(2023年3月4日) 本日は、東京「君が代」裁判・第5次訴訟の原告団会議。遠慮のない意見交換の場でありながら、和気藹々たる雰囲気が心地よい。訴訟進行に伴っての、こまごまとした打合せのあとに、メインの議題として、訴訟に提
本文を読む澤藤統一郎の執筆一覧
統一教会と地方保守勢力、再びの癒着を許してはならない。
著者: 澤藤統一郎(2023年3月3日) 統一地方選が間近である。これまで、あまり話題にならなかったが、地方政治の保守勢力と統一教会との連携は、中央以上に緊密な模様である。さすがに、中央政界では、どの政党も統一教会との関係は断絶しなけれ
本文を読む「アベノマスク訴訟判決」を手掛かりに、アベ政治の負のレガシーを総括しよう。
著者: 澤藤統一郎(2023年3月2日) 権力者はレガシーを欲する。その地位を退いたとき、あるいは棺を覆ったとき、そのレガシーが定まる。立派なレガシーもあれば、とんでもない負のレガシーもある。承継するにせよ、批判し反省材料にするにせよ、
本文を読む安倍晋三は、今なお統一教会と右翼との絆となっている。
著者: 澤藤統一郎(2023年3月1日) 1月はとっくに行き、2月も逃げて、本日から3月。「3・1ビキニデー」でもあり、「3・1独立運動記念日」でもある。例年のとおり、暖かい陽射しの中で庭の白梅がひっそりと香しい。人もかくありたいと願え
本文を読む自民党総裁岸田文雄、党大会でかく語りき。
著者: 澤藤統一郎(2023年2月28日) 自由民主党総裁、岸田文雄です。本日、2月26日という特別に意義の深い日を選んでの第90回党大会であります。まずは、我が党が依拠する国民の代表として経団連の十倉会長のご臨席を賜ったことをご報告し
本文を読む「はだしのゲン」は、なにゆえに行政に疎まれるのか。
著者: 澤藤統一郎(2023年2月27日) 私は、爆心地近くの広島市立幟町小学校に入学している。「原爆の子の像」のモデル佐々木禎子さんの母校。小学校一年生だった私は、原爆ドームの瓦礫の中で遊んだ。広島が被爆して4年目のこと。そして、同じ
本文を読む忘れてはならない。忘れさせられてはならない。ビキニも第五福竜丸の被ばくも、そして「2・26」も。
著者: 澤藤統一郎(2023年2月26日) 昨日、公益財団法人第五福竜丸平和協会の役員懇談会。来年2024年は、ビキニ事件・第五福竜丸被ばくから70年になる。その翌々年2026年は、展示館開館50周年。どのような基本理念で、どのような企
本文を読む中国政府の「ウクライナ停戦」に期待を寄せる。
著者: 澤藤統一郎(2023年2月25日) プーチンとは唾棄すべき人物である。いずれ、ヒトラー・スターリンとならぶ悪名を歴史に残すことになろう。習近平も、チベット・ウイグル・モンゴル・香港の人権弾圧で名を上げた人物。これに加えて、将来台
本文を読むプーチン・ロシアのウクライナ侵略開始から1年。
著者: 澤藤統一郎(2023年2月24日) 先日のとある日。寒さは緩み風もなく、青空に春の陽の光がきらめく素晴らしい日。都心にありながら、深山幽谷と見まごうばかりの小石川植物園。梅園は、6分から7分咲きの今が見頃。しかも、訪れる人もまば
本文を読む「竹の檻」に閉じ込められた気の毒な人たちを思う。
