テント日誌4月18日
- 2020年 4月 20日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
経産省前テントひろば1807日後
人通りは少ないが、重要な相談もやってくる 4月13日(月)
天気予報では、きょうは一日中雨で特に午後からは降りが強くなり、それに北風が重なるので夕方には気温が5度位になるという事なのでそれなりの対策をして経産省前に向かった。経産省前は先週に比べ殆んど人通りがなく閑散としていた。それからいつもの場所にガードマンがいないのでどうしたのかと思って周りを見渡してみたら雨に降られない奥の方に立っていた。
常連のOさんは先週に続きお休み。しばらくお休みするとの事なので当面ふたりになる。新型コロナウイルスの騒ぎが収まるまで仕方のないことと理解した。長期の闘いなので無理をしない事が肝要。風も雨も激しいのでバナーは諦めてのぼり旗だけを括りつけて座り込みに入る。強い雨が降るのできょうは何時ものCDを諦めてポケットラジオを持ってきたので聴くことにした。
レジェンド・Sさんは1時半過ぎにやって来た。薄いカッパをきちんと着ていたので安心した。しかし相変わらず薄着で来たので寒いと言う。何も用意してないので困った。相棒のSさんがたまりかねてきょうのために持ってきた防寒ズボンを貸してくれた。これで下半身は大丈夫になったが上半身はダメで震えている。我々も心身とも冷えてきたので地下鉄で暖かい缶入り飲み物を買ってきた。それで手を暖めてみたが10分で冷えてしまった。相棒のSさんがスマホで調べてくれて、今の気温が10度だとの事。その上に風があるので体感的には5度位だろうか。寒く感じるわけだ。雨と風はますます強くなる❗
このような荒天のなか相棒のSさんのところに若い人が飛び込んできた。ひとしきり話していたがすぐに立ち去った。Sさんが我々に報告してくれた。 我々の座り込みのことは前から知っていたので相談しに来たとのこと。今回の自粛要請で失業したので仲間と一緒に厚労省に抗議行動をやりたいと思うが警察が排除に出てくるだろうか?Sさんは答えてあげた。そんな心配は入らない、当然の要求なのだから、と。先週も失業状態になったDjだった人が一人で厚労省に抗議行動をした後でテントひろばに来て話し込んでいってくれた❗我々の座り込みの重要度は増している❗ 3時頃になって雨と風がますます強くなり体も冷えてきた上に座り込みグッズも吹き飛ばされ、もう無理だと感じたので思いきって撤収した。(保)
強い風に逆らっての座り込み 4月14日(火)
今月の8日、改正された新型インフルエンザ等対策特別措置法によるコロナ緊急事態宣言が出されて一週間が経過した。経産省前の歩道は先週と比べても昼休みですら休日の様な雰囲気で、人影はまばらだった。その本館入口に交替でいつも立っていた警備員も、今日はまったく姿を見せない。
快晴なのに、正面からは重しがなければ並べた椅子が植え込み側に転倒する程に冷たい風が吹き付けてくる。バナーは諦めて幟だけを植え込みに固定した。折り畳みのテーブルも、カンパ缶を載せただけでは倒れてしまう程だった。そこに通りかかった中年のご夫婦から、カンパのお札が投じられた。この日、太陽がビルの陰に隠れた夕方4時に撤収する。(EO)
アベのマスクなんてしておれない 4月15日(水)
座り込みのセッティングをしているところに通りかかった年配の女性が「やっているんですね。ばんばって」と言われたので近づいていくと、ストップのサインをされて、2mくらいの間隔をとられた。こちらはずっと続けけることにしていると言うと、「道路で、三蜜ではないからね。頑張って」と言われた。
当番は頑張っている。今日は、Hさんがきて座り込み、それからNiさんが「裁判に来たけどやってなかったので」と言ってずっと座り込みに参加。
2時頃おじさんが、座らせてといって、かなり長い間休んでおられた。政府刊行物センターに行くと言われた。マスクをしてなかったので聞くと「してこなかった」そうなので、持っていたマスクを1枚あげたら、1000円のカンパをしてくださった。恐縮して「いりません」と言ったが、おじさんは「カンパです」と言われたのでいただく。
大御所のSさんも来られて、いつものようにずっと本を読んでいた。レジェンド斎藤も来られる。そんなわけで一時は座り込みは賑やかだった。安倍はどうしようもない人だと言うことが共通した話題だった。それから、アベノマスクは使わない、あのマスクは鼻のところでふさげないし、あごを包み込めない。なんであんなマスクを配るのか、安倍と布マスク業者が癒着関係なんじゃないのかと勘ぐる人もいた。閣僚たちはアベノマスクをしていない。送られたアベノマスクをすると安倍と一緒になってしまいそうで気持が悪い。(T・I)
5Gによって発生する電磁波の記事を読んだ 4月16日(木)
外出自粛要請が出ている中、ちょっと心配だけど何としても原発を止めたいので出かけていく。
昼間なので電車はガラガラで充分人との距離を取って座れて良かった。
経産省前に着くともうYさんとヨーカンさんでほとんど準備が出来ていた。
天気は良いけれど、まだ風が少し冷たい。
木々の緑がまぶしく感じられる。
今日も経産省入り口に警備の人は立っていない。
コロナのせいかな?私たちも距離を置いて座り込む。
ヨーカンさんは出がけに届いたと言う週刊金曜日を熱心に読んでいた。
私は『NONUKES VOICE』7で気になった5Gについての記事を読んだ。
難しいことは判らないけれど、電磁波被ばくの被害が起こるらしい。
5Gでは超高速大容量の情報が送れるようになるそうだが、
危険を冒してまでそんなものが必要なのだろうか?
