切羽つまる被災者のなかの格差社会が現代日本を浮きぼりにする!
- 2011年 6月 24日
- 評論・紹介・意見
- 大木保
「被災地から復興の理念を立てよう!」–
これがわたしと被災者Aさんとの共通のかんがえです。
震災被災地において、ようやく仮設住居が提供されてきたのはよいが、
それによって、仮設に移るに移れない
困窮する人たちがおおぜいおられることがあきらかになっている。
被災者のなかの格差社会の実態がいよいよ浮き彫りにされてきたということです。
ほんとうに切羽つまっていることがだれの目にもわかるはずなのに、
いまだ個人の自立をささえる施策が実行されていない。・・・
ここから先は多くの被災者が弱者として見捨てられそうな状況にあります。
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しかしながら、そんなことは眼に入らない「がんばろうニッポン」内閣は、
「他人まかせのフッコーカイギ!」音頭を国会ヤグラからにぎやかにお披露目中です。・・・
そんなことはいいから、
もう何もしないでどこかの料亭で遊んでいてくれる方がよっぽど助かるのだ、国民は。
この内閣が「一体改革」「コンピューター監視法」とかいって何かをすればするほど、
余計にまちがったことになっていくだけなのだから。・・・
—–
思うに、
戦前の近衛内閣でさえ、
まさかこのようにでたらめな政治状況ではなかったのではないだろうか。
ひとは首相の性格の問題のようにいうが、
他の大臣たちも彼に負けないくらい理念なく、官僚まかせ、
理念なきゆえにただ保身に顔をこわばらせ
生徒会のように官僚カンニングペーパーを棒読みし
たまに自分の意見を言うと破綻することを、どう説明できるのか?
なんだかロボットのようなこの政治家たちは
いったい何のために政治をしようとしているのだろうか?
むやみにいそがしそうにパフォーマンスをすることが、
むしろ鬱病の前段階でもあることを知らないのだろうか?
鬱病とは、–
「恣意的なものの考え方をつねとする人が、仕事であらたな持ち場にたたされたときに
その目的の内容と意味・方向性が把握できないで、
あいまいなままにしているうちに支障をきたして不安ストレスをつのらせ、
焦ってとられるむやみな行動が空回りした結果、
やがてパニック症候などの拒否・回避反応をあらわすようになり、
ついに自己喪失にいたって、現実から退行しひきこもる」ことをいう。
<了解意識の不全> と<関係意識の不全> がそろって完成される<孤立> をさす。・・・
また分裂症は、–
「現実の対象・課題にむきあう葛藤能力に限界があるために、
過大にストレスをうけとり、その局面から回避逃亡をはかろうとして、
リスクの<先送り> やそのための詭弁・虚言を平気であらわす」ことをいう。
そして現実からの回避逃亡先には、
「安直に美化された妄想イメージ」が形成されている。・・・
ただ、病理症候群のようなこんな「生徒会的内閣」にもかかわらず、
なぜか、未曾有の大震災という非常事態にあってなお、TPP推進!という
米国グローバルマネー至上主義に隷属することだけは律儀に表明されている。
大したものというよりない。(だれが?)
それは、(じぶんたちがつくって壊れた!)原発処理ビジネスと官民フッコー事業ビジネスで
また大儲けをたくらむドーメイ国と
それに癒着した政・官・学・業のころんでもタダでは起きないえらい連中なのでは?
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しかるに・・とはいうものの、
被災者の本格的な支援を早くやらなければならない!
はたして、このジレンマを解く方法はあるのか?
あきらかに資金も方策もいくらでもあるのだから、
だれでもいいから本当に実行にうつせる人に託すほか手はないとおもわれる。
引っ込みがつかない首相にのこされた道は
内閣の連中をひきつれて抱きあい心中されることだけではないか。
——-
また、
個人の自立復興については、
理念なき内閣などあてにはできない。
見捨てられようとする被災者がじぶんたちを奮い立たせて
<個の生存における尊厳と自由> のもとの「復興の理念」を掲げ、
世界中に知らしめることが、いま求められているのである!
世帯別または個人単位への直接義捐金とはべっこに、
世界中から「被災者支援エンジェル」を募って、
市町村単位の地域別に「市町村民共同バンク」をたちあげ、
零細事業者や個人商店むけの無利子投融資を即刻実行されることがのぞまれることだ。
http://blog.goo.ne.jp/5tetsu (ブログ・心理カウンセラーがゆく!)より転載。
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 http://www.chikyuza.net/
〔opinion0522:110624〕
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