雲の出所が違う 今年もまた本格的な雨季の到来となりました。 東チモールの雨は、もちろん例外はありますが、大半は夕方4時以降に降り始めます。そして降水時間は2~3時間が目安です。したがって徒歩で町中に出る者としては行動計画
本文を読む青山森人の執筆一覧
青山森人の東チモールだより…2025年度国家予算案、国会通過そして発布
著者: 青山 森人今年ももうこの季節か 11月に入るやいなや、首都デリ(ディリ、Dili)の雑貨屋や衣料品店など各種店々は、入り口にクリスマスツリーを立てるなどしてクリスマス商戦の準備を始めました。顧客の財布を緩めようとするクリスマスの雰
本文を読む青山森人の東チモールだより…「サンタクルスの虐殺」から33年
著者: 青山 森人1991年11月12日~2024年11月12日 1991年11月12日、侵略軍であるインドネシア軍占領下でモタエル教会からサンタクルス墓地まで平和行進した若たちはサンタクルス墓地で占領軍による無差別発砲にみまわれました。
本文を読む青山森人の東チモールだより…プラボウォ=スビアントがインドネシアの大統領に就任
著者: 青山 森人〝聖なる〟四連休 東チモールでも日本の〝お盆〟のように人びとがそれぞれの故郷にある先祖の墓地を訪れて花をたむけて魂を慰める風習があります。「聖なる日」と呼ばれています。今年は11月1日(金)と2日(土)がその日にあたり、
本文を読む青山森人の東チモールだより…シャナナ政権の政府機関による蛮行再び
著者: 青山森人地名都市計画庁による暴力が悪化 首都ディリのコモロ地区のカンポンバルと呼ばれる一角で9月3日に起きたこと(東チモールだより第519号)が10月24日、また起きました。地名都市計画庁(SEATOU)が暴力団よろしく路上で野
本文を読む青山森人の東チモールだより…非正規公務員を解雇するな
著者: 青山森人7月の雨 もう乾季に入ったと思ったこの時期、6月下旬から7月初旬にかけて、やけに湿気が高い日々が続きました。あれっ?いま乾季じゃなかったのか。季節外れのジメジメ感を覚えました。そう思っていたら、7月2日、10時10分ごろ
本文を読む青山森人の東チモールだより…指導者は自らのプチブルジョワ根性に抗え
著者: 青山森人さらさらした季節を迎える 5月下旬、コルメラ地方に大雨が発生し、500棟以上の住民が避難する事態になりましたが、東チモールはおおむね雨の日がめっきり少なくなり、じめじめ感のない湿気の低いさらさらした天候にいま恵まれていま
本文を読む青山森人の東チモールだより…要人が容疑者となった二つの裁判
著者: 青山森人控訴裁判所、いきなり無罪放免を告げる 連立与党・民主党の主要幹部・アントニオ=ダ=コンセイサン、通称〝カロハン〟(以下、カロハン)が去年12月12日、ラモス=オルタ大統領によってインドネシア駐在の東チモール大使に任命され
本文を読む青山森人の東チモールだより…大鉈を振るうシャナナ政権
著者: 青山 森人小屋の撤去、住民の立ち退き インドンネシア軍占領下にあった時代の東チモールでは侵略軍の監視の目が光っていてわたしのような外国人は外をのんびり歩いて町並みをゆっくり眺めることはできませんでした。東チモールから侵略軍が撤退し
本文を読む青山森人の東チモールだより…かつて東チモールを占領・支配した国の選挙結果
著者: 青山 森人プラボウォがインドネシア次期大統領に インドネシアでは今年2月14日、二期目の大統領職を務め終えるジョコ=ウィドドの任期満了に伴うインドネシアの大統領選挙が実施されました。 ジョコ=ウィドドと過去二度にわたり決選投票で競
本文を読む青山森人の東チモールだより…恩赦・減刑法は違憲
著者: 青 山 森人恩赦・減刑法の改正で恩赦の政治的濫用が懸念 去年の12月12日にジョゼ=ラモス=オルタ大統領によって、与党CNRT(東チモール再建国民会議)と連立政権を組む民主党の主要幹部・アントニオ=ダ=コンセイサン、通称〝カロハン〟
本文を読む青山森人の東チモールだより…非正規教師を正規にして、教育に投資せよ
著者: 青山森人都市部、再び水浸し 今月2月の7日に、都市部は再び局所的な大雨にみまわれました。1月9日に首都の町を襲った大雨(東チモールだより第509号)のちょっとした再現でした。強い雨が1時間ばかり降ったと思ったら、行き場のない雨水
本文を読む青山森人の東チモールだより…アミルカル=カブラル、生誕百年
著者: 青山 森人法務大臣が急死 東チモールの法務大臣・アマンディオ=デ=サ=ベネビデス(1964年6月16日生まれ)が、1月20日(土)、急死しました。スイスの「ダボス会議」から帰国するシャナナ=グズマン首相を迎えるため他の閣僚たちとと
本文を読む青山森人の東チモールだより…日本は震災、東チモールは水災
著者: 青山 森人東チモール政府、日本に連帯の意思を表明 1月5日、アジオ=ペレイラ内閣長官は東チモール政府を代表して、元旦に発生した能登半島の大地震の被災者と日本政府に連帯の意思を示し、「日本の国民と政府へ誠実な哀悼をこめて、救済活動を
本文を読む青山森人の東チモールだより…日本滞在の東チモール人、全員無事
著者: 青山 森人大晦日はニコラウ=ロバトの命日 東チモールの大晦日・12月31日は、東チモールで最大級に英雄視されているニコラウ=ロバトの命日にあたります。ニコラウ=ロバトはフレテリン(東チモール独立革命戦線)の第二代目の議長で、197
本文を読む青山森人の東チモールだより…2024年度国家予算が発布、恩赦は大反発
