澤藤統一郎の執筆一覧

「新潟ショック」を考えるー持続的野党共闘はいかにして可能か

著者: 澤藤統一郎

知人から、新潟日報の切り抜きをいただいた。10月24日(火)付の「新潟ショック再び(上)」というタイトル。「(上)」があるのだから、当然、(中)も(下)もある。「再び」だから、前幕もあるわけだ。 ネットを検索すると、以下

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狐狸にばかされた10月総選挙のあとに、雨にも風にも負けず市民アクション

著者: 澤藤統一郎

今日で10月が終わる。2017年10月とはいったい何だったのか。タヌキやキツネにだまされ続けたような、おかしな1か月だった。 印象は雨ばかりの10月。暗く寒く降られっぱなしの1か月だった。憲法の運命にも、風雨が強かった。

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行政の規制権限不行使は違法。規制緩和などもってのほか。

著者: 澤藤統一郎

一昨日(10月27日)、首都圏建設アスベスト訴訟(横浜第1陣事件)控訴審で、東京高裁が国とメーカーの責任を認める判決を言い渡した。5年前の原告全面敗訴判決を逆転したもの。 「あやまれ!つぐなえ!なくせ!アスベスト被害」と

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医療問題弁護団40周年記念シンポジウム「医療現場に残された現代的課題」

著者: 澤藤統一郎

本日(10月28日)は、医療問題弁護団(略称「医弁」)設立40周年記念シンポジウム。イイノホール4階ルームAでの4時間余の集会。270名の参加で盛会だった。 医療問題弁護団とは、「患者側」を標榜する在京の医療事件専門弁護

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「DHCスラップ第2次訴訟」第1回期日は12月15日午後1時30分、東京地裁415号法廷にて。 ― 「DHCスラップ訴訟」を許さない・第108弾

著者: 澤藤統一郎

既にお知らせしたとおり、DHC・吉田嘉明から2度目の提訴をされて、私(澤藤)はまたもや「幸福な被告」に逆戻りしています。 その裁判の事実上第1回(形式的には第2回)の口頭弁論期日が、12月15日(金)午後1時30分に予定

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「選挙が終わった。モリもカケも、もうほとぼりが冷めた頃だろう」とは言わせない。

著者: 澤藤統一郎

選挙期間中だからとして寝かされていた問題も、いつまでも寝かしたままにはしておけない。モリ・カケ疑惑解散のあと、政権への遠慮から伏せられていた事実が、選挙が終わってようやく報道されるようになった。 本日(10月26日)の共

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船尾徹・自由法曹団新団長の船出にエールを送る。

著者: 澤藤統一郎

「しんぶん赤旗」は共産党の政党機関誌だが、市民運動関係の情報豊富なところが貴重な存在となっている。昨日(10月24日)赤旗朝刊を開いたら、社会面に「共闘広げ改憲阻止 自由法曹団総会終わる」の記事。小見出しに「新団長に船尾

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「小選挙区制こそ諸悪の根源」と、「野党共闘のあり方」と。

著者: 澤藤統一郎

気が重いのだが、自分なりに総選挙の総括をしておかねばならない。日本国憲法の命運如何という視点からの評価だ。明文改憲の阻止、解釈壊憲の進展への歯止めに、今回総選挙の結果がどう関わるかの評価。 私はいつまで経っても、できた人

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当協同組合の発展に祝意を、そして協同組合運動の発展に期待を。

著者: 澤藤統一郎

開業医共済協同組合の第8回通常総代会に顧問弁護士としてご挨拶申しあげます。 当組合の業務も財務も、たいへん順調とのご報告で結構なことと存じます。自信あふれる理事長の開会の辞の中に、協同組合の理念に触れたところがあって、興

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秋葉原の異様な光景ーアベ自民の選挙運動の終わり方

著者: 澤藤統一郎

公職選挙法(第129条)は、選挙運動ができる期間を「公示(または告示)から当該選挙の期日(投票日)の前日まで」に限っている。この異様な規制の起源は1925年衆議院議員選挙法の改正に遡る。当時の天皇制支配の補完物であった政

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「こんな人たち」以外の「一般の人々」に訴えます。ーアベ・シンゾーより

著者: 澤藤統一郎

第48回衆院総選挙は10月10日に公示され、いよいよ明日22日が投票日となります。国民の皆さまのうち、どうせ私の言うことになど聞く耳もたない「こんな人たち」を除く、「こんな人たちではない一般の人々」にお願いを申しあげます

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こんなサプリは買ってはいけない。こんなアベに投票してはならない。

