年末の「天声人語」に、こんな話が出ていた。戦後70年となる来年、長崎の原爆をテーマにした松竹の新作映画「母と暮らせば」で主演する吉永小百合さんの優美な言葉―― 「『戦後何年』という言い方がずっと続いてほしいと願っています
本文を読む鈴木正の執筆一覧
雑話・戦後民主主義の帯 -「青い山脈」から六〇年安保まで
著者: 鈴木正*これは昨年書かれたものですが、一つの「60年安保6.15闘争の記念論評」として掲載いたしました。(編集部) 社会全体が権力的関係から教育的関係に移り、個人の発意で自由と規律が保たれるようになることが理想である。その方向
本文を読む雑感・自己内対話と多元主義 -第11回「復初」の集いに出て-
著者: 鈴木正今回のサブタイトルは「丸山真男の原点を確認する、リレーする」だ。しっかり確認もせずに、あらぬ。方向に走って、福沢諭吉と丸山を重ね、さちに司馬遼太郎まで巻き込んで批判的ポーズで見栄をきる論者が目立つ昨今、いい勘所を押さえて
本文を読む<映画評> 心の目と心の景色 ―『太陽はぼくの瞳』をみて
著者: 鈴木正*この映画評はかなり前に書かれたものであるが、今日の「原発震災」と考え合わせて大変興味深いと思い掲載しました。(編集部) 1 モハマドの物語 近ごろはストレス解消のため通俗映画をよくみる。若いころは反戦平和を主題としたも
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