澤藤統一郎の執筆一覧

有罪認定に合理的疑いの余地が残れば、無罪としなければならない。

著者: 澤藤統一郎

(2020年7月24日) 話題の、民医連柳原病院・乳腺外科医師「冤罪」事件。一審判決は予想のとおりに無罪だったが、控訴審で意外の逆転有罪となった。しかも、執行猶予のない実刑。愕然とせざるを得ない。 7月13日、東京高裁第

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近畿財務局は、国有地を8億値引いて売った。石原慎太郎は都有地を156億円高い値で買った。

著者: 澤藤統一郎

(2020年7月22日) 地方自治法に「住民訴訟」という貴重な制度が設けられている。自治体の首長や幹部職員に財務会計上の違法行為があって自治体に損害を生じさせた場合を典型に、住民が一人でも原告になって、「この損害を自治体

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ILO/ユネスコ勧告実施市民会議、文科省交渉の場で

著者: 澤藤統一郎

(2020年7月21日) 弁護士の澤藤と申します。「日の丸・君が代」強制問題に関わるようになってから、20年余になります。 先程来、文科省の担当者から、セアート(ILO/ユネスコ合同勧告委員会)の報告書に関して、「我が国

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フジ住宅ヘイトハラスメント訴訟。原告女性は何を求めて提訴を決意したのか。

著者: 澤藤統一郎

(2020年7月20日) ヘイト企業として名を馳せている「フジ住宅」(大阪府・岸和田市)。社内での「ヘイトハラスメント」を苦痛とした、在日3世の女性社員が果敢に会社を訴え、4年余の審理を経て、7月2日に大阪地裁堺支部で一

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あなたの目にも、アベ政権の末期症状がお見えでございましょう。

著者: 澤藤統一郎

(2020年7月19日) こうして眺めますと、不忍池の風情もなかなかのものでございます。あの辯天堂にお祀りされるご本尊さまは、琵琶を持ったお姿で知られる音楽と技芸の神として「辯才天」とも言われ、また、金運上昇のご利益をも

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「コロナ失業」の被害に、同じ労働者でもこんな「身分差」。

著者: 澤藤統一郎

(2020年7月15日) 下記は、昨日(7月14日)の朝日の記事(抜粋)。普段はよく見えない、私たちの社会の差別や不合理の構造が、コロナ禍の中で突きつけられた典型例といえるだろう。朝日も、ときによい記事を書く。 それにし

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コロナ禍のさなかの革命記念日、国は何のためにあるかを考える。

著者: 澤藤統一郎

(2020年7月14日) 本郷三丁目の皆様。また、新型コロナ感染者が増えています。たいへん憂鬱な梅雨のさなかですが、少しの間、お耳をお貸しください。 本日は7月14日、フランスの革命記念日に当たります。1789年の今日、

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法輪功を邪教として弾圧する、中国政府の言い分に耳を傾ける。

著者: 澤藤統一郎

(2020年7月13日) 私は信仰をもたない。信ずべき宗教に関心はない。しかし、信仰の自由には大きな関心をもっている。権力による宗教弾圧にも、社会的同調圧力による宗教差別にも敏感でありたいと思う。信仰が人格の中核をなすと

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河井夫妻起訴。公判では、その背後にある「真の主犯」の洗い出しを。

著者: 澤藤統一郎

(2020年7月8日) 本日(7月8日)、東京地検は河井克行・案里の夫妻を、東京地裁に起訴した。起訴罪名は、公職選挙法違反(運動員買収)である。 この二人に関しての運動員買収の構成要件は、「当選を得、若しくは得しめ(る)

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改めて要求する。「森下俊三のNHK経営委員辞任」と「議事録の全面公開」を。

著者: 澤藤統一郎

(2020年7月6日) コロナ禍再び感染拡大の虞れの中、風雨激しきを衝いて、本日またまたNHK放送センターに出向いた。応接の経営委員会事務局職員に下記2通の要望書を提出し、趣旨を説明してきた。 要望書の一通は、NHKの在

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嘆かわしや、「関弁連だより」にアパホテルの提灯記事。

著者: 澤藤統一郎

(2020年7月5日) 昨日(7月4日)のこと、東京弁護士会から会報「リブラ」が届いた。それに、6ページの「関弁連だより」が同封されている。これを見て驚いた。巻頭を飾っている記事が、どうみても「アパホテルの宣伝」なのだ。

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「自粛警察」を生みだしている、日本社会に深く伏在しているもの。

著者: 澤藤統一郎

(2020年7月4日) 私は、盛岡の生まれで、故郷岩手の事情は常に気にかかる。このところのコロナ禍では、東京の感染拡大を尻目に唯一「感染者ゼロ」を誇っている。とは言うものの、どうも「感染者ゼロ」の維持は目出度いだけのこと

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『法と民主主義』6月号(特集「新型コロナウイルス問題があぶり出したもの」)のお勧め

著者: 澤藤統一郎

(2020年7月3日) 日本民主法律家協会発行の『法と民主主義』6月号(6月29日発行・第549号)のご紹介とご注文のお願い。 5月号に引き続いての新型コロナ問題特集となっている。先月号の特集が「新型コロナウイルス問題を

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人権侵害大国・中国を相手に、どのような「希望」を語れるだろうか。

著者: 澤藤統一郎

(2020年7月1日) 本日・7月1日は、香港がイギリスから中国に返還された日。アヘン戦争で中国から割譲された香港は、1997年の今日、今度は強引に中国に戻された。50年間(2047年まで)は、一国二制度で高度の自治を約

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在外国民の最高裁裁判官国民審査制限は違憲(東京高裁判決)

著者: 澤藤統一郎

(2020年6月30日) 6月25日、東京高裁(阿部潤裁判長)が、「在外邦人の最高裁裁判官国民審査制限は違憲」という判断を含む判決を言い渡した。当事者は「勝訴」の二文字を掲げて、記者会見に臨んだ。もっとも、一審では認めら

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トランプとボルソナロと、そしてアベ。みんなよく似て、みんなヘン。

著者: 澤藤統一郎

(2020年6月29日) すっかりお馴染みとなった、「米ジョンズ・ホプキンス大学システム科学工学センター(CSSE)の集計」。本日(6月29日)までに、新型コロナウイルスによる世界の感染者の累計は1000万人を超え、死者

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切られた尻尾のうごめきに目を奪われることなく、トカゲのアタマを押さえねばならない。

著者: 澤藤統一郎 

(2020年6月28日) 河井克行・案里の運動員買収の実態がほぼ明確になりつつある。検察のリークだけではなく、メディアによる追及もめざましい。何より、世論の糾弾が厳しく、被買収者が否定しきれない空気を作っている。そのこと

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NHKにピリリと辛い「受信契約の義務なし」判決を歓迎する。

著者: 澤藤統一郎

(2020年6月27日) 昨日(6月26日)、東京地裁で注目すべき判決が言い渡された。「NHK映らないテレビ、受信契約の義務なし」「NHK視聴できない装置付けたTV、受信契約義務なし」などの見出しで報じられているもの。

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30万円の現金授受に添えられた『安倍さんから』の強烈なインパクト

著者: 澤藤統一郎

(2020年6月26日) 昨日(6月25日)の中国新聞の報道が、「克行容疑者『安倍さんから』と30万円 広島・府中町議証言」というものだった。これは、強烈なインパクト。 この証言をしたのは、案里容疑者の後援会長を務めたベ

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