読売新聞の今朝のコラムに、つぎの一首が紹介されました
- 2021年 6月 15日
- 評論・紹介・意見
- 内野光子
ひらく傘に音立て雨滴はずみたる朝は小さき旅が始まる
『野にかかる橋』(ながらみ書房)
読売新聞 2021年6月11日、より。6月11日は、入梅の日なることが多いことから、業界では「雨傘の日」としているとのこと。
昼下がり、うとうとしているところに、いとこから「新聞、見ましたよ」とのショートメールが入った。何のことかわからず、電話すると、今朝の読売の長谷川櫂さんのコラムに私の歌が載っているのだという。我が家では、残念ながら読売は購読していないので、近くのコンビニに走った。”新聞”に載るなんてめったにないこと。そういえば、10数年も前に、『日本農業新聞』の草野比佐男さんのコラムの時も、近くの農家の方からの電話で知らせてもらったことがあった。当時、出していたミニコミ誌の取材で知り合った方で、『世界』や『中央公論』を購読しつづけ、政府の減反政策に抗して、田んぼの一枚に「コメクエ コメクエ」などの稲文字を毎年制作していた気骨のある方だった。
初出:「内野光子のブログ」2021.6.11より許可を得て転載
http://dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2021/06/post-f4a43b.html
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 http://chikyuza.net/
〔opinion11016:210615〕
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