著者: 澤藤統一郎

昨日(10月17日)夜に配信となった時事の記事。表題が、「『不都合な真実』説明不足=モリ・カケ、改憲素通り―安倍首相【17衆院選】」というもの。忖度のカケラもない辛口の内容。 「衆院選の投開票が22日に迫る中、安倍晋三首

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心底驚いた報道2件ーアベを勝たせたらたいへんなことになる。

著者: 澤藤統一郎

最初が、朝日新聞デジタルからの引用。 「自民『9条改正』案、秋に提示か 衆院選の堅調報道受け」 自民、公明両党で300議席をうかがう――朝日新聞をはじめ報道各社が実施した衆院選の情勢調査結果が出た。自民党内では結果を受け

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投票日の前日まで、インターネット利用の選挙運動は自由。最大限に活用しよう。

著者: 澤藤統一郎

来週の日曜日が総選挙の投票日。残る選挙運動期間は1週間のみ。この時点での感想を幾つか。 メディアは、今回の選挙の構図を三極の闘いとしている。その三極のうちの、「自公」対「希望」対峙の局面に主要な関心を向け、副次的に立憲民

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『憲法アレルギー』の払拭を求める「九条俳句判決」

著者: 澤藤統一郎

昨日(10月13日)、話題のさいたま地裁「九条俳句判決」。まずは勝訴を喜びたい。 200万円の請求に対する慰謝料の認容額は5万円とわずかではあったが、さいたま市公民館職員の「公民館たより」への、「九条俳句」不掲載行為を違

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安易な弁護士懲戒請求は、損害賠償請求の対象となり得る。

著者: 澤藤統一郎

この国は、いまだにヘイトスピーチ天国なのか。臆面もない民族差別の横行を恥ずかしいとも、腹ただしいとも思う。 「懲戒請求:弁護士会に4万件超」「『朝鮮学校無償化』に反発」「インターネットに文書のひな型掲載」という見出しの記

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東京都教育委員諸君、そして小池百合子知事、原告教員の怒りの声に耳を傾けよ。

著者: 澤藤統一郎

「日の丸に向かって起立し、君が代を斉唱せよ」との強制には従えないという国民はけっして少なくない。強制でなければ起立してもよいが、強制となければ立てないという人もいる。自分は起立するが強制には賛成しがたいとするのが、ごく普

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アベも小池もこんな程度の人物。信頼してはならない。

著者: 澤藤統一郎

昨日(10月7日)の毎日新聞第10頁「オピニオン」面に、編集委員伊藤智永の連載コラム「時の在りか」が載っている。今号は、「政治家の生き方を選ぶ」。政治家の生き方などどうでもよいことだが、冒頭のアベ晋三と小池百合子のエピソ

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国民は、第1自民(アベ自民)も、第2自民(小池自民)も望んでいない。

著者: 澤藤統一郎

アベ自民が、疑惑隠しの解散で総選挙になろうとしている。森友・加計問題をきっかけに、国民に歪んだ政権の政治姿勢がくっきりと見えている。アベ自民への国民の批判は厳しい。これを奇貨とした小池百合子が、アベの批判者面をしてその受

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ICANのノーベル平和賞受章に官邸の不快感

著者: 澤藤統一郎

ノーベル賞の季節である。例年ほとんど関心はないのだが、今年は別だ。平和賞に国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」の受賞が決まった。核兵器の非合法化と廃絶を目指す活動、とりわけ今年の核兵器禁止条約成立への貢献

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アベにも小池にも、ノーを。キツネにもタヌキにもだまされてはならない。

著者: 澤藤統一郎

もう一度よく思い起こして、肝に銘じておこう。第194臨時国会は、森友・加計疑惑追及の国会になるはずであった。憲法53条にもとづき、その趣旨で4野党が内閣に臨時国会の招集を要求したのが6月21日。安倍内閣は、開会となれば疑

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東京都の教育委員諸君、5人の教員に真摯に謝罪しなさい。

著者: 澤藤統一郎

教育行政の主体は、各自治体の教育委員会だ。東京都の場合は、下記の5人が構成する東京都教育委員会。実は、これがまったくのお飾りなのだ。当事者意識ゼロ。職責意識ゼロ。憲法感覚ゼロ。報酬を受けていることを恥ずかしいと思わないの

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希望の党に未来はないー「新しい独裁者はいらない」「選別こざかしい」

著者: 澤藤統一郎

言葉は生き物だ。言葉の発するイメージは、成長もすれば老化もする。あるときは輝き、そしてまたあるときは枯渇し色褪せる。 「希望」という言葉が、ごく最近突如として生まれ輝いた。いっときその輝きはどこまで大きくなるかと思わせた

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