「2014年4月に8%に、15年10月に10%に」―野田佳彦首相は消費税率引き上げについて29日深夜の民主党合同会議で妥協の「切り札」を持ち出し、とうとう了承を取り付けた。「ぶれない」ことを信条とする野田首相の粘り勝ち
本文を読む瀬戸栄一の執筆一覧
「野田佳彦首相の政治的叡知―政権長続きの気配も」
著者: 瀬戸栄一野田佳彦首相について、地味とか「どじょう」とかのイメージを持たれているが、筆者が直感的に感じているのはその風貌とは違って、相当な「政治的叡知」の持ち主ということである。この秋から来春にかけて、よほどの予想外の事態が発生
本文を読む「増税路線貫き日本再生戦略―野田首相が初の所信表明演説」
著者: 瀬戸栄一野田佳彦首相は13日、就任後初の所信表明演説をし、財政再建と経済成長の両立を目指す「日本再生の戦略」を年内に取りまとめる方針を明らかにした。この演説で野田首相は、東日本大震災からの復興と世界的な経済不況という二つの危機
本文を読む「経済産業相の後任に枝野幸男氏を内定」
著者: 瀬戸栄一野田佳彦首相は12日午前、失言で引責辞任した鉢呂吉雄前経済産業相の後任に枝野幸男前官房長官(47)を充てることを決めた。同日午後に正式決定する。 枝野氏起用について藤村修官房長官は「適材適所の人事だ」としている。枝野
本文を読む「鉢呂吉雄経済産業相が失言で引責辞任―野田政権に打撃」
著者: 瀬戸栄一野田佳彦内閣のスタートからわずか1週間。当面最大の課題である東京電力福島第一原発の事故を8日、現地視察した担当閣僚の鉢呂吉雄経済産業相(63)が10日夜、現地などで記者団に語った「奇妙な」失言の責任を取って野田首相に辞
本文を読む「野田内閣支持率62%―政党支持率も民主が自民を逆転」
著者: 瀬戸栄一共同通信社が9月2、3両日に実施した全国緊急世論調査で、2日発足の野田佳彦内閣への支持率は62・8%にのぼり、不支持率の18・1%を大きく上回った。これまでの民主党菅直人政権の末期(15・8%)から一気に飛躍し、新政権
本文を読む「復旧、復興、原発収束が最優先課題―野田首相が初会見」
著者: 瀬戸栄一組閣を完了した野田佳彦首相は2日夕、内閣記者会と会見し、新政権の基本方針などを語った。首相はまず、新内閣の最優先課題について「東日本大震災からの復旧、復興と福島第1原発事故の収束だ」とし、さらに円高など最近の経済情勢に
本文を読む「党内融和への配慮か―岡田克也氏の心境読めず」/「財務相に安住氏、外相は玄葉氏―野田内閣が組閣・発足」「小沢側近の山岡、一川氏入閣―岡田、仙谷氏らは入らず」
著者: 瀬戸栄一「党内融和への配慮か―岡田克也氏の心境読めず」 (14:00) 今回の野田新内閣の組閣で目立つのは、岡田克也前幹事長の「重要ポスト固辞」である。野田首相が強く希望したのは「大物官房長官」として岡田氏が官房長官ポストを引
本文を読む「官房長官に藤村修氏を内定―野田首相きょう組閣へ」
著者: 瀬戸栄一野田佳彦新首相は9月1日、内閣の要となる官房長官に側近中の側近である藤村修・前幹事長代理(61)を充てることを内定した。これまでの組閣人事では相談相手の官房長官を最初に決めるのが通例だったが、野田新首相は党内バランスを
本文を読む「幹事長に輿石氏、政調会長に前原氏」「国対委員長平野博文氏、幹事長代理に樽床伸二氏―バランス人事進む」
著者: 瀬戸栄一野田佳彦新首相は30日、民主党役員人事を進め、最大の焦点である幹事長に輿石東・参院議員会長(75)を決めた。輿石氏は小沢一郎元代表と近く、「ノーサイド」人事(野田氏)の象徴となる。政調会長には前原誠司前外相(49)を起