リニア―にしたってそうだ。どこまで便利や進歩を追求するのか今考える時ではないだろうか。
そんなこと思っているうちにHさん・斉藤さん・Iさんが来てくれて一気ににぎやかになった。
Iさんは裁判の傍聴するつもりで来たら中止になってしまったそうだ。
関係者は困るだろうな。
2時過ぎヨーカンさんと私は安心してテントを離れた。(I・K)
僕らは複雑な思い以て、この座り込みを続けている 4月17日(金)
経産省前に行く途中の軽トラックのお弁当屋さんがとうとう休業してしまった。いつもの時刻に行ってもトラックが止まっていない。先週寄ったとき、そう言えば(トラックに積んでくる弁当の)半分も売れませんよと言っていた。東京(それ以外でも)では仕事がなくなり、多くの労働者の収入の道が閉ざされてきている。身近なこんなところにもコロナ騒ぎが尋常なことでなくなってきた。
座り込みのメンバーにもその影響が出てきた。皆高齢者ゆえに我が身や、家族に感染者を出させてはならないと考え座り込みの参加を躊躇する動きがある。家族からの反対もあるし、複雑な思いである。この私も例外ではない。また、座り込んでいる間だけでなく、行き帰りの電車の中での感染が恐ろしい。マスクをする事は勿論、電車に乗ったら吊革に捕まらない、手袋をする、手摺につかまらない等々。いろいろ工夫はしてきた。
経産省前近くに行くとコートを着て帽子を被っている男性がいた。遠くからでは誰だか分らなかったが、近づいてみてEさんということが分かった。先週は11時半に事務所に行ったら既に出てしまった跡だったので、今日は経産省前で待っていましたとのことだ。幟旗のセッティングから参加してくれて心強い。
コロナで大騒ぎしているが、街路樹は確実に季節を感じているようだ。少し前までは葉っぱ1枚もなかった青桐の枝の先に若葉が出てきた。自然の生き物は動植物を問わず、毎年毎年同じような繰り返しをしている。我々人類のまわりに起きたこの異変であるが、いつかは落ち着くであろう。その日がいつ来るのだろうか? その日まで生き延びることが出来るのだろうか?
