澤藤統一郎の執筆一覧

もしや都民ファーストの会は、国民主権を「傲慢な思想」ととらえてはいないか。

著者: 澤藤統一郎

都民ファーストの会なる地方政党が、都議会で55議席を獲得して、第一党に躍り出た。アベ一強政治の禍々しさに嫌気をさした都民の気分を受けとめ、アベ離れ票の受け皿になることに成功したこの組織。実は正体不明のままである。本当に、

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あなたたちのおかげです。安倍首相と『加計3悪人』とその仲間たち。

著者: 澤藤統一郎

いよいよ都議選が目前だ。この都議選は、なによりもアベ一強弾劾選挙だ。付随して自公政権批判の選挙。アベ自民と公明党への打撃が、憲法の擁護に直接つながってくる。 アベ自民の勢力を減殺し、「市民と野党」連合勢力を大きくすること

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心から訴えます。安倍自民批判票のつもりで「都民ファーストの会」に投票してはなりません。その一票、決して生きません。

著者: 澤藤統一郎

たまたまこのブログに目を留められた都内有権者の皆さんに訴えます。 東京都議会選挙が、3日後の日曜日に迫っています。多くの心ある有権者が、「自民党には投票しない」「今回だけは傲れる自民党に厳しいお灸を据えなければならない」

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「後法は前法を破る」―9条3項の新設は2項を破ることになる。

著者: 澤藤統一郎

学生時代の親しい友から電話がかかってきた。 友「安倍晋三が、『加憲的な9条改憲』ということを言いだしたろう。あれは、いったいどういうことなんだ?」 私「9条1項の戦争の放棄、9条2項の戦力不保持には手を付けずにそのまま残

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愛媛玉串料訴訟大法廷判決から20年。いま、その意義を考える。

著者: 澤藤統一郎

本日は、久しぶりの松山。愛媛弁護士会が主催し日本弁護士連合会共催のシンポジウム「安保法制が成立した今、愛媛玉串料訴訟最高裁判決の意義を考える」に招かれての出席。朝羽田を発っての日帰りだったが、まだ身体は元気なのがありがた

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文京区議会の偉大な第一歩ー『共謀罪』への反撃

著者: 澤藤統一郎

本日(6月22日)、文京区革新懇事務局からご報告を受けた。 本日の文京区議会本会議で、「組織的犯罪処罰法(共謀罪の趣旨を含む)の廃止を求める請願」採択の議決があったとのこと。これは快挙だ。さすが、わが地元の議会。立派なも

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加計学園が経営する獣医学部ー文科大臣による設置認可のストップを

著者: 澤藤統一郎

刑法学でも刑事司法実務でも、保護法益という概念が多用される。ある犯罪類型を作ることで、法が守ろうとしている価値ないし利益のことをいう。殺人罪の保護法益は人の生命。偽証罪の保護法益は、適正な国家の司法作用。では、賄賂罪の保

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あがれあがれ、もっとあがれ不支持率ーこの暴挙への怒りを持続させよう

著者: 澤藤統一郎 

6月18日。193通常国会終了の日である。 この国会で共謀罪法が成立し、アベ友学園・腹心の友学園の疑惑は晴れぬまま、会期は閉幕した。アベ政権は国民をなめきっている。「戦争法案であれだけ支持率を下げたものの、有権者の物忘れ

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ロンドンの高層公営住宅の火災に思うーこの事故は人災として救済されなければならない

著者: 澤藤統一郎

6月14日ロンドンの高層公営住宅の大規模火災。これが、格差社会がもたらした悲惨な事故として物議を醸している。 かつての英国は、「揺りかごから墓場まで」の福祉が充実した先進国とのイメージが強かった。しかし、サッチャリズムの

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「安倍政権を支持しない」が93%!という調査も出てきた

著者: 澤藤統一郎

朝は、6時半からウトウトしながらのTBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」。金曜日の小沢遼子さんがリタイヤしてさびしくなったが、森本毅郎はハリのある声で健在。しばらく腰痛の治療でのお休みもあったが、今やこの人、齢をとること

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「共謀罪法」成立のこの日を、しっかりと記憶に留めておこう。

著者: 澤藤統一郎

今朝、与党が参院本会議で採決を強行し共謀罪法(形式は、「組織犯罪処罰法」改正)が成立した。身震いがする。 2017年6月15日を記憶せねばならない。この稀代の悪法を国会に提出したのは安倍晋三内閣。成立させた主力は自民党だ

