拙稿『書き残す―ホームページへ』の続きです。 個人のホームページに掲載したなかから、これは「ちきゅう座」に投稿しても、たいして顰蹙を買うこともないだろうというものを選んで、加筆、編集して投稿してきた。顰蹙を買っているもの
本文を読む藤澤 豊の執筆一覧
書き残すーホームページへ
著者: 藤澤 豊拙稿『書き残すー始まり』の続きです。 思いつくままに書き始めて、ちょっとたったころ、はてどうしたものかと考えだした。いつものことで、ある状態からこうしようとするのはいいのだが、こうしようということが成った先を計画しておく
本文を読む高/低文脈文化の狭間で
著者: 藤澤 豊川口マーン恵美さんの著書『サービスできないドイツ人、主張できない日本人』が興味深い。ドイツ人と結婚され、ドイツ在住が長い川口さんが、日常生活を通してみた素のドイツをエピソードも交えながら語っている。そこに、娘さんが、お母
本文を読む英語(外国語)名
著者: 藤澤 豊就職して五年目に日本にはいてもいなくてもいい人材としてニューヨークにある子会社に飛ばされた。住まい探しも面倒なので、ロスアンゼルス支店に転勤になった先輩が住んでいた下宿を居抜きで引き継いだ。 先輩駐在員の名
本文を読むグローバル翻訳会社とその仲間達
著者: 藤澤豊見かけのコスト削減と本社としての管理のし易さからか、自分が上部組織から“できる“マネージャに見えて、その上楽をしたいということだろうが、日本支社には何の相談もなく、突然グローバルに翻訳業務を請け負う翻訳会社に全て製品とホ
本文を読む『マネーボール』が語る弱者の窮余の策-戦略
著者: 藤澤 豊レンタルビデオ屋で『マネーボール』を借りてきた。本を読む機会を逸して映画になってしまったことにちょっとした後ろめたさがあった。内容はどこかで読んだか聞いたかで分かっている。映画なら時間の節約にもなるし、映画でいいじゃない
本文を読む反証の可能性を求めて―「考える」ということを考える
著者: 藤澤 豊仕事においても私生活でも人に何かを説明しようとすれば、まず自分のなかで説明がついてなければならない。自分で自分を説得もできずに人を説得できるわけがない。説明しようとすれば使う言葉の意味や言葉と言葉の関係、違いもできるだけ
本文を読む公民資本(civic capital) ―「信頼社会」への一考察
著者: 藤澤 豊英Economist誌(Jun 30th 2012)の“The real wealth of nations”と題する記事がきっかけで書いた拙稿『教育と国家資産』(2011年11月)の一部を引用する。 Economist
本文を読む“ぼっち”から孤高へ
著者: 藤澤 豊一般事務を任せていた派遣の女性が辞めた。離職理由は、そのとき聞いていた限りでは、結婚を契機に正社員から派遣になったが、経済的には恵まれているのでもっと自分の時間をとのことだった。ご本人から本音を聞き出すほど器用でもなし、
本文を読む割り箸とレシート―「エコ」と企業利益
著者: 藤澤豊いつの頃からか割り箸は反エコ、森林破壊の一因と言われ身近な飲食店から姿を消した。そこではコストを抑えた樹脂製の箸がフツーになった。割り箸がくれた、安心感というのか清潔感(どちらも事実かどうか知らないが)がなくなった。樹脂
本文を読む企業買収の果てに―すべてを失いかねない危険性があるのではないか?
著者: 藤澤 豊広い視点でみれば機械設備を制御する製品やシステムを提供する業界で三十年以上禄を食んできた。転職しても市場開拓が本職で企業買収に関わるなどと考えたこともなかったのが、日本の会社で事業展開を加速するために海外企業の買収を立案
本文を読む能力とやる気―企業組織のマネージメント層にいる人達こそ反省すべきでは?
