TVが腐臭を放っている

NHK・TVは小沢氏冤罪事件について、まだ、たった6件しか強制起訴された事件は無く、
2件しか無罪は無いのに、強制起訴の在り方を議論すべきだ等と、著しく偏った報道を流した。
捜査報告書の捏造までして行われた小沢氏の強制起訴は冤罪事件として
取調室の監視カメラ設置義務など、検察や検察審査会の落ち度はなかったか等問われるべきではある。
しかし、残り4件の1つには、2005年4月25日の運転士と乗客107人が死亡した
JR西日本福知山線(JR宝塚線)塚口駅 – 尼崎駅間で発生した列車脱線事故がある。
何の落ち度も無い一般乗客が阿鼻叫喚の地獄のような事故で107人もの尊い命を落としたのである。
この事故現場を公園にした位でJRは事故を過去に葬り去ったと思ってはならない。
不特定多数が利用する電車の乗降は、ある程度の遅延を考慮してダイヤ設定をすべきである。
歴代社長はこの運行ルートの危険性を知り、多くの保険を掛けていたのでは?
赤字だったJR西日本だけでは保険の掛け金を負担しきれず、JR東日本など他のJRグループも
この保険支払い分担をしていなかったか?なども含めて、念の為、調べる事も必要かも?
沿線の再開発事業等も含めて、利益を優先し、乗客の命と安全を軽んじていたのではないか?
日本は今、原発3基分の電気を必要とするリニア新幹線を安全面を軽視して実現しようとしている。
利益と安全を両天秤に掛け、悲惨な事故を引き起こした、JR西日本尼崎事故の検証は、
東電福島原発事故の教訓からも、
命がお金よりも最優先されて大切にされる社会の実現の前提になるように、
慎重に丁寧に公開性を持って、行われるべきである。
それを行わないで、強制起訴制度のみを見直すなど本末転倒であり、
内閣府や報道のあり方こそ見直されるべきではないだろうか。

参考
http://www.youtube.com/watch?v=DVGmJB86yPg
JR福知山線脱線事故 2005.4.25放送 (HQ) で検索して下さい。