著者: 青山 森人シュールなクリスマス風景 今年の東チモールのクリスマス風景はわたしにとってはなんともシュールな感じがします。首都の町あちらこちらで電気仕掛けの飾りつけが流行のようにされています。しかし飾りの周辺を見渡せばゴミに溢れている
本文を読む青山森人の東チモールだより…司法に介入するシャナナ
著者: 青山 森人12月7日、歴史を記憶する日 48年前の1975年12月7日は、インドネシア軍が東チモールに全面侵略を開始した日です。「12月7日」は「国民・英雄の日」として休日となっています。12月7日は木曜日であり、翌日8日の金曜
本文を読む青山森人の東チモールだより…国会で怒ったシャナナ、訪日へ
著者: 青山 森人総額19億ドル5000万ドルの2024年度国家予算 12月12日、総額19億ドル5000万ドルの来年度(2024年度)国家予算の審議が東チモール国会で始まりました。 2021年の国家予算額は約19億ドル、2022年度は約
本文を読む青山森人の東チモールだより…デング熱との闘いの季節がやって来た
著者: 青山森人雨季の始まり 10月の初め、部屋の湿度が70%を超えるという異様なジメジメ感を強烈に覚えた日が一度だけありました。このときいよいよ雨季の始まりかと覚悟しましたが、その日を除いておおむねカラリとした湿気の低い快適な日々を過
本文を読む青山森人の東チモールだより…祝! 48年目の「独立宣言の日」
著者: 青山森人独立宣言から48年目 1975年11月28日、迫りくるインドネシア軍の大侵略を前にして、フレテリン(東チモール独立革命戦線)が「東チモール民主共和国」の独立を宣言しました。しかし1975年12月7日、インドネシア軍はアメ
本文を読む青山森人の東チモールだより…32年目の「サンタクルスの虐殺」の日
著者: 青山 森人1991年11月12日、「サンタクルスの虐殺」 1991年9月、インドネシア軍事占領をうける東チモールに、東チモール施政国の立場をとるポルトガルは議員団訪問を決定しましたが、翌月10月25日、その訪問計画は頓挫してしまい
本文を読む青山森人の東チモールだより…東チモール版の〝統一地方選挙〟、これでいいのか?
著者: 青山 森人〝全国共通試験〟に〝地方統一選挙〟そして〝お盆休み〟 東チモールでは11月の初旬は、日本の8月半ばのお盆休みに相当する時期です。今年は11月1日・水曜日から5日の日曜日までが〝お盆休み〟となりました。 11月1~2日は、
本文を読む青山森人の東チモールだより…世界は東チモールに聴け
著者: 青山 森人お里が知れている新制度 10月26日、田中明彦JICA(国際協力機構)理事長が東チモールを訪問し、シャナナ=グズマン首相ら政府要人と面会し、両国は協力関係を確認しました。田中理事長は、技能実習制度と特定技能制度の見直しを
本文を読む青山森人の東チモールだより…この期に及んで技能実習制度を採用するとは!?
著者: 青山 森人廃止が決まった制度をなぜ採用するのか 日本の報道によると、10月18日、技能実習制度と特定技能制度の見直しを検討する政府の有識者会議(座長は国際協力機構[JICA]の田中明彦理事長)は、廃止が決まっている技能実習制度に代
本文を読む青山森人の東チモールだより…中国を惹き寄せる東チモール
著者: 青山 森人シャナナ首相、中国への想いを実行に 前号の「東チモールだより」では東チモールにおけるアメリカ軍の存在について述べました。バウカウの飛行場を〝いじったり〟、人道支援を名目にしてオスプレイを飛行させたり、毎年の軍事演習を定着
本文を読む青山森人の東チモールだより…アメリカはオスプレイを飛ばすな!
著者: 青山 森人東チモールにオスプレイがやって来た もう1年と3ヶ月前のことです、東チモール上空をアメリカ海兵隊の輸送機MV-22オスプレイが飛んだのは。 このことを思い出させたのは、今年8月27日、オーストラリア北部準州のメルビル島で
本文を読む青山森人の東チモールだより…感情高ぶるシャナナ首相
著者: 青山 森人アミコの疑念 シャナナ=グズマン首相が、ドミンゴス=デ=カマラ大佐(通称、アミコ)を解任してロンギニョス=モンテイロを新たにSNI(国家諜報機関)の長官に任命した件について(東チモールだより 第495号)、解任されたアミ
本文を読む青山森人の東チモールだより…シャナナの二つの顔
著者: 青山 森人新政府発足後の大統領による告白 2023年7月1日、海外から多数の来客を招いて開催された第九次立憲政府の樹立式典(政府閣僚の宣誓就任式でもある)のなかでラモス=オルタ大統領が東チモールのASEAN (アセアン:東南アジア
本文を読む青山森人の東チモールだより…新政府を待ち構えた自然災害
著者: 青山 森人両雄、久しぶりの会談 新政権樹立式典を翌日に控えた6月30日、大統領府でジョゼ=ラモス=オルタ大統領の立ち合いのもと、それぞれ新と旧の首相になるシャナナ=グズマンとタウル=マタン=ルアクは久し振りに顔を合わせました。民族
本文を読む青山森人の東チモールだより…新国会議員の初登院そして新政府樹立へさよなら、イザベルさん
著者: 青山 森人女性が主導することになった東チモール国会 6月22日は、5月21日の総選挙で選ばれた新しい国会議員65名が国会に初登院する日でした。初登院の日はまた新国会議員が宣誓就任する日でもあります。総選挙ごとに新たに選ばれる国会議
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