著者: 藤澤 豊“能力”と“やる気”という二つの特質から人を四つのカテゴリに分けて、どの人材の方がいいという話しを知り合いから聞いた。四つのカテゴリ?ちょっと乱暴な話しだが、どのみち巷の話題の一つ、なるほどそう言われてみれば、そうかもし
本文を読むショーシャンクの空に
著者: 藤澤 豊ご覧になられた方も多いだろう。ウィキペディアによれば1994年に公開されたアメリカ映画。アメリカ映画だ、粗雑な作りの不出来な映画が公開されることは少ない。特別な感動も考えさせられることもない代わりに外れも少ないアメリカ映
本文を読む機密保護法に思う
著者: 藤澤 豊特定秘密保護法が成立しなかったとしても、そのようなものが出てくること自体にそりゃないだろうという憤りがある。それだけならまだしも、その程度の社会だったのかと半ば諦めてしまう心情に腹が立つやら情けないやら、どこにももってい
本文を読む倹約の文化
著者: 藤澤 豊フランクフルトから東に百キロちょっと行った小さな町に本社があった。歴史はあるのだろう、観光名所にはならない古い建物は残っていた。ただ、高々人口一万五千人の町、これといったものはなにもなかった。そんなところに本社があるもの
本文を読むイジメを仕事とする人達
著者: 藤澤 豊イジメを苦にした子供の自殺のニュースが後を絶たない。全てのケースがテレビや新聞で報道されている訳でもないだろうし、幸いにしてか自殺にまでいたらないケースも多いだろうから、かなりの数のイジメが起きているはずだ。 イジメの根
本文を読む社会を変える人たち
著者: 藤澤 豊七十年代後半から八十年代初頭にかけてニューヨークに駐在していた。駐在員がエリート社員だった時代は数世代前までで、当時、駐在員は日本の本社にはいなくてもいい人材、海外に出してうまく化ければ儲けものという、どちらかといえばデ
本文を読むストレスと成長
著者: 藤澤 豊貴族という言葉は使いたくないのだが、いい言葉が思い浮かばない。仕方なく下記では便宜的に“貴族”という言葉を使っている。ここでいう貴族は一般的に言われている貴族とはちょっと違う。ここでの貴族は社会なり組織なりを背負って立つ
本文を読むジャーマンシェパード
著者: 藤澤 豊生産コストの低減や市場開拓を目的として、経済的か技術的にか自分たちより遅れていると考えている国に工場なり事務所なりを開設する。順調に行けばお互いハッピーでいいのだが、進出側の自分たちの方が進んでいるという優越感が何時まで
本文を読む腐敗する絶対権力を乗り越えて
著者: 藤澤 豊「権力は腐敗しやすく、絶対的な権力は絶対に腐敗する」。原文、“Power tends to corrupt, and absolute power corrupts absolutely.”は十九世紀のイギリスの思想家ア
本文を読む街頭募金
著者: 藤澤 豊もう、何年も前のことだが、京都駅北口をでたところ(烏丸中央口)で、見たところ真面目な大学生らしき集団が街頭募金をしていた。総勢二十人以上がいくつかのグループに分かれて、先を急ぐ人や観光客に向かって声を張り上げていた。よく
本文を読む偽ビール
著者: 藤澤 豊日本には出張で何度も来ていたので、駐在になっても大きな戸惑いはなかった。それでも出張で一週間やそこらホテルに泊まって帰るのと住んでいるのとでは、遭遇することにも見えてくるものにも違いがある。その一つにビールもどきがある。
本文を読む一握りのはみ出し者から
著者: 藤澤 豊なかには幾ら掘り起こしてもなにもでてこないところもあるが、幸い、そこまで枯れ切ったところはそれほど多くない。どこでも三、四ヶ月もあれやこれやと話をしながら作業にとりかかれば、なんだかんだで必要とする人材らしき人達が見えて
本文を読む自分は騙せない
著者: 藤澤 豊機械の修理で米国北東部の町工場に出張していた。気のいい保全担当者が手伝ってくれた。よく気の回る人で、こっちがしようとしていることを察して、そんな工具もあったのかと驚く、あったら便利という工具類まで持ってきてくれた。一日中
本文を読む夏の知合い、冬の友人
著者: 藤澤 豊社会人になって十年も経つと、何かの機会に級友に会っても話題に困る。あったとしても、話題の多くは昔話で、盛り上がりも間歇的で続かない。去る者日に疎し、気が付いてみたら、知り合いのほとんどが働き始めてからお会いした方々になっ
本文を読む恥を知れ
著者: 藤澤 豊三十そこそこのとき友人の労働争議に関わった。彼は欧州駐在員の辞令を受けて断った。優秀な技術屋だったが、欧州駐在員の候補は他にいくらでもいたし、彼が適任とも思えなかった。一人っ子として彼は高齢のご両親の健康を気にかけ、ちょ
本文を読むヘゲモニーの支配
著者: 藤澤 豊雇った方は、組織を構成するただの一社員として雇ったのだったろう。ところが、雇われた方は傭兵の意識で、ぼんやりとではあってもある期間内に、仕事を進めてゆく組織と文化を作って、後任に引き継いでいなくなるつもりでいた。退社しな
本文を読む傭兵稼業
著者: 藤澤 豊まさか傭兵のような稼業になるとは考えてもみなかった。フツーに学校を卒業して、フツーに就職した。ただ、就職先が構造不況と言われて久しい業界のなかでも遅れをとっていた会社だった。定年までなんとかなどと言う気もなかったが、願っ
本文を読むサーバント(リーダー)
著者: 藤澤 豊サーバントリーダーやサーバントリーダーシップについては、既に語り尽くされた感がある。随分前から、いまさら、付け足すこともないだろうと思っていたが、なんとなく気になって、どのように説明されているのか、改めて軽く調べてみた。
本文を読む情報処理が進化して
著者: 藤澤 豊コンピュータのハードウェアが加速的に強力に、安価になったことが全てを変える基盤を提供してきた。これからも今まで以上の速度で従来の常識では想像もつかなかった分野まで変えてゆくだろう。強力なハードウェアのお陰で、従来の日常業
本文を読む