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もう堪忍袋の緒が切れたーバカ殿にはやめてもらおう。

著者: 澤藤統一郎

のう、皆の衆。 緊急にお集まりいただいたのは、ほかでもない。最近の藩政のことだ。 役人どもの目のないことは確かめてある。存念なく話し合いたい。 最近の藩政はおかしい。とうてい見過ごしてはおられない。とりわけ、藩主〈アベ加

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アベ・えこひいき政治には、もううんざりだ。

著者: 澤藤統一郎

本日(6月13日)は、本郷湯島九条の会による定例の本郷三丁目街頭宣伝の日。午後の法務委員会での、共謀罪法案強行採決があり得るとの報せで緊迫した雰囲気の中、参加者のボルテージも上がった。そのメンバーと一緒に国会へ。衆議院第

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「森友・加計問題を考えるシンポジウム」(6月13日・午後)のご案内

著者: 澤藤統一郎

西にフェイクのトランプあれば、東にデンデンのアベあり。トランプに硬骨のコミーあれば、アベに好漢前川あり。トランプとアベと私益に恋々とする価値観を同じくし、コミーと前川とは矜持を貫くことにおいて相似たり。 されど、コミーは

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私たちは主権者だ。天皇に関する制度をどう設計するか、その議論に遠慮があってはならない。

著者: 澤藤統一郎

昨日(6月9日)、天皇の生前退位を認める「皇室典範特例法」が成立した。侃々諤々の議論はなく、「静謐な環境の中で速やかに」、天皇(明仁)の退位希望が認められることとなった。 この特例法成立に際しての首相談話が以下のとおりで

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DHCと吉田嘉明は、なんの反省もしていない。ー「DHCスラップ訴訟」を許さない・第105弾

著者: 澤藤統一郎

本日(6月9日)、DHCと吉田嘉明から、内容証明郵便による「回答書」(6月8日付)が届いた。私からのDHCと吉田嘉明への5月12日付各内容証明郵便による損害賠償請求に対する返答である。予想されたとおりの内容ではあるが、あ

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風見鶏が動いた。政権への風向きが変わってきたようだ。

著者: 澤藤統一郎

電車では、中吊りの広告に目が行く。週刊誌の見出しが、いやでも目に飛び込んでくる。現代の「流言飛語」の震源。井戸端会議ネタの提供元。 売れればよいの週刊誌、売らねばならない週刊誌である。その作り手が、いまなにが売れ筋か、世

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スラップ被害・戦友との邂逅ー 「DHCスラップ訴訟」を許さない・第104弾

著者: 澤藤統一郎

日民協の機関誌「法と民主主義」に、「あなたとランチを」という見開き2ページの続きものコーナーがある。佐藤むつみ編集長が、毎号しかるべき人物を選定してランチをともにしつつインタビューを行い、その人の来し方や現在の活動を紹介

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アベはあくどい、あいうえお。加計にかたよる、かきくけこ。

著者: 澤藤統一郎

一昨日(6月3日)中谷元・前防衛相(高知1区)が、高知県南国市で開かれた自民党支部大会での挨拶で、「安倍首相に『あいうえお』の5文字を贈りたい」としたことが話題となっている。 「あせらず・いばらず・うかれず・えこひいきを

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今の日本は、世界の良識に反人権・反国際協調の国と映っている。

著者: 澤藤統一郎

野蛮なトランプが、パリ協定からのアメリカ離脱を表明した。この歴史的愚行の傷は深い。「愚かなアメリカ」「手前勝手なアメリカ」「国際倫理をわきまえぬアメリカ」「ごろつきアメリカ」の刻印が深い。かつてのアメリカの威信回復は、も

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主権者として、天皇制をどうするか、忌憚なく十分な議論をしよう。

著者: 澤藤統一郎

天皇(明仁)が自ら発案した生前退位希望を実現する皇室典範特例法案は、昨日(6月2日)の衆院本会議で賛成多数で可決された。残念ながら、本格的な議論を抜きにしてのことである。 「採決は起立方式で行われ、自民、民進、公明、共産

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イナダ敗訴確定の名誉毀損訴訟は、DHCスラップ訴訟と同じ構造。ー 「DHCスラップ訴訟」を許さない・第103弾

著者: 澤藤統一郎

豊穣な日本語の言語空間の片隅に、「藪蛇」という言葉がある。この「藪を突いて蛇を出す」の出典が分からない。小学館の「故事・俗信・ことわざ大辞典」にも、用例は出て来るが出典の記載はない。 出典など分からなくても、「しなくても

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