本文を読む「野田佳彦氏を首相に指名―幹事長は輿石氏に打診・難色」「鹿野道彦氏か川端達夫氏の線も」
著者: 瀬戸栄一衆院本会議は30日、菅直人前首相の後継首相指名選挙を行い、第95代、62人目の首相に野田佳彦・民主党代表(54)を選出した。与野党ねじれ中の参院本会議でも並行して指名選挙をし、一部野党の棄権で野田佳彦氏を決選投票で首相
本文を読む「野田佳彦氏が民主党新代表に―30日にも首相に選出、焦点は幹事長人事」
著者: 瀬戸栄一民主党は8月29日、衆参両院の国会議員総会を開き、菅直人氏の後継代表に野田佳彦財務相(54)を決選投票で選出した。翌30日にも開かれる衆院本会議で野田氏は内閣総理大臣に選出される。 野田新代表の当面最大の課題は民主党
本文を読む前原誠司前外相が代表選出馬の構え―本命・野田佳彦財務相の影薄れる」
著者: 瀬戸栄一8月29日投開票に固まろうとしている民主党代表選に、これまで「白紙」を貫いてきた前原誠司元代表・前外相が出馬する方向となった。岡田克也幹事長や仙谷由人代表代行らが擁立してきた野田佳彦財務相こそ代表選の「本命」と見られて
本文を読む「菅直人首相8月末に退陣へ―本命・野田佳彦財務相めぐり反増税包囲網も」
著者: 瀬戸栄一延命含みで粘り腰を続けてきた菅直人首相(民主党代表)がようやく会期末の8月31日を目前に正式に退陣表明することが事実上確定し、民主党内は後継代表候補が乱立する様相となった。もし首相のバトンタッチが9月に持ち越せば、辞任
本文を読む「松本復興相が放言で引責辞任―後任に平野達男副大臣昇格―菅首相さらに窮地に」
著者: 瀬戸栄一6月27日に就任したばかりの松本龍復興対策担当相が就任後わずか9日間に連放したた放言の責任をとって7月5日に辞任、菅首相は後任に復興担当副大臣の平野達男参院議員を昇格させ任命した。既に自らも退陣を表明している菅直人首相
本文を読む「人事で支持率急落―33%が23%に」「菅続投による政治空白66%」
著者: 瀬戸栄一菅直人首相が27日に断行した人事は民主党内外から反発を受け、共同通信が28、29両日に行った全国緊急電話世論調査によると菅内閣支持率は23・2%で6月上旬の33・4%から1か月足らずの間に10ポイント強も急落した。
本文を読む「乗り切り策かそれとも自滅か―不可解な菅首相人事」
著者: 瀬戸栄一いったん退陣表明したはずの菅直人首相が27日、3法案の成立が辞任の条件であることを明言する一方、与党が国会を乗り切るうえで明らかに不利とみられる人事を断行した。ただでさえ心理的に離反している民主党執行部は菅首相に対する
本文を読む「菅首相、6月退陣を決断か―週内にも両院議員総会」
著者: 瀬戸栄一菅首相が今週中にも開かれる民主党両院議員総会で、改めて6月中の退陣を表明する公算が大きくなった。2011年度予算をはじめ第1次補正予算、さらには夏にかけて編成される第2次補正予算案を執行するうえで、国債発行の前提となる
本文を読む「菅直人首相が退陣を表明―不信任案は否決」「辞任時期は災害対策に一定のメド」
著者: 瀬戸栄一自民党など野党が提出した菅内閣不信任決議案は2日の衆院本会議で与党の反対多数で否決された。これに先立ち菅首相は民主党代議士会で「災害対策に一定のメドがついた段階で若い世代にいろいろな責任を引き継いでもらいたい」と述べ、
本文を読む「メルトダウン懺悔録」
著者: 瀬戸栄一3・11巨大地震と津波・原発事故から2か月以上を経て東京電力第一福島原発1号炉の原子炉燃料がメルトダウン(炉心溶融)を起こしていた事実を、初めて具体的に認めた。菅直人首相も16日の衆院予算委でこれを追認した。 1号炉
