(2011/10/26) 福島第一原発事故を受けて、事故処理費用を含めた原子力発電コストの試算が行われたという報道から紹介します。 (大分合同新聞2011年10年26日朝刊より引用開始) 原発事故の費用初試算 発電コス
本文を読む近藤邦明の執筆一覧
原発事故から半年・・・事故処理への国費投入の合理性
著者: 近藤邦明1.半年間、国がしてきたこと 福島第一原発で史上最悪の事故が起こってから、早くも半年が経過した。この間、原発事故に対する国・東電・原発御用学者の無能で不誠実、そして国民の生命を軽視する姿が明らかになった。 菅前民主党政権
本文を読む枝野経産相・・・やはり鉢呂氏は嵌められた?
著者: 近藤邦明鉢呂前経産相の後釜が枝野前官房長官とは呆れ果てた。枝野と言えば、菅前内閣において、原発事故で最も重要な初期対応を完全に失敗し、地元住民に避けられたはずの大量の放射線被曝等の事故後の被害拡大をもたらした責任者の一人である
本文を読む自然エネルギー発電の再評価を
著者: 近藤邦明菅直人政権の悪しき置き土産としての「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法案」通称『再生可能エネルギー特別措置法』の成立によって、今後発電原価の高い自然エネルギー発電が組織的に導入される危険性が
本文を読む長崎平和宣言の無邪気さ・・・
著者: 近藤邦明(2011/08/09) 今年も広島に続いて長崎で原爆慰霊祭が行われました。このHPでは、日本の核開発を無視してきた日本の核兵器廃絶運動の無邪気さについて批判してきました。核の平和利用というカムフラージュの下、日本の原
本文を読む九州大学:洋上風力発電実証実験
著者: 近藤邦明(2011/08/05) このコーナーNo.626「工業技術評価:風力発電を例に」で紹介した九大の風レンズ風車の実証実験が行われるという記事が掲載されましたので、まず紹介します。 博多湾で洋上風力発電、九大と福岡市実験
本文を読む脱原発と自然エネルギー発電導入は分離して科学的議論を
著者: 近藤邦明福島第一原発事故以降のエネルギー問題に対する主要な論調は、脱原発=自然エネルギー発電導入拡大のようです。この安直な判断は非科学的であるが故に、エネルギー政策としてほとんど失敗が確定的な選択であり、憂慮しています。 ま
本文を読むウランとLNGの燃料費試算
著者: 近藤邦明原子力発電所を止めて火力発電で代替すると、電気料金が高くなるという話しが聞かれるようになってずいぶん経ちます。私自身は、安全に比べれば金で解決のつく問題など大したことは無いと思っています。それでもあんまりふざけた金額だ
本文を読む個人的『脱原発』宣言
著者: 近藤邦明これが、福島原発事故の以前において、菅直人以外の首相の発言であれば、歴史的な発言になったことは間違いないでしょう。 しかし、福島原発事故に対する対応において、今現在も放射性物質による環境汚染の実態の危険を隠蔽し続け、
本文を読む自然エネルギー発電幻想
著者: 近藤邦明No.618、No.621の2回にわたって欧州の自然エネルギー発電電力の高額の買取制度の破綻について紹介してきました。こうした失敗が起こる本質的な原因について整理しておくことにします。 日本において自然エネルギー発電
本文を読むデンマーク風力発電の実像
著者: 近藤邦明ミドルグロン洋上風力発電所(デンマーク) このHPでは自然エネルギー発電に対して、ごく常識的な科学的な判断として、とても電力供給技術として大規模に導入することには科学的に合理性が無い、あるいは技術的に無理だと述べてきま
本文を読む電力固定価格買取制度の失敗
著者: 近藤邦明No.611「 自然エネルギ-発電のコスト試算」で電力供給の10%を太陽光発電で賄う場合の費用を160兆円程度と推定しました。菅直人は、2020年代の早い時期に電力供給の20%を自然エネルギー発電で供給すると公約しまし
本文を読む脱原発は科学的な必然(下)ーⅣ不安定電力はエネルギー効率を落とす、Ⅴ自然エネルギー発電利権に群がる人々
