絵画展「靉光と同時代の仲間たち」
- 2020年 10月 2日
- 催し物案内
- リベラル21絵画展靉光
「靉光と同時代の仲間たち」と題する絵画展が、10月10日(土)から12月13日(日)まで、群馬県桐生市の大川美術館で開かれます。同美術館と広島市現代美術館の共催です。
靉光(あいみつ。1907~1946)は広島生まれの画家。1944年に応召され、敗戦直後に中国・上海で戦病死しました。日本におけるシュールレアリズムの先駆者と位置づけられていますが、戦時下にあっても戦意高揚のための戦争画を描くことを潔しとせず、「精神の自由」を求める画業に徹した、とされています。
靉光の周辺には、数は少なかったものの、やはり、時流に乗ること拒んだ画家仲間がいました。主催者は「戦後75年を機に、戦時を生きた画家の戦中および戦後間もない時代の作品を見つめなおし、今なお輝きを失わない絵画の魅力に迫ります」としています。
展示される作品は、広島市現代美術館所蔵作品を中心に約50点。靉光の代表作の一つ『梢のある自画像』(東京芸術大学所蔵)のほか、長谷川利行の『靉光像』や、丸木位里、山路商、難波田龍起、井上長三郎、鶴岡政男、吉井忠、森芳雄、松本竣介、寺田政明、麻生三郎らの作品です。月曜日は休館。群馬県教育委員会など後援。
入館料は一般1000 円、高大生600 円、小中生300 円。
大川美術館は▽東武浅草駅より伊勢崎線赤城行き「特急りょうもう号」に乗り新桐生駅で下車。駅よりタクシーで約10分▽JR桐生駅より徒歩約13分▽上毛電鉄西桐生駅より徒歩約8分。美術館の℡は0277-46-3300
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