著者: 澤藤統一郎(2023年2月23日) 天皇誕生日である。もちろん、少しも目出度い日ではない。国民の権威主義的社会心理涵養を意図したマインドコントロール装置に警戒を自覚すべき日である。人を生まれながらに貴賤の別あるとする唾棄すべき思
本文を読むプーチンの演説に耳を傾け、違和感なく受け容れるロシア国民。
著者: 澤藤統一郎(2023年2月22日) もうすぐ、ロシア軍がウクライナに軍事侵略を開始して1年になる。昨21日、プーチン大統領は、戦争開始後初めての年次教書演説をした。 そこで彼はこう語ったと報道されている。 「彼らが戦争を始め
本文を読むスペインでは性別変更が自由になった。我が国の「性同一性障害特例法」では…。
著者: 澤藤統一郎(2023年2月21日) BBCと共同が伝える記事に驚いた。スペイン議会は、今月16日に「16歳以上の国民が法律上の性別変更の手続きをする際に診断書を不要とする法案を賛成多数で可決した。表決は191対60だった」という
本文を読む多喜二虐殺から90年。忘れまい、多喜二と母の無念を。
著者: 澤藤統一郎(2023年2月20日) 90年前の今日1933年2月20日、小林多喜二が築地署で虐殺された。権力の憎悪を一身に集めてのことである。特高警察による野蛮極まる凄惨な殺人事件であった。母セキは多喜二の遺体にすがって、「もう
本文を読む靖国美化論・靖国公式参拝促進論は、好戦派の妄言である。
著者: 澤藤統一郎(2023年2月19日) 橋下徹が、2月16日にこうツィートしている。 「首相や天皇が靖国参拝もできない国が、いざというときに自衛隊員や国民の命を犠牲にする指揮命令などしてはいけない」 やや舌足らずで稚拙な一文ではあ
本文を読む「統一教会スラップ・有田事件」の第1回期日は、5月16日(火)午後2時から
著者: 澤藤統一郎(2023年2月18日) 旧統一教会が起こしたスラップは、今のところ5件。そのうちの1件が、ジャーナリスト有田芳生と日本テレビを被告とする「統一教会スラップ・有田事件」。係属裁判所は、東京地裁民事第7部合議B係(野村武
本文を読む「イスラエル司法改革に市民の抗議10万人」「三権分立の崩壊懸念」「民主主義を守れ」
著者: 澤藤統一郎(2023年2月17日) イスラエル・ネタニヤフ政権の「司法制度改革案」が政権を揺るがす政治問題となっている。1月以来、波状的に10万人規模の市民のデモが街頭に溢れているという。三権分立の崩壊を懸念し、「民主主義を守れ
本文を読む学術団体の自律は、学問の独立に原理的に不可欠である。学術会議会員任命方法を改悪してはならない。
著者: 澤藤統一郎(2023年2月16日) 人事は重要である。そして、難しい。公的な機関の重要人事には、その社会の民主主義の成熟度が表れる。いま、学術会議会員の任命制度が議論になり、NHK新会長と、日銀新総裁の人事が話題となっている。そ
本文を読む「本郷・湯島9条の会」街宣活動の起源は10年前の春。
著者: 澤藤統一郎(2023年2月15日) 昨日、2月14日の「本郷湯島九条の会」・本郷三丁目交差点「かねやす」前での街頭宣伝。まずは、「米軍事戦略に呑み込まれる日本」と題した、石井彰代表世話人の報告。 風が冷たい昼休みのひとときでし
本文を読む首相答弁は正しい日本語であるか? 論理整合性を持っているか?
