6・11脱原発100万人アクションへ!
- 2011年 6月 1日
- 評論・紹介・意見
- 9条改憲阻止の会
連帯・共同ニュース 第122号
● 脱原発の狼煙がたくさん揚がっている。ささやかな狼煙、大きな狼煙いろいろだ。皆、脱原発を願っている。3・11福島原発事故が、いやが上にも、このような情況を創り出したのだ。脱原発の流れが大きくうね始めた。若者が、女性が脱原発で大きく動き始めたのだ。まだ不可逆の流れとはなってはいないが、復興との関連で大きな矛盾も抱えている。
● しかし、事故3カ月目を期して「6・11脱原発100万人アクション」が呼び掛けられている。誰が呼び掛けたかではなく、誰がこれに応えるのかである。全国、全世界の原発を批判的に捉える人々の大多数が応えることが出来れば、脱原発に向かって大きく舵を切ることができるのではないか。脱原発の流れを不可逆のものにする契機ともなる。
● 始まりつつある脱原発の運動は、それぞれの固有性を保持しながらも、「6・11」を期してということでは、共通の目標となっている。
● 6・11に向かう流れは幾つもある。主だった流れだけでも、芝公園組み、渋谷代々木組み、高円寺・新宿組みなどである。それぞれ特徴をもつ。そしてそれぞれは、同日夕方18時には改めて新宿に再び集う。いつか過去の遠い日の再来をイメージさせるが、さてわれわれはどうするか。
● われわれは、敢えて言えば9条改憲阻止という立場から、沖縄も闘ってきた。社会の矛盾の中で現実に即して原発にも取組み、東日本大震災緊急支援活動にも力を注いできた。情報も経験も少ないが、一旦何かをきめれば、老体にムチ打っても起つ。
● 菅総理が判断した「当面、浜岡原発の停止する」という要請を、単に浜岡だけの数年間の停止に留めるわけにはいかない。全ての原発を廃止する脱原発社会の実現に向けて一歩ずつでも歩を進めようではないか。必要な共同・連帯精神を忘れない。脱原発の運動を押し広めるこの6・11脱原発100万人アクションにも心から連帯して起ちあがる。
● この6・11への取組はわれわれ自身の、われわれの存在をも左右するものとして声の限り脱原発を訴えたい。
● われわれが電力の大量消費の陰で見過ごし、事実上重大な関心を寄せなかった結果としての原発という負の遺産を、次世代にまで引きずってはならない。改憲阻止の会の周辺にある多くの安保世代、全共闘世代の人々が原発の停止・廃止に向かって改めて声を挙げよう。このババ・ジジの共同行動が若者との新たな連帯を創りだし、新宿を変え、世界をも変えることになるかも知れない。われわれの具体的なアクションは6月1日に決められる。
● ともかく何かが起きるかも知れない6月11日午後、新宿へ!(文責 淵上太郎)。
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 http://www.chikyuza.net/
〔opinion0486 :110601〕
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