今年も国会南門での献花のみ 6・15事件」61周年を迎える「声なき声の会」
- 2021年 6月 10日
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- 「声なき声の会」リベラル21日米安保条約
今から61年前の1960年の5月から6月にかけて、岸信介自民党内閣が国会に上程した日米安保条約改定案に反対する運動が盛り上がりをみせた。その最中の6月15日、条約改定阻止を掲げた学生集団が国会構内に突入し、これを阻止しようとした警官隊と衝突、学生集団の中にいた東大生の樺美智子さんが死亡しました。「6・15事件」です。
この安保条約改定反対運動の中で生まれた、誰でも加われる反戦・平和の市民団体「声なき声の会」は「日米安保条約に反対する運動をこれからも続けてゆこう。そして、運動の中で1人の女性の生命が失われたことを忘れまい」と、翌61年から毎年、6月15日に都内で「6・15集会」を開き、集会後、集会参加者が国会南門を訪れ、樺さんを追悼する献花を続けてきました。
昨年は事件から60年にあたるところから、声なき声の会は、それを記念する「6・15集会」を開催する予定でしたが、コロナ禍のためこれを中止し、国会南門での献花のみ行いました。
今年も、新型コロナウイルスの感染拡大が収束せず、しかも6月15日(火)は緊急事態宣言中となるので、声なき声の会としては、今年も国会南門での献花のみ、と決めました。
同会は「献花希望者は15日18時50分に地下鉄国会議事堂前駅改札に集まってほしい。献花は19時。献花用の花は各自で用意して」と呼びかけています。
初出:「リベラル21」より許可を得て転載http://lib21.blog96.fc2.com/
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