経産省前脱原発テント座り込み日誌3月23日版
- 2023年 3月 26日
- 時代をみる
- 木村雅英
経産省前テントひろば 1807日後
昨日まで厳しい警備だったが 3月17日(金)
今日はMさんとYさんがお休みで、事務所の鍵が新しくなったので少し早めに家を出た。しかし、事務所に着いたときには既に荷つくりが完了していた。Wさんが家を10時に出て早めに到着し、作業を済ませておいてくれたのである。いつも早くから準備して置いてくれて大変ありがたいことである。おまけに、昨日韓国の大統領が来日したばかりで、今日はまだ警察の警備が厳重だった、経産省に行く途中、警備の警官から、その荷物は何だと質問を受けたそうだ。経産省前でいつもやっている脱原発の座り込み抗議のグッツだと説明したら、通過できたそうだ。
経産省前に着いてセッテングを済ませてから、座っているとOgさんがやって来た。今日は新潟避難者訴訟の第3回控訴審なのでその傍聴に来たとのこと。Ogさんの娘さんも原告の一人になっているそうだ。時間になると裁判所方面に出かけて行ったが暫くすると裁判所方面から戻ってきた。どうやら抽選から外れたようであった。
昨日は韓国大統領の警備もあって、厳戒態勢の中、右翼団体が来て幟旗を外せと、いちゃもんを付けに来たようであるが今日は何事もなかった。今日の後半のKさんは議員会館で集会があると言う事で、4時まで坂を下りて来なかったが、特に何も変わったことがなかった。(S・S)
原子力基本法・炉規法・電事法など束ね法案を糾弾 3月17日(金)
再稼働阻止全国ネットワークの院内集会<原発政策の大転換・運転期間延長を許すな!院内集会~原子力基本法・炉規法・電事法など束ね法案を糾弾~>が午後にあり、座込みはSiさんやイロハの方にお任せして、経産省抗議行動を開催。
火炎瓶テツさんの、経産省は目を覚ませ、フクイチ事故は終わってない、原子力は滅びの道だ、答はひとつ脱原発、のコールで行動開始。山崎久隆さんが院内集会の報告、3時間に渡って集会、5本の束ね法の中で原子力基本法をひどいものに改悪する、平和目的だけだったのが、過酷事故を想定・災害はあり得る・事故が起きても推進・国の責務(経済性が無くなっても原発推進、地域への金で要請)、60年以上も稼働容認する炉規法・電事法の改悪を訴え。
束ね法案廃案、原子力基本法を改悪するな、炉規法改悪するな、電事法改悪するな、…のコール。
Taさんが、志賀原発の断層が活断層で無くなった・有識者の意見も聞かずに・石渡委員が脅しを受けたのか・市民や反対意見者を入れて公聴会をやれ、広瀬隆さんの気候変動と地球物理学の概要・CO2温暖化説への疑問を紹介。
院内集会の為に京都から来られた木原壯林さん(老朽原発うごかすな・若狭の原発を考える会)が、政府が最大60年越え運転を画策、世界で一番長い運転が53年、新型原子炉なども核ゴミ・死の灰を増やす、自然エネルギーへの全面切り替えを怠った経産省、電気は足りている、トラブル続きの美浜や高浜の稼働を止めよう、共に頑張ろう、と話しパンフレットを配布。
Moさんが「座込め、ここへ」と「水に流すな」を歌い、汚染水を海に流すなコール。続いて、Obさんが経産省の愚策を糾弾。Inさんが汚染水海に流すなの行動とその記事が「季節」や「週刊金曜日」に載ったことを報告。Okさんが青田恵子さんの詩を朗読。Miさんが岸田政権の原発大転換策を糾弾、Raさんが世も末と思われる状況を嘆きつつも抵抗を訴え。
最後に経産省は嘘をつくな、…、NOWARのコールで終わった。
多くの人が首相官邸前に移動して「原発いらない金曜行動」に参加。 (K.M)
なかなか空車はこない、雨の日だからって 3月18日(土)
○便利を増やすより不便を減らす世の中にしたい
久しぶりの雨に咲き始めた外務省の桜が慎ましく輝いていた。風もなく気温もあまり低くない。丸ノ内線のエレベーターから出てきた高齢の男性がタクシーを探していた。タクシーは頻繁にやってきたが表示は「迎車」ばかり。雨のせいで利用客か多いのだろうけれどすでに他の乗客が利用中という「賃送」「実車」ではなく「迎車」。こんなの初めてだった。想像するにスマホとタクシー配車アプリの普及のせいなのか。私もその男性の死角になる方向に目を凝らしていたが「空車」は来ない。10台目くらいでやっと「空車」に出会えた。
○言葉遊び
心の上に士(し)を書くと志となる。
土(つち)の下に心を埋めると・・・それは何?
