澤藤統一郎の執筆一覧

ギグワーカーを労働者として保護すべきは、民主主義社会の責任である。

著者: 澤藤統一郎

(2022年11月26日)  昨日、東京都労働委員会は、ウーバー配達員が結成した労働組合の申立を認め、「ウーバーイーツ」運営法人の団体交渉拒否を不当労働行為とする救済命令を出した。いわゆる「ギグワーカー」を労働組合法上の

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裁判所も、都教委も、小池百合子も、この教員の声を聴け。

著者: 澤藤統一郎

2022年11月25日)  昨日、《東京「君が代」裁判5次訴訟》での第7回口頭弁論が開かれた。満席の709号法廷で、原告のお一人が、再処分の不当を「イジメ」だとする意見陳述を行った。まったく、おっしゃるとおりだと思う。裁

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国歌を拒否する選手の爽やかさと、国歌を唱わせようとする権力者の醜さ。

著者: 澤藤統一郎

(2022年11月23日)  臭気芬々のカタールから、一陣の爽やかな風。21日の対イングランド戦の試合前、イラン選手が国歌の斉唱を拒否したとして、大きな話題となっている。これは、イラン政府に対する、「ヒジャブ抗議デモ」へ

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「W杯・開会式放送せずのBBC」と「大はしゃぎのNHK」、どうしてこんなに違うのか。

著者: 澤藤統一郎

(2022年11月22日)  カタール発の報道は、うさんくさいことばかりでウンザリさせられる。この世にはびこる商業主義は、何にでも手を出してしゃぶりつくす。営利のためには、なにものをも犠牲にして恥じない。汚い金にまみれた

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宗教活動とマインドコントロール、いったいどう違うのだろうか。

著者: 澤藤統一郎

(2022年11月21日)  統一教会問題を契機に、ことあるごとに宗教が話題となる。が、宗教問題は難しい。そもそも、宗教とはなんぞやが皆目分からない。分かっているのは、宗教とは論理で説明できる領域にはなく、論理での説明を

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果たして、中国にジャーナリズムは存在するか。

著者: 澤藤統一郎

(2022年11月18日)  昨日、タイのバンコックで、3年ぶりとなる日中首脳会談が実現した。「両首脳は、今後の日中関係の発展に向けて、首脳間も含めあらゆるレベルで緊密に意思疎通することで一致した」と報道されている。結構

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国葬という愚行は一切不必要だ。けっして繰り返してはならない。

著者: 澤藤統一郎

(2022年11月17日)  安倍晋三元首相の「国葬」を検証する衆院各派代表者による協議会が、14日、会合を開き、参考人の意見を聴取した。  川上和久麗澤大教授、西田亮介東工大リベラルアーツ研究教育院准教授、そして、宮間

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都教委は、国連機関からの複数勧告を真摯に受けとめ、「10・23通達」を撤回するよう求める。

著者: 澤藤統一郎

(2022年11月16日)  一昨日(11月14日)の午後、《「日の丸・君が代」ILO/ユネスコ勧告実施市民会議》と、《アイム’89東京教育労働者組合》は、合同で東京都教育委員会(教育長)に申し入れを行う機会を得、冒頭私

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統一教会スラップに怯んではならない。言論封殺の成功体験を作らせてはならない。

著者: 澤藤統一郎

(2022年11月15日) ジャーナリスト有田芳生が「統一教会―銃撃・北朝鮮・自民党―」と表題したパンフを作成している。編集・発行は立憲フォーラム、頒価100円。今起きている問題の整理に手頃な内容。  その冒頭に、「有田

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DHCから身を退く吉田会長に問われる社会的責任

著者: 澤藤統一郎

(2022年11月14日)  DHCが身売りするという。その買い手はオリックス。DHCよりはなんぼかマシの印象。事業は承継されるが、吉田嘉明は経営から手を引き、ブランドを強化するという。吉田嘉明が経営から脱しさえすれば、

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「善人なおもて人権をもつ いわんや悪人においてをや」

著者: 澤藤統一郎

(2022年11月12日)  安倍晋三が選挙演説中に銃撃されて亡くなったのが本年7月8日のできごと。あれから、参院選挙があり、安倍国葬が行われ、統一教会批判の世論が澎湃として起こり、岸田内閣の支持率が大きく低下した。臨時

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この社会の高学歴層には、無数の「葉梨康弘」が溢れているのではないか。

著者: 澤藤統一郎

(2022年11月11日)  葉梨康弘という政治家が話題の人となった。本日辞表提出とのことで、メディアを賑わせている。これまで知らなかったお名前だが、彼の望み通りに、突然に有名政治家となった。「失言」によってではなく、「

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記事の解釈は「一般読者の普通の注意と読み方とを基準として」。

著者: 澤藤統一郎

(2022年11月10日)  昨日、東京地裁で興味深い名誉毀損事件判決が言い渡された。共同通信は、「産経新聞と門田隆将氏に賠償命令 森友記事、2議員名誉毀損」との分かり易い見出しで報じている。  原告の2議員とは、立憲の

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内閣支持率続落ゆえの「統一教会被害救済新法」成立へ見通し

著者: 澤藤統一郎

(2022年11月9日)  内閣支持率は低ければ低いほど良い。なまじ高支持率の内閣は傲慢となって、その奇っ怪な本性を現す。少しでもマシな政策を実行させるためには、支持率を低くしておくに限る。  世論調査における岸田内閣の

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ハトのタマゴからタカが生まれた。瓜の蔓にトリカブトが生った。

著者: 澤藤統一郎

(2022年11月8日)  本郷三丁目の皆様、こちらは「本郷・湯島9条の会」です。月に1度の街頭宣伝活動です。少しの時間お耳を貸してください。  ニワトリのタマゴからはニワトリが生まれます。ウズラのタマゴからはウズラが孵

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DHCテレビの『虎ノ門ニュース』は、間もなく放送を終了いたします。

著者: 澤藤統一郎

(2022年11月7日)  今日は、少し嬉しいニュースのお知らせである。DHCテレビの『虎ノ門ニュース』が、11月18日(金)に放送を終了するという。その裏側はまだ分からないが、目出度い話ではないか。  デマ(D)とヘイ

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旧憲法から新憲法へ。法体系転換の狭間における「プラカード事件」判決

著者: 澤藤統一郎

(2022年11月3日)  本日は、「日本国憲法」公布記念日である。日本国憲法の冒頭に、「上諭」という天皇(裕仁)の文章が、目障りな絆創膏みたいにくっ付いている。下記のとおりの内容だが、これに1946年11月3日の日付が

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