「6・11原発やめろ新宿パレードに1万人、アルタ前に2万人」/「福島原発事故に関する公開質疑」など
- 2011年 6月 13日
- 時代をみる
- たんぽぽ舎
1.「6・11原発やめろ新宿パレードに1万人、アルタ前に2万人」
・天は、6・11原発やめろ全国100万人アクションに味方しました。午前中まで降り注いだ雨も、人々が思い思いのコスチュームとオブジェ、プラカードを手に続々と新宿中央公園(多目的運動広場)に集まり始めた午後2時ごろには、すっきりと上がりました。第1関門クリア。たんぽぽ舎はこの日のために新宿で3千枚、芝公園で2千500枚、さらに横浜に参加するメンバーのチラシを用意しました。中央公園では、2人の方から、「たんぽぽ舎ビラ配り」を手伝うと声を掛けて頂き、あっという間に終了。あらためて、有難うございます!
にぎやかな舞台で「ダ!ダ!脱原発!」の生サウンドも聞けちゃいました。いよいよ出発です。気が付けば、隊列もなく、いわゆる「デモ指揮」(隊列や、デモの進行の責任者)も見当たらない。そうか、新宿は横入りも、飛び入りもOKの、「パレードね」と、思った瞬間でした。たんぽぽ舎は、Hさんが「歩く原発ミニ講座」を連発しながらの、楽しい2時間半のパレードとなりました。「ええ~毎度ばかばかしいお話を・・」で始まるパレード講座は、昔「淀橋浄水場」だった現都庁前の、「ここが70年代、広瀬隆さんが『東京に原発を!』と声を上げたところです~。こんな立派な建物が建つんなら、ぜひ原発はここにもってきましょうね!」と、東京「名所」案内に始まり、「原発なくても電気は足りてる」、「2酸化炭素と放射能はどっちがこわい?」「放射能を浴びるってどういうこと?」と、盛りだくさん!その分かりやすさに、沿道の人々は、うなずいて聞いていました。
「自分で考えましょう!動きましょう!そういう人数が増えれば政治家はウソがつけなくなる!」Hさん!ありがとう。初めてで、新鮮なパレード体験をさせてもらいました。このほかに、飛び入りの買い物帰りの女性が演説。本物の源八おじさんも歩いていたよ。こうして、力強くも和やかな中に、2時間半の道のりを無事に歩きとおしました。
・この他に、芝公園に6000人、渋谷には1500人が集まり、午後6時からのアルタ前は、人・人・人で埋め尽くされました。
柳田さんがマイクでアピールをした他、たんぽぽ舎が横断幕を張っている様子が、TBSに生中継されました。
6・11デモが掲載されたのは、朝日、毎日、東京新聞。テレビでは、NHK(首都圏で2500人という過小人数の報道に、抗議しましょう!)の他、TBS。
(春美)
NHKに抗議しよう!公共放送の責任を果たせ!
NHKのふれあいコールセンターの番号です。
0570-066-066 050-3786-5000
http://www.nhk.or.jp/css/goiken/call_center.html
メールでの問い合せはこちら、
http://www.nhk.or.jp/css/goiken/mail.html
・読者からのメール
たんぽぽ舎の方々へ
長い間に亘り、地道な活動を続けて頂き、有難うございます。
益々これから、その存在の価値を問われる時期に差し掛かりましたね。
本夕の新宿アルタ前での柳田さんのスピーチは良かったですよ。
何としても、この勢いを持続させて、原発依存態勢から抜け出さねばならないと、つくずく思います。
さもなければ、明日の私たちの命が危ういのですから・・(西東京市Tさん)
2.「福島原発事故に関する公開質疑」
-いのちを守る避難対策を-
・6月13日(月)衆議院第一議員会館多目的ホールで第2回福島原発事故に関する公開質疑-いのちを守る避難対策を-がひらかれました。
出席者は、約140人。内訳は、市民120人、議員3人-服部(社民党)、稲見(民主党)、平山(民主党)、専門家3人-槌田敦、崎山比早子、ミシェル(仏国)。政府側11人-経産省、内閣府、文科省、原子力安全委員会。
・テーマ-質問書の要旨
周辺住民の放射線防護対策について回答されたい。
(1)現行の避難計画では、年間外部被曝線量が20mSv以下と予測される区域の住民の大部分は避難せずに自宅に留まることになるが、このような環境で生涯被曝し続けても安全と考えるか。
(2)少なくとも10mSv/年を超える地域については早急に避難させるべきではないか。
(3)少なくとも1~3号機がメルトダウンし、圧力容器や格納容器の破損も明らかになった。原子炉をコントロールし事故を収束させる展望は見えず、情報への不信も強まっている。大規模な余震による燃料プールの崩落が危惧されるばかりか、水素爆発等の可能性も消えてはいない。もし今後、新たに大量の放射能放出が起きた場合に備えて、
イ.広域避難などの計画はどの部署がどのように準備・策定しているのか。
ロ.大気中の放射性ガス、粉塵(クリプトン85、キセノン133、ヨウ素13
1を含む)の検出・測定体制はどのようになっているのか。
(4)SPEEDI(およびWSPEEDI)について
イ.水素爆発等による大量の放射能放出が起きた際に、SPEEDI(およびWSPEEDI)の情報開示を行わなかったのは、誰のどのような判断によるものか。
ロ.SPEEDI(およびWSPEEDI)の予測結果は、これまでのような事後でなく、本来の目的である予報として、すべての自治体と住民に向けて公表するか。
(5)国が求める水産物の検査項目にストロンチウム90の検査が入っていないのはなぜか。当然測定すべきであり、国として体制を整えるべきと考えるがどうか。
右質問する。
・回答の要旨、評価は事務局から報告が近日出されますので、改めてお知らせします。(柳田)
たんぽぽ舎「地震と原発事故情報 その93」より転載。
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 http://www.chikyuza.net/
〔eye1457:110613〕
「ちきゅう座」に掲載された記事を転載される場合は、「ちきゅう座」からの転載であること、および著者名を必ず明記して下さい。