(O・O)
荷物の軽量化で少し楽になった 3月19日(日)
今日の座り込み参加者は累計10人。
経産省敷地の木々が色めく。桜は木によっては3分咲き、ケヤキも枝先をうっすらと緑に染める。
今日のアピール用グッズは横断幕3枚、のぼり旗4本。植え込みに取り付けると木を痛める、と右翼が言うので、今日はガーデニング用の杭を地面に打ち込み、そこに横断幕や旗を縛り付けてみた。メンバーのマンパワーを考えると作り込みすぎだと思うのだが、F原さんは、いっぱいあった方が我々の主張をアピール出来るでしょ、と自慢顔。なお、パイプ椅子にグッズを固定する必要が無くなったので、今日は丸椅子のみ。これは荷物の軽量化に貢献している。
1時ちょうど頃、右翼の街宣車が数台、反対車線を通り過ぎていった。襲撃の下見か?と思ったが、結局、今日は右翼は来なかった。2時から議員会館前で行われる、総がかりの集会を妨害しに来たのかも知れない。
道往く人にNO
NUKESと声を掛けながら、温暖化はCO2が原因ではない説から痔の話まで、メンバー同士の会話が弾む。今日は平穏な座り込みであった。 (M島)
これこそ権力の捏造ではなかったか、袴田事件 3月20日(月)
きょうの午前は福島避難者に対する追い出し訴訟が予定されていましたが、そのまま検察庁抗議に行かれたのか誰もテントひろばに来られませんでした。
座り込み準備を終えて一段落したところでMiさんに「検察庁抗議行動の様子を見てきて欲しいと頼んで行って貰いました。抗議行動は検察庁が結論を出す予定の夕方の5時まで行われる予定。
1時半頃、常連の人が検察庁抗議のあと寄って下さいました。私の予想通り、「追い出し訴訟の傍聴➡検察庁抗議」という様に連続して行かれたので、まだ昼食を摂っていなかったということで空いている椅子で食べられました。その後、2時半から予定されている追い出し訴訟の報告会に行かれました。
2時半ごろMiさんが検察庁抗議から戻って来られました。00人ほどが抗議に参加されているということでした。
4時に座り込みグッズを片付けて事務所に帰ったら㈫担当のYrさんが明日の代々木公園に持って行く品物をより分けていました。4時半過ぎにYrさんの携帯に電話が掛かってきて「検察庁が特別抗告を断念した」との連絡がありました。当然のことですが「本当に良かった」と思いました。9時のNHKニュースで袴田さんのお姉さんが「検察庁は断念したが再審裁判はこれからだ、正念場を迎えた」という発言が印象的でした。
私から見たら「証拠とされた五点の衣類は捜査した側のねつ造」と高裁によって断罪されたので「再審無罪」の判決が静岡地裁で言い渡されるのは時間の問題と思われますが、お姉さんから見たら「静岡地裁で判決が言い渡されるまで何があるか判らない」という思いでしょう―苦しいなか、これまで50年以上、袴田さんの無実を信じて闘ってこられたので。
事件当時、静岡県警管内では幾つもの未解決事件が発生していて県警に非難が殺到していて県警は「何が何でも犯人を逮捕せよ」という号令の下、「当日のアリバイが無い」ということだけで犯人にでっち上げ、苛酷な拷問によって袴田さんを「自白」させたのです。再審無罪の後、警察・検察の責任を追及していかなければなりません。「狭山事件」も全く同じ構図です。次は石川さんの「再審無罪」です。 (保)
さよなら原発集会に出掛けた人も多く 3月21日(火・祝)
今日は、代々木公園で「さよなら原発3・21全国集会」があり、その為にTgさんや、Hyさん、当番のOgさんも10時前には、事務所に来られた、代々木公園集会に出すブースに展示する物品を搬出ためだ、手際よく準備も終わり10時には出発した。
経産省前テントひろばの座り込みには、相方のOgさんにもブース設置のために代々木公園に行って頂いたので、私一人で事務所を出発した、経産省前に到着してセットを終了した頃に、Tgさんが心配して、代々木公園から戻って来て下さり二人の座り込みとなり、後半は3人となった。
本日は非常に通行人が少なかったが、Tgさんがご夫婦らしきお二人に、原発に反対をしていますとを掛けると、そのお二人は揃って右手を上げてVサインを送ってくださいました。
またマバラナな通行人のなかで一人の男性は、お疲れ様ですと言いながらカンパまでして頂きました。(これが毎日座り込んでいる、底力だと確信しました)
事務所に戻って、ブース担当者を待っていて報告を聞いたら、出品したTシャツや「脱原発」の焼酎、渕上太郎さんの遺稿集も完売、チラシも全てはけて帰りは、電車で帰って来たと言っておりました。 (Y・R)