このところ集会の中止や延期が軒並みである。19日行動や憲法集会、メーデー(連合も全労連も全労協も)もが中止に追い込まれた。安倍政権や小池東京都知事は人々に自粛、自粛と言うばかりであるが、辺野古新基地建設での埋め立て工事は県民の願いを踏みにじり強引に進めているし、原発再稼働も着々と進めている。人々の願いとは正反対の動きをしている。そのせいで、ここ経産省前にやって来る人が増えているという。反原発を目指す人々が我々テントに対して期待しているものが大きいのである。我々がここを撤退しない由縁でもある。 (S・S)
検査数の少なさは歴然としている 4月18日(土)
雨が降る。ズンズンザブザブと雨が降る。ザクザクバサバサと傘を叩く。車道に無数のスプラッシュが跳ね上がり、車が急ごしらえの水溜まりをラッセルする。遠くのビルは山水画の中に溶け込み、一羽の鳥さえ飛んでいない水の世界。雨、雨、雨。
〇再びの敗戦は安倍の不敗戦
遅すぎて、少なすぎて、お粗末すぎた。サイエンスよりスローガン、危機を管理するのではなく危機を利用する。そういえばマスクには「おおい隠すもの、偽装、見せかけ、かこつけ、口実」という意味もある。
〇人口1000人当たりの検査数でも各国とは歴然の差だ。
ドイツ16人、イタリア13.7人、韓国9人に対して、日本はわずか0.37人である(4月6日現在)。
以下の文言で検索してください。
新型コロナ「検査拒否」の実態、電話中に咳をしたら切られた
(O・O)
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経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき! その137
今井尚哉首相秘書官・首相補佐官(経産官僚、安倍首相の縁戚)が2度も亡国の政策推進~原発推進で多くの国民を殺し、新型コロナウィルス愚策で感染を蔓延させている~
2020年4月14日 木村雅英(経産省前テントひろば) <安倍首相 はいま、今井尚哉首相補佐官の言うことしか聞かなくなっている。>そうだ。安倍政権の新型コロナウィルス対策の愚策はあきれるばかりだ。勿論、責任は安倍総理大臣にあるが、この愚策にいま最も寄与しているのが元経産官僚で現首相秘書官兼首相補佐官、安倍首相と縁戚関係にある今井尚哉だ。憲法第15条の2「すべて公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない」に反して、財界・大企業・グローバル企業・省庁に奉仕し、弱者を切り捨てているのだ。
(1)予告なき全学休校要請(2月27日)は今井尚哉のごり押し(2)4月馬鹿「アベノマスク」は今井尚哉経産官僚の発想!(3)補償無き休業要請は今井尚哉経産官僚の手法?
まず、(1)予告なき全学休校要請についてはいくつものメディアが報道している。<2月27日、安倍晋三首相は突然、全国一斉に小中高校などの休校を要請すると発言し、全国を混乱に陥れた。何の前触れもなく、1300万人を超す小中高生とその家族らを巻き込んだからである。発言前に開催された専門家会議でもこの件はまったく議論されておらず、委員からそれに賛同しない意見が発表されたことが混乱に拍車をかけた。 すぐに、文部科学省では大臣・事務次官を筆頭に反対したことが明らかとなり、報道によれば、菅義偉官房長官や杉田和博官房副長官も賛成していないにもかかわらず、今井尚哉首相補佐官の進言を首相が受け入れたものだという。>(週刊東洋経済2020年3月21日、https://premium.toyokeizai.net/articles/-/23186)
(2)は、例えば古賀茂明さんが推測している。<いつまで経っても、店頭にマスクが並ばないという批判の声が高まると、官邸は危機感を募らせました。おそらく、今井秘書官あたりから、対策本部のマスクチームに、「どうなっているんだ!すぐに何とかしろ!」という恐ろしい声が届いたのではないでしょうか。> そして466億円もかけて、網目が粗くウィルスを通す布マスクを国民に配布するのだ。
(3)も、今は菅官房長官以上に発言権を持つ今井尚哉が、休業要請する事業者の監督官庁である経産省の施策を踏襲して、命より経済なる愚かな施策を強行しているのではないか。 さらに、PCR検査制限の大問題も厚労省や国立感染症研究所や保険(相談)所がネックだったようだが、オリンピックを中止にせずに延期とするまで感染者数を過少にしようとした今井をはじめとする安倍官邸が画策したのであろう。 この様に今井尚哉補佐官・秘書官が、森友・加計・桜・検事長退職延長などの政治の私物化に続き、新型コロナウィルス対策という国民の命にかかわる問題でも、経産省官僚が考える愚かな施策で感染者急増を招いているのだ。
一方、本シリーズその29「東芝“原発大暴走”を後押しした今井尚哉安倍首相秘書官~今井尚哉元資源エネルギー庁次長が東芝と組んでトルコ原発輸出を推進」(2017年4月11日)に示した様に、今井尚哉経産官僚は、イチエフ事故以前から「核のゴミ」問題や「原発事故」問題をないがしろにして強引に原発推進し、イチエフ事故を起こし、東芝の惨状を招いたのだ。 今井尚哉秘書官・補佐官は、経産官僚として原発推進して多くの国民を殺し、安倍官邸で新型コロナウィルス愚策でいま感染を蔓延させ、2度も亡国の政策を推進しているのだ。 何としても今井尚哉も安倍政権も終らせねばならない。
4月22日(水)月例祈祷会 午後3時より
場所:経産省前テントひろば
15時 芸能の刻 15時30分 祈祷会
4月22日関西電力ブラックマネー糾弾 関電東京支社抗議
関電東京支社前 日比谷パークフロントビル前 17時30分~18時30分
4月24日(金)経産省前抗議集会
時間:15時~16時 主催:テントひろば(時間変更に注意を)
4月26日(日) 脱原発青空川柳句会 選者:乱鬼龍
時間:12時~ 場所:経産省前テントひろば
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