蔵田計成の執筆一覧

補足/書評 『新版 原子力公害』(明石書店)について =小児甲状腺ガン発症は、原発事故発生1年後から=

著者: 蔵田計成

去る4月19日、『ちきゅう座』書評に本稿筆者が掲載した『原子力公害』(タンプリン、ゴフマン共著、河宮信郎邦訳、明石書店)は、20世紀を刻する最高水準の名著のひとつであり、必読に値する。とはいえ、いくつか重要な補足をする必

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新訳本の紹介:『 新版 原子力公害-人類の未来を脅かす核と、科学者の倫理と社会的責任 』 

著者: 蔵田計成

『 新版 原子力公害-人類の未来を脅かす核と、科学者の倫理と社会的責任 』 タンプリン、ゴフマン共著、新訳・河宮信郎、明石書店、本体価格4600 円   ◇ 推薦、必読! 非核・反原発に関する「20世紀最高の名著」 放射

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チェルノブイリ30年目の真実と福島  =必読/『調査報告 チェルノブイリ被害の全貌』=

著者: 蔵田計成

はじめに チェルノブイリ原発事故の真相は依然として闇のなかにある。事故が起きた4号炉を覆う石棺のなかに、どれだけの核燃料が残っているのか、だれにも分からない。その原発事故がもたらした被曝災害についても、原因と結果を関連づ

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交流の広場(匿名投稿への回答)6/26 福島KKKの新たなジレンマ:多発事実の認知と被曝影響の否認

著者: 蔵田計成

 福島県「県民健康調査」検討委員会(以下福島KKK略記)は、これまで ①甲状腺異常の多発を否認し、 ②それが被曝影響であることも否定してきた。 このように、福島KKKは、被曝被害を認知しないことによって、責任を逃れ被曝防

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小児甲状腺ガンの発症が事故前の数十倍に増えた(公式発表) =甲状腺ガン多発の事実が示す放射線被曝の衝撃=

著者: 蔵田計成

第Ⅰ部 多発 (1) 甲状腺評価部会「中間とりまとめ」の意味 2015年5月18日、第19回福島県「県民健康調査」検討委員会(以下福島KKK)が開催された。その際に提出された同委員会甲状腺評価部会の「中間とりまとめ」には

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今年も、9条改憲阻止の会(味岡修さん他)が「6・15」を開催します

著者: 蔵田計成

各位 今年も、9条改憲阻止の会(味岡修さん他)が「6・15」を開催します。 第1部 午後1時、南通用門前、読経、献花など。 第2部 近くの通産省テント村で「6・15を語り合う」をもちます。 樺美智子さんの死因の捏造を許し

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放射線被曝傷害論の虚構と問題点をえぐる =月刊3誌、先月号掲載の被曝重要論文への補足=

著者: 蔵田計成

14年9月の月刊3誌に福島第1原発事故災害に関する論文や特集が掲載された。いずれも重要な問題提起を含んでいる。これまで「原発安全神話」「被曝安心神話」によって覆い隠されてきた被曝傷害の実態を解明し、過去に報告された被曝傷

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幼小被曝を生贄にした原発の虚構解体をめざして「大同」を!

著者: 蔵田計成

(1)福島第1原発事故からすでに1年8ヵ月が過ぎました。事故による福島県の放射能汚染は突出しています。福島県にとどまらず、東日本全域が累積被曝の危険にさらされています。県庁所在地別の測定値でみると、3/11事故前の「平常

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60年安保50周年記念 60年安保「壮大なゼロ」と、日米同盟論の虚妄

著者: 蔵田計成

1.主観的願望にも等しい民主党政権 菅内閣の登場は、第2幕のはじまりというよりも、仕切り直しというに等しい。「メディア支持率!」の回復にも示されているように、「一票一揆」は出直しとなった。だが、先の世界金融資本主義崩壊に

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