水、野菜の測定、伊東での養鶏所、廃校の情報
- 2011年 6月 24日
- 交流の広場
- 小山真弓
(東日本大震災緊急支援市民会議のメールからの抜粋です―編集部)
1、命の嬰水
ガイガーカウンターでの水や食糧の測定方法は段取りが必要で、今回は手間をかけることができず、採取地近辺の線量を計測しました。箱根湯本や強羅の付近も1,2から1,7ぐらいの間を上下、藤沢、平塚、小田原と比較しても、神奈川も都内西部並みの高さです。水が流れる蛇口のあたりは0.08から0.12でした。その後、管轄の箱根町役場の上水道の検査データをもらいに環境課に。”ヨウ素、セシウムは検出されず”の書面をいただきました。
2、内本さんから本日の測定値 (内本さん、平均値ということですね?)
野菜の線量の計測は、たんぽぽ舎が持っている何百万円かの計測機がないと大変です。厚労省の抜粋資料を見ても、鉛遮蔽体等で囲む等、簡単にはできないです。私が、野菜にガイガーカウンターを当てて計測したγ線の値には空間線量が入っていて、野菜本来の線量とは異なります。何の線量が高いか比較にはなるかと思います。I産夏みかん0.18 じゃがいも0.14 T産大根0.12 大根葉0.20 なす、いんげん0.18 キュウリ0.09 じゃがいも0.10。
3、伊東の養鶏所と伊豆の国市、田中山の廃校利用
夏みかん提供者の山崎さんご実家にある養鶏所を、養鶏農家の経験ありの被災者の方に無償提供したい、ということです。被災地での宣伝&広報を宜しくお願いします。
また、山崎さんから、「伊豆の国市、大仁町の田中山にある廃校を被災者の避難場所、活動場所に利用可能では?」という情報をいただき、市の管轄担当者に連絡を入れました。担当部署の資材課は草刈りで外勤でしたが、管理部署の方が、「ちょうど今、使い方について話し合っているところだから。ただ、プライバシーが保てないから、住むのは大変じゃないか?明日また電話して。」と。可能性がありそうなら、自治体レベルで交渉していただく方がいいでしょう。山崎さん曰く、「周りの田畑や民家を借りることも可能だと思う。ただ、中伊豆は地震と浜岡原発の問題もあり・・被災者の方々の真情はどうでしょう?」と。明日、新しい情報が判ったら、連絡を入れます。
被災地へ入る皆さん、明日からどうか宜しくお願いします。
小山
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