6月22日、『中学歴史教科書』問題等、都教委要請にご参加を!
- 2011年 6月 19日
- 交流の広場
- 増田都子
6月22日(水)は争議団が相互支援をおこなう「けんり総行動」の日です。午前8:45、資源エネルギー庁前で福島原発大人災への抗議行動からスタート。
東京都学校ユニオンは、14:40~都議会議階棟2階の談話室3において、以下のような内容で(一部ですが)都教委要請を行います。最後の質問にはどう回答するでしょう? 東京都の教育委員は月額報酬43万円(時給にすれば約10万円!)…1ヵ月全く仕事をしないでも、たぶん、全額43万円支払われているんでしょうね…
どなたでも参加できますので、御都合のつく方はおいでください!
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●中学生の歴史教科書について
国連・子どもの権利委員会は、2010年6月11日、日本政府に対する「最終報告」の中で、「日本の歴史教科書が、歴史的事件に関して日本の解釈のみを反映しているため、地域の他国の児童との相互理解を強化していないとの情報を懸念する」「公的に検定されている教科書が、アジア太平洋地域の歴史的事件に関して、バランスの取れた視点を反映することを確保するよう勧告する」としている。
① 貴教委は、ア、この報告を知っているか。イ、この「歴史教科書」が扶桑社や自由社のものであることを知っているか。
② 扶桑社自身、扶桑社歴史教科書を「右寄り過ぎ」と認めて出版を止め、今年から完全子会社の育鵬社から歴史教科書を出版している。このような教科書を採択し、今まで中学生に押し付けてきたことを貴教委は反省しているか。
③ この8月は来年度から使用される教科書が貴教委でも採択されるが、貴教委に対する教科書についての請願については非常に大切なものであるので、必ず、教育委員会定例会で審議されたい。
●2011年1月、ワイセツ行為により、停職6か月の処分を受けた中学校教員について
以下は「個人情報」として特定され得ない質問であり、「個人情報のために回答できない」と逃げることはできないことをあらかじめ挙げておくので正対した回答を出されたい。
①保護者の訴えにより事件が発覚したのは2010年1月であるのに、なぜ、処分まで1年もかかったのか、明らかにされたい。
②このワイセツ行為は2ヶ月に渡り複数回、繰り返されており、かつ前任校でも前科があるという教員であるにもかかわらず、単なる「停職」であって現在は教壇に復帰している。貴教委がこの教員を「矯正不可能」ではなく、「公務員適格」の資質の持ち主と判断された理由を明らかにされたい。
●教育委員の月額報酬について
何人かの教育委員は、月に一度も教育委員会に出席していない。たとえば高坂節三委員は、去年7月は全欠席であり、竹花委員は11月全欠席であり、同委員は今年2月の1回しかない委員会も欠席している。
こういう場合も教育委員の月額報酬は全額支払われているのか。それは、いかなる法的根拠に基づくものか。
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