T・K生の執筆一覧

ドイツ通信第143号 7月20日、カッセルの反ネオ・ナチ抗議デモ――市内からネオ・ナチが排除された日

著者: T・K生

 7月20日(土)は、ヒットラー暗殺未遂からちょうど75年周年目に当たり、直前から、メディア、マスコミで歴史を顧みる記事が書かれていました。私個人は反ナチ抵抗運動といえばショル兄妹を中心とした「白ばら」抵抗運動が記憶に焼

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ドイツ通信第142号 EU委員会議長選出を終えて思うこと――ヨーロッパの問題点を浮き彫りにした選出過程――

著者: T・K生

 昨日7月16日(火)、EU委員会の議長が、長い混沌とした政党駆け引きの末に選出されました。EU議会で行われた投票では、ドイツCDUの女性候補者(Ursula von der Leyen)が過半数に必要な374票をわずか

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ドイツ通信第139号 ドイツから何を学んだのか?

著者: T・K生

前回の文章について「原発通信」編集部から、〈われわれはドイツを理想化していたのでしょうか〉という旨の問いかけがあり、その後この「理想化」の意味を、日本で自分は果たしてどのようにドイツの政治を見てきたのかと、ここ2ヶ月ばか

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ドイツ通信第137号 : ドイツ政治の行方 ―2018年10月28日ヘッセン州議会選挙結果から読み取れること(3)

著者: T・K生

2週間ほど前に、突然、雪が降り、11月にしては早いので、「これも気象変動の影響か」と友人たちと話しあっていました。30年前は、市内でも15~20cm近く雪が積もったのではなかったかなあ、と懐かしげに時間を振り返っています

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ドイツ通信第136号: ドイツ政治の行くへ  2018年10月28日 独ヘッセン州議会選挙から読み取れること(2)

著者: T・K生

ヘッセンの州選挙が終わってから、11月16日までこの報告を書くのを控えていました。選挙当日の投票集計が、コンピューターのミスで不正確であることが判明し、3週間かけて再集計が行われ、その結果次第では、緑の党とSPDの得票に

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ドイツ通信第135号  ドイツ政治の行方――2018年10月28日ヘッセン州議会選挙結果から読み取れること

著者: T・K生

先日の10月28日(日)、ヘッセン州議会選挙に行ってきました。今回は、その時の報告です。 12時過ぎの投票所には、たちかわり出入する市民の姿が見られます。しかし、想像していたより静かでした。投票用紙をもらって身分証明書を

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ドイツ通信第133号 ブラジルの選挙と極右ファシスト――スポーツの祭典の後に(2)

著者: T・K生

1992年のリオ滞在時には、時間があればリオの中心部にあるゲーテ協会に顔を出し、そこで働いているエミアに会いに行っていました。イパネマからバスで45~60分ほどかかりますが、小銭だけをポケットに入れて、バス内外での犯罪に

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ドイツ通信第132号 ブラジルの選挙と極右ファシスト――スポーツの祭典の後に

著者: T・K生

トルコからは、インフレの情報が絶えません。9月の段階でインフレ率は約25%に上昇し、15年以来の水準だといわれます。しかも対ドルのリラ貨幣価値は今年に入って40%も減少し、インフレの勢いは止まりません。1990年代には8

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ドイツ通信第131号 2018年トルコの夏――その幻影と実態(3)

著者: T・K生

「アメリカはドルを所持しているが、われわれには神がいる」 2018年のトルコ行きは、空港で人物チェックをされることもありませんでした。格安航空ですがドイツ系を使ったからでしょうか、それともドイツ-トルコ関係に変化が表われ

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