古賀暹の執筆一覧

12月4日のNHKテレビ(「昭和天皇開戦への道」)で天皇の戦争責任に関する興味深い表現がありました

著者: 古賀暹

昨夜のETV、夜11時の「昭和天皇開戦への道」を見ました。満州事変にせよ、2・26事件についてにせよ、この種のものは「天皇は平和を欲していた。悪いのは軍部」といった筋書きで流されるのを常としているので、あまり、見ないこと

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未完の「アジア主義」-権藤成卿論(上) 日本の革命家たちがめざした千年王国

著者: 古賀暹

はじめに 1895年の日清戦争が終わってから、中国人留学生への数は急速に増大していった。清朝が積極的に西洋文化を取り入れるために動き出したからである。その動きは1905年の日露戦争のころには年間一万人を超えたと言われてい

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追悼―蔵田計成:持続する「憤激」-60年安保闘争とは何だったのか

著者: 古賀 暹

情況の菅原秀宣さんからの電話で蔵田計成さんが亡くられたという知らせを受けたのは、死後一カ月近くたっていた二十四日のことだ。私は驚きは感じなかった。すでに、彼の死は予期されていたからだ。 一月の末、入院していた病院に電話を

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1/25 第149回 河合塾経済研究会(協力:現代史研究会) 講師:古賀暹(元『情況』編集長) 演題:北一輝-危機の時代と二つの叛乱

著者: 古賀 暹

昭和初年代は、クーデタ、要人の暗殺などの大事件が、次々と起こる動乱の時代だった。その底流に中国の民族革命と日本の農民危機を背景とする農民の過激化があった。それを、アジア革命へと結びつけようとする北一輝、さらには、社稷の再

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北一輝と二つの龍巻―中国革命と2・26事件(現代史研究会用レジュメ-補足修正版)

著者: 古賀暹

はじめに 北一輝の研究は様々な形で行われてきたが、それらの研究は北を超国家主義者として扱かう視点からのものであり、彼の姿を捉えたものとは必ずしも言うことが出来ない。私は前著『北一輝―革命思想として読む』に於いて、この点に

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 北一輝と二つの龍巻―中国革命と2・26事件(4/23現代史研究会レジュメ)

著者: 古賀暹

はじめに   北一輝の研究は様々な形で行われてきたが、それらの研究は北を超国家主義者として扱う視点からのものであり、彼の姿を捉えたものとは必ずしも言うことが出来ない。 1、 北が処刑されるときに、西田税が北に「

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