髭郁彦の執筆一覧

暴力的リゾームと横断性:パンデミックが露わにするもの

著者: 髭郁彦

 パンデミックが踊っている。流動性と多様性が止まった世界の上で、パンデミックが高笑いをして踊っている。資本主義帝国の中で絶えず流れ、動いていた世界。欲望の実現がダイナミズムの中にある世界。その強固な信仰の下で、われわれは

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忠臣というフィクション:富岡鉄斎の「南朝忠臣図」について

著者: 髭郁彦

 早稲田大学構内にある會津八一記念会館で5月10日から6月16日まで「【富岡展示】近代の日本画」という企画展が開催されていたが、そこに富岡鉄斎の描いた「南朝忠臣図」が展示されていた。これは12枚で一つのシリーズを構成する

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