著者: 澤藤統一郎(2023年2月14日) いま、通常国会が開かれています。衆議院予算委員会での質疑を素材に、正しい日本語の勉強をいたしましょう。 岸田文雄さんは内閣総理大臣の立場にあって、政府の政策全般について野党の質問に責任をもっ
本文を読む弁護士会が元号使用にこだわるのはおかしい。西暦使用に切り替えるべきだ。
著者: 澤藤統一郎(2023年2月13日) 私が所属する東京弁護士会では、23年度役員選挙・常議員選挙が、先週金曜日の2月10日に行われる予定だった。が、今年は定員を上回る立候補者がなく、結局無投票で立候補全員が当選となった。やや寂しい
本文を読む愛国心は危険だ。触ると火傷する。暴発して身を滅ぼすことにもなりかねない。
著者: 澤藤統一郎(2023年2月12日) 「建国奉祝派」というものがある。日本会議だの、神社本庁だの、自民党安倍派だの…。今年も各地で奉祝行事が報告されているが、盛り上がりには欠けるようだ。盛り上がりには欠けるものの、それなりに行事は
本文を読む「建国記念の日」首相メッセージ。官邸発表の不正確版と、その修正版と。
著者: 澤藤統一郎(2023年2月11日) 本日は、「建国記念の日」である。戦前は紀元節だった。おそらく伝統右翼にとっての最も重要な日。何しろ、根拠に欠けるとは言え、天皇制の起源の日なのである。この日、初代の天皇神武が大和の樫原で就任し
本文を読む「安倍家」の凋落に世襲政治の愚を見る。
著者: 澤藤統一郎(2023年2月10日) 本日の毎日新聞朝刊(1面・3面)に、「消えゆく安倍家」の大型記事。「山口4区に後継者不在」「保守王国山口、政争の果て」「安倍家窮状に岸家葛藤」「親子の決断、世襲批判も」のサブ見出しが付いている
本文を読む学校式典での国旗国歌の起立斉唱強制は、自由権規約18条に違反する。当然に、憲法19条にも。
著者: 澤藤統一郎(2023年2月9日) 本日、午前11時から、東京「君が代」裁判・5次訴訟の第8回口頭弁論期日。満席の法廷で、原告側から準備書面(11)を要約して陳述した。担当したのは、弁護団最若手の山本紘太郎弁護士。 今回のテーマ
本文を読む2か月先に迫った、大阪府市首長のダブル選。争点は、カジノ誘致反対の一点であろう。
著者: 澤藤統一郎(2023年2月8日) 統一地方選が近い。全国の政治地図は、どう塗り替えられるのだろうか。 全国ではなく局地的な選挙戦としては、大阪の知事選・市長選(4月9日)が大きく耳目を集めることになるだろう。大阪府下で育った者
本文を読む「同性婚」も「選択的夫婦別姓」も、少しも恐れることはない。
著者: 澤藤統一郎(2023年2月7日) 昨年末までの臨時国会は「統一教会国会」だった。年が明けの今通常国会は、思いがけなくも「LGBT国会」の趣を呈しつつある。明らかに、前国会の空気と通底してのこと。まことに結構なことではないか。
本文を読む「こんな仕打ちをするこの国を見ろ。こんな国に、まだいたいのか?」ー 国とはいったい何だろう。
著者: 澤藤統一郎(2023年2月6日) 本日の毎日新聞朝刊1面トップに、「ウイグル族学者、消息なく」「ためらう娘に『米へ行け』 出国寸前、空港で拘束」というインタビュー記事。これは、渾身の告発記事である。トップに据えられるだけの迫力に
本文を読む「オロカモノ」と叫べば、我が身に返ってくる。こだまでしょうか、いいえ丸川珠代。
著者: 澤藤統一郎(2023年2月5日) ある言葉が、ある人やその人生と緊密に結びついてる例はいくつもある。「それでも地球は回っている」「地球は青かった」「賽は投げられた」「二十にして已に朽ちたり」「不可能という言葉はない」「自由は死な
本文を読む「王様は裸だ」ー 天皇も同じことなのだ
著者: 澤藤統一郎(2023年2月4日) 「週刊新潮」。かつては大嫌いな保守メディアだった。その取材と報道姿勢を唾棄したこともある。が、この頃、齢のせいなのだろうか。あんまり目くじら立てるほどのこともない、と思えるようになっている。もち
本文を読むミャンマーの国軍に抗議を、民主派に支援を。
著者: 澤藤統一郎(2023年2月3日) 2021年2月1日、ミャンマーで軍事クーデターが起きた。その前年の総選挙の「不正」を口実に、国軍がアウンサンスーチー率いる国民民主連盟(NLD)政権幹部らを拘束、全権を奪った。 国軍の政治的影響
本文を読む