公布された法案とされない法案 5月18日、ルオロ大統領(当時)は、市民団体「ともに歩む」などが反対していた補正予算を公布しました。約11億ドルという大型の補正予算案は国会を通過したあと、国会内の予算・財政を担当する分科会
本文を読む青山森人の執筆一覧
青山森人の東チモールだより…「5月20日」前の駆け込み法案
著者: 青山森人「5月20日」前の祝賀ムード 2~3日前の夕方、軽く雨が降りましたが、シャ~ッと音を立てる細い雨は、雨季の〝ゴツゴツ〟した雨とは明らかに違う雨でした。 インターネットでオーストラリア大陸上空の衛星写真を見ると、東チモール
本文を読む青山森人の東チモールだより…補正予算の〝緊急性〟
著者: 青山森人やや上昇気味の新型コロナの感染状況 去年2021年の4月は未曾有の水害に見舞われた月でしたが、今年の4月は大雨が降らずに済みました。この4月は、外を歩いているとき命の危険を感じるような猛暑日が多々あり、そんな日は陽射しが
本文を読む青山森人の東チモールだより…大統領就任と国会解散の狭間に横たわる矛盾
著者: 青山森人微少人数に抑えている感染者数 大統領選挙期間中は人の群れがつくられやすい環境にあるので、選挙後に新型コロナウィルスの感染者が多数出るのではないかとわたしは心配していましたが、4月に入って28日までのあいだ一日の新規感染者
本文を読む青山森人の東チモールだより…ラモス=オルタ当確、逆襲のシャナナ
著者: 青山森人決選投票、ラモス=オルタの圧勝 4月19日に投票日となった大統領選の決選投票の結果、それぞれの得票率はラモス=オルタの62.1%、ルオルの37.9%となり、ラモス=オルタの当選確実となりました。 正式な結果は控訴裁判所の
本文を読む青山森人の東チモールだより…焦点は大統領選挙以降の攻防にあり
著者: 青山森人登場人物の近況 ちょっと時間を遡ります。今年の1月6日、「東チモールだより 第28号」(2006年6月29日)で水浴びをしていたセレーナちゃんがお母さんがいるイギリスへ渡りました。お母さんとは拙著『東チモール未完の肖像』
本文を読む青山森人の東チモールだより…大統領選挙、一回目と二回目の投票のあいまに
著者: 青山森人抑え込んでいる感染拡大 大統領選挙がおこなわれていてもいなくても、新型コロナウィルスの災禍はまだ終息しておらず、感染予防対策を怠るわけにはいきません。町ゆく人たち、とくに登下校時の中・高校生のなかでマスクをして歩いている
本文を読む青山森人の東チモールだより…大統領選挙は決選投票へ
著者: 青山森人大統領選挙の投票結果 3月16日に大統領選挙運動が終わり、頭を冷やす二日のあいだ、各候補が設置した選挙用の大看板や横断幕が撤去されました。そして3月19日の投票日を迎え、そして結果が出ました。控訴裁判所がその結果にお墨付
本文を読む青山森人の東チモールだより…投票を待つ大統領選挙
著者: 青山森人小さかった三番目の山 「東チモールだより第451号」で新型コロナウィルスの第三の山ができつつあると書きましたが、その後の一日の新規感染者数をざっと見てみましょう。 【2021年2月】 19日=53, 20日=44, 21
本文を読む青山森人の東チモールだより…3.11 忘れまじ
著者: 青山森人命日の3.11 3月11日は日本にとって「東日本大震災」で亡くなった大勢の人びとを供養する日です。3月11日は東チモールにとって解放闘争の指導者であった故・ニノ=コニス=サンタナ司令官を偲ぶ日です。 3月11日の朝9時ち
本文を読む青山森人の東チモールだより…牙をむいた大雨
著者: 青山森人2月21日の大雨 2月21日・月曜日、午後3時40分ごろ、首都デリ(Dili、ディリ)に降り始めた雨は小降りになりながらも2時間以上降りつづけました。すると午後6時30分ごろから中降り程度の雨足に戻してさらに降りつづけま
本文を読む青山森人の東チモールだより…感染症災禍の中の大統領選挙
著者: 青山森人医療を逼迫させるデング熱 「新型コロナウィルスに予算をかけてデング熱にそうしないのはおかしい。子どもたちの生命が脅かされているというのに。そして病院に来ると患者はデング熱の患者ばかりだというのに。ここから別の場所に移れば
本文を読む青山森人の東チモールだより…災害の兆し
著者: 青山森人大きかった揺れ 去年2021年の12月30日未明、わたしの時計で3時27分、報道では29分、久しぶりに戻って来た東チモールでの第一日目の睡眠を楽しんでいるとき、二階建ての家のこの二階で旅の疲れを癒しながらとっていた睡眠が
本文を読む青山森人の東チモールだより…郷に入っても郷に従えない
著者: 青山森人騒音で年末年始を祝う 東チモールの2021年~2022年の年末年始は、わたしにとっては打ち上げ花火のやかましさが印象的でした。一年前は日本にいたのでわかりませんが、2019年~2020年の年末年始の記憶をたどる限りでは、
本文を読む青山森人の東チモールだより…自主隔離の年末年始
著者: 青山森人1年11ヶ月振りの東チモール 2020年1月30日にわたしは一時帰国をしてすぐ4月に東チモールに戻る予定でした。しかし、同年3月に新型コロナウィルスの感染拡大の脅威が東チモールを含め全世界に蔓延し、渡航ができなくなってし
本文を読む青山森人の東チモールだより…心の癒しに歩き出せ