著者: 近藤邦明Ⅳ 不安定電力はエネルギー効率を落とす 前回は自然エネルギー発電の例として太陽光発電について紹介しました。前回は太陽光発電電力について、その絶対量についてだけ評価してきました。しかし、社会を支えるエネルギーとしての電力
本文を読む脱原発は科学的な必然 (上)―Ⅰ人間と物理現象のライフサイクル、Ⅱ電力化がエネルギーを無駄にする、Ⅲ太陽光発電は石油消費を加速する
著者: 近藤邦明Ⅰ 人間と物理現象のライフサイクル 1.巨大自然災害と社会の対応 土木構造物を設計する場合、対象となる設計条件とは正に自然現象そのものといってよいでしょう。構造物に求められる寿命とその間に考えうる最も過酷な自然条件を
本文を読む放射線障害の年齢による感度
著者: 近藤邦明現在、福島県の小学校において、屋外活動の可否の基準として20mSv/年が採用されていますが、批判が続出しています。それは当然のことです。20mSv/年は核物質を扱う労働現場の受忍限度であって、一般の人、しかも子供に適用
本文を読む現実性の無い収束工程表
著者: 近藤邦明(2011/04/18) 東京電力から原子炉の安定化の工程表が出されました。おそらくこれは福島県の佐藤知事の意向を受けた政府が東電に描かせたものだと推測します。 しかし、地方自治体も国も一体いつまで同じ過ちを繰り返す
本文を読む不気味な原子炉データの上昇
著者: 近藤邦明(2011/04/15) この所、原子炉そのものに関する情報がとても分かり難くなっています。大きな記事として扱われるのは避難地域設定の問題や、復興計画(時期尚早だと思いますが・・・、菅直人のスタンドプレーで実効性には疑
本文を読む日本気象学会理事長の弁明?!
著者: 近藤邦明No.561(2011/04/03)原発事故と日本気象学会で紹介した日本気象学会理事長名の3月18日付の日本気象学会員に対する事実上の研究制限の指示を行った通達文章に対して、非難が集中しました。これに驚いたのか、同じく
本文を読む薄氷を踏む思い・・・/夏でも東電は電力供給可能
著者: 近藤邦明(2011/04/08) 薄氷を踏む思い・・・ 昨晩、また東北地方で大きな地震(余震?)があった。一部回復しつつあった社会機能がまた直撃を受けた。東北地方の原子力関連施設が軒並み機能障害を起こした。 青森県六ヶ所村の
本文を読むCO2温暖化を巡る裁判報告
著者: 近藤邦明さて、福島第一原発事故を巡る連載の中で少し触れてきましたので、人為的CO2地球温暖化仮説というものが、先進工業国グループの原子力発電システムなどの「エコ商品」を世界市場で売り込むために政治的にでっち上げられてきたもので
本文を読む情報隠蔽が混乱を招く/個人的許容被曝線量
著者: 近藤邦明(2011/04/05) 情報隠蔽が混乱を招く 相変わらず、政府の情報管制が続いています。気象庁が放射性物質の拡散状況を分析していたにもかかわらず、一切公表してこなかった問題について、昨日の会見で枝野は「国民の中に混乱
本文を読む放射能生体蓄積量のまやかし/再録 原発解体
著者: 近藤邦明(2011/04/04) 放射能生体蓄積量のまやかし さて、TVや新聞報道でもこのところさすがに内部被曝の問題が紹介されるようになりました。しかし、ここでまたしてもとんでもない説明が横行しています。 最近の報道
本文を読む原発事故と日本気象学会
著者: 近藤邦明(2011/04/03) 今回は少し原発を巡る生臭い話をすることにします。とはいえ、これが原子力事故の遠因であるとも考えていることです。 最近また有名になりましたが、1979年の米国スリーマイル島原発事故(炉心溶融)
本文を読む(原発事故関連)3.26藤田祐幸 講演『始まりの始まり』を見る
著者: 近藤邦明福島第一原発以後、重要な講演が日本各地で開催されています。既にこのホームページで紹介した槌田さんの講演の様子はなぜかアクセス不能になっていますが、京大原子炉研の小出裕章さん、そして今回紹介する物理学者の藤田祐幸さんの講
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