本文を読む「あまりに遅い復旧―救われた菅直人首相」
著者: 瀬戸栄一死者・行方不明者約2万5000人、避難民10数万人、そしてようやく作業員が内部に入れた東京電力福島第1原発。文字通り未曽有の「3・11」大災害から2か月が経過した。仮設住宅への入居がやっと始まり、放射能漏れの恐怖がようや
本文を読む「前原外相が辞任―菅政権に大きな打撃」
著者: 瀬戸栄一前原誠司外相が6日夜、在日外国人からの政治献金受領の責任を取って辞任した。菅首相は4日の参院予算委でのこの問題の発覚以後、辞めようとする前原氏を再三、慰留・説得したが、前原氏の辞意は固く辞表を受理、7日朝の定例閣議で辞
本文を読む「予算衆院通過―関連法案めぐる攻防へ」
著者: 瀬戸栄一2011年度政府予算案が3月1日未明、衆院本会議で可決され攻防の舞台は参院に移った。本会議の採決で、与党民主党の会派離脱組の16人が欠席し、野党側の熱い視線を浴びたが、衆院で圧倒的多数を持つ民主党議員の賛成で可決となった
本文を読む「内閣支持率最低の19%―強まる3月危機」「79%が与野党協議を支持」
著者: 瀬戸栄一菅直人内閣の支持率が19・9%とついに「危険水域」に入った。ところが、菅首相らがねじれ国会での与野党協議によって危機打開の道を探ろうとしているのに対し、世論調査に応じた有権者の79・8%が「野党も与野党協議に応じるべき
本文を読む「3月危機を乗り切れるかー菅首相が施政方針演説
著者: 瀬戸栄一菅直人首相は2011年度予算案本体と関連法案を、年度内に成立させ政権を存続させることができるのだろうか。1月24日の施政方針演説は野党―特に自民、公明両党に対し「社会保障と税の一体改革をめぐる与野党協議」を声を張り上げ
本文を読む「与謝野入閣、仙谷交代が目玉―菅第2次改造内閣が発足」
著者: 瀬戸栄一昨年6月に首相に就任した菅直人首相は14日、「たちあがれ日本」を離脱し無所属の与謝野馨氏を経済財政担当相(税制・社会保障兼務)に起用、仙谷由人氏を官房長官のポストから交代させ、仙谷氏と一体で行動してきた枝野幸男氏を後
本文を読む「菅直人首相、小沢切りを宣言」「6月にも消費税の方向性出す」
著者: 瀬戸栄一菅直人首相は4日、年頭の記者会見で小沢一郎元代表に対し、国会政治倫理審査会での通常国会召集前の説明を改めて求めると同時に「政治家としての出所進退を明らかにし、裁判に専念されるのであれば、そうされるべきだ。本人が自らそう
本文を読む「小沢氏が政倫審出席の意向固める」
著者: 瀬戸栄一27日の民主党役員会は菅直人代表=首相も出席して約1時間20分にわたって開かれ、来年中下旬までに小沢一郎元代表に政治倫理審査会での説明を求め、もし小沢氏がこれを拒否し続ければ審査会開会を議決、これに従わない小沢氏に自ら
本文を読む「いつまでもつのか仙石長官―2011年度本予算審議入りが正念場」「民主党内に内閣改造の動き」
著者: 瀬戸栄一内閣の柱を自認する仙石由人官房長官は馬渕澄夫国交相とともに参院で過半数を握る野党各党から突きつけられた問責決議を可決され、窮地に立った。プライドの高い仙石長官はいまのところ「辞任する考えは全くない」と、首相官邸にとどま
本文を読む「柳田法相が辞任―自民は問責連発で追い討ちか」
著者: 瀬戸栄一国会答弁をめぐり失言した柳田稔法相が11月22日朝、首相官邸で菅直人首相に辞表を提出、受理されて辞任した。14日に地元広島で問題発言をしてから1週間かけての辞任である。菅首相はじめ民主党幹部は補正予算の早期成立を優先し、
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