著者: 青山森人感染を抑えるも、オミクロン株に警戒 1975年11月28日、フレテリン(FRETILIN、東チモール独立革命戦線)が独立宣言をし、12月7日、アメリカの”ゴーサイン”をもらったインドネシアのスハルト大統領は東チモールの全
本文を読む青山森人の東チモールだより…「サンタクルスの虐殺」から30年
著者: 青山森人サンタクルス墓地、1991年11月12日 1991年9月、インドネシアによる軍事支配下にあった東チモールにポルトガル(ポルトガルも国連もポルトガルは東チモールの施政国と主張しつづけ、オーストラリアを除いてはこの主張に異議
本文を読む青山森人の東チモールだより…バジリオ=ド=ナシメント司教が逝去
著者: 青山森人「マテビエンの日」に迎えられる司教 東チモールでは11月2日は、「マテビアンの日」(Matebien、テトゥン語で[死者の魂][聖なる魂]の意、最近はポルトガル語のfinado[死者、故人]を用いて、[死者の日]と呼ばれ
本文を読む青山森人の東チモールだより…マックス=スタールを追悼する
著者: 青山森人「サンタクルスの虐殺」の撮影者が永眠 今年の11月12日は「サンタクルスの虐殺」から30年周年を迎える日になります。コロナ禍による非常事態宣言下にあるとはいえ、30年周年という節目のなかで、何かしら特別な企画が考えられて
本文を読む青山森人の東チモールだより…歴史的な指導者・マフヌ、逝く
著者: 青山森人シャナナと共に歩んだマフヌが急死 2021年9月24日午後5時半、首都の国立病院で東チモール解放闘争史において極めて重要な指導者であった人物・マフヌ(*1)が亡くなりました。新型コロナウィルスに陽性を示したので隔離施設で
本文を読む青山森人の東チモールだより…増えてきた感染死
著者: 青山森人タウル首相、感染体験を語る 9月1日、フィデリス=マガリャンエス内閣長官はタウル=マタン=ルアク首相が新型コロナウィルスのPCR検査で「先週、陽性を示した」ことを公表し、自宅隔離のもと専門家による診療をうけ、すでに快方に
本文を読む青山森人の東チモールだより…感染の大波が到来するなか、解放軍創設46周年を迎える
著者: 青山森人第二波の到来 東チモール保健省が発表する新型コロナウィルスの感染状況を8月1日から20日まで見てみましょう。数字はその日の新規感染者数で、カッコ内はその日における感染者数(3月21日からの累積感染者数から[累積回復者数+
本文を読む青山森人の東チモールだより…東チモールは何処から独立した国なのか
著者: 青山森人新型コロナウィルス、エルメラで暴れる 東チモールにおける先月7月20日 からの新型コロナウィルス感染状況をざっと見てみましょう。 一日の感染者数とカッコ内は累積感染者数です。 【2021年7月】 20日=32(10174
本文を読む青山森人の東チモールだより…東チモールがミャンマー情勢に棄権票とはこれ如何に?
著者: 青山 森人一日の感染者数、高止まり 6月中旬以降、新型コロナウィルスの一日の感染者数が100人以下の水準でほぼ定着してきました。しかしそれは50人前後から100人ほどの幅をもつ範囲で高止まりの状態であり、決して油断できる状況ではあ
本文を読む青山森人の東チモールだより…進むワクチン接種
著者: 青山森人一日の感染者数、100人を下回る 東チモールにおける新型コロナウィルスの一日の感染者数を見てみましょう。まずは5月下旬です(前号の東チモールだよりからの続き)。 【2021年5月】(カッコ内は回復者を含めた感染累積数、以
本文を読む青山森人の東チモールだより…コロナ禍であろうとも、祝!「独立回復」19周年記念
著者: 青山森人毎日100人以上の感染者が続く 世界でおよそ1億6874万人(5日28日)の累積感染者数を出している新型コロナウィルスは、ワクチン接種の進み具合によって各国の状況にさらに差をつくり出すという新しい段階を迎えています。 4
本文を読む青山森人の東チモールだより…深刻化する感染拡大
著者: 青山森人感染が急上昇 4月は新型コロナウィルス感染が急増した月でした。一日ごとの登録された感染者数を以下に示します(カッコ内は感染累計)。 【2021年4月】 1日=39(634), 2日=34(677), 3日=37(714)
本文を読む青山森人の東チモールだより…非常事態下のひと悶着
著者: 青山森人独立以降、最大の自然災害 非常事態宣言と都市封鎖などの措置で新型コロナウィルスの感染拡大を抑え込もうとしながらも一時の清涼剤となるはずの復活祭を迎えた東チモールは、4月4日、稀に見る大規模な大洪水に襲われ甚大な被害を受け
本文を読む青山森人の東チモールだより…都市封鎖と感染をかき乱す大洪水
著者: 青山森人感染の急拡大 先月3月は感染拡大が急増した月でした。前号の「東チモールだより」と一部重なりますが、その3月の日付ごとに登録された新規感染者数を以下に示します。カッコ内の数字は記録が始まった去年3月からの累計数です。 【2
本文を読む青山森人の東チモールだより…東チモール版のロックダウン、セルカサニタリア
著者: 青山森人危機管理統合センターの活動再開 2021年2月1日、タウル=マタン=ルアク首相は危機管理統合センターの活動再開を検討しはじめました。 「危機管理統合センター」とは、去年の3月、迫りくる新型コロナウィルスの脅威に対処するた
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