることが滅多にない。ときどきは大いに肯いて、肯いた自分を保守化したのだと感じたりもする。 しかし、3月24日社説「皇位継承の有識者会議 国民的議論が

本文を読む

「社会主義核心価値観」とは、現代中国版「教育勅語」である。

著者: 澤藤統一郎

(2021年3月27日) 金曜日には「週刊金曜日」を読もうとして、なかなか時間がとれない。今日、土曜日に3月26日号に目を通している。今号は、いつにもまして充実の趣。弱者目線にブレがないところがよい。 対照的な、広島高裁

本文を読む

「河井克行は離党させたのだから、もう自民党に責任はない」「アベ・スガ・ニカイに火の粉はごめんだ」

著者: 澤藤統一郎

(2021年3月24日) 河井克行という大規模公職選挙法違反事件の被告人は、元法務大臣である。まったく法務大臣として不適格なこの人物を特に選んで法務大臣に据えたのは、当時の腐敗政権を支えた安倍晋三と菅義偉だった。時の政権

本文を読む