髭 郁彦の執筆一覧

書評の書評―『ラカン的思考』に対する玉崎氏の書評への私見

著者: 髭 郁彦

  アドルフ・ヴェルフリの絵の展覧会を見た後で、滝平二郎のきりえを見たときに抱く安心感という問題について考えてみて欲しい。ヴェルフリの作品だけではなくアール・ブリュットの展覧会に行くと、いつもとても疲れる。それ

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対象の束と歴史的動き:『「大正」を読み直す』私論

著者: 髭 郁彦

時代は新たな希望を作り出すものであると共に、時代は掛け替えのないものを抹殺するものでもある。それが、子安宣邦氏の『「大正」を読み直す――幸徳・大杉・河上・津田、そして和辻・大川』(藤原書店、2016、以下サブタイトルは省

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