3月21日(火・祝) さよなら原発集会から
今日の代々木公園のテントひろばブースでは、本格焼酎「脱原発」を完売しました。10時半に石田藤男さんに搬入して頂いた焼酎「脱原発」2ケース(24本)を受け取った後にブース設置を高木さん、ハシユキさん、漆原さん達とともに完了しました。
その後、20程度のブースの皆さんと既に会場に参加していた皆さんにチラシを配布して、12時過ぎからぼちぼちとお客さんがテントひろばのブースにお見えになりました。1時の集会開始の時点では4~5本程度だった販売が、集会が進むにつれて10本を超え、3時の集会終了時に近づくと、残りがあと10本くらいになって、結局はデモ行進が出発する寸前の3時すぎには残りが2~3本となり、3時15分のブース撤収間際に全部が売り切れました。ご協力いただいたみなさんにお礼を申し上げます。(大賀)
変則になった座り込みだったが 3月22日(水)
昨日21日(火)と今日(水)の当番は変則的になった。昨日は当番の大賀さんが代々木の脱原発集会で焼酎を売ることに専念して、Tが当番に入った。そしたら今日、大賀さんが当番に来てくれたので、早番を大賀さんに担当してもらい、Tは遅番に入る。
2時前に着くとヨーカンさんとWさんがいて、少し話してから、ヨーカンさんは9条改憲反対の街宣に行かれた。Wさんも帰った。常連の倉田さんは、統一地方選挙のことで横浜で活動。常連のAさんが到着。その後、テントにも時々寄られる外国人のPさんが来て、日本の経済と世界の経済について話したとAさんが言っていた。たんたんと時が過ぎ、4時近くに西部ユニオンの2人が来てくれたので、撤収作業に入り、本日は終了した。(T・I)
外国人の女の子は写真を広めてくれるかな 3月23日(木)
雨だったが寒くなくて良かった。
いつも一人で荷物を運んでくるYさんの腰痛を気遣ってヨーカンさんが事務所に行き、手伝って一緒に荷物を運んで来てくれた。
セットが終わるとすぐ通りがかりの男性がカンパしてくれる。有難いです。
外国人のグループが女の子のバナーの写真を撮り、なかの一人が日本語で「ありがとう!核のない世界を!」と言ってくれて嬉しい。
写真を広めてくれると良いなあ!
彼らはそろって経産省に入って行ったけど、何を言うつもりかな?
原発やめろって言ってくれると良いけど…まさかですね。
東京新聞に中ロ共同声明の中に日本の汚染水放出にも懸念すると言う記事があったとヨーカンさんが教えてくれ、私たちのハガキ作戦についても話し合った。海は世界につながっているのです。これ以上海を汚すな!後半の人が来て帰る途中Urさんに会う。今日から後半の当番に入って下さったそうで良かった。その後英語の先生も寄ってくれたそうだ。(I.K)
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経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき! その203
原子力推進を国の責務にする原子力基本法改悪を阻止しよう!
~原子力委員会で議論せず、高市担当大臣と内閣府科学技術担当が勝手に原発推進~
2023年3月25日 木村雅英(経産省前テントひろば)
GX推進束ね法案のひとつである原子力基本法改定案は、衰退産業である原子力発電事業を維持・推進する為に「国の責務」を細かく書き込み、日本で原子力発電が必要無くなっても原発の推進を義務付ける愚かで亡国の原子力執着推進法案だ。 国会審議を目前にして、原子力基本法の改悪について内閣府に電話しいくつか興味深い情報を得た。
【原子力委員会は全く議論せず】
1956年に設置された原子力の研究、開発及び利用を推進してきた原子力委員会は、GX推進においても、昨年末に「基本的考え方」をパブコメにかけGX推進を後押ししている。ところが、この「基本的考え方」には原子力基本法改定の中身ついて一言も触れていない。ただ「原子力利用に当たっての基本原則は、法令等で明確化することが望ましい」とのみ記載されているだけ。さらに内閣府担当が、原子力基本法の改定案については原子力委員会では全く議論されていなかったと回答した。
【基本法改定の責任者は高市大臣】
ならば、改定案を考え決裁したのは誰か? しつこく訪ねて次の回答を得て驚いた。
担当大臣:内閣府高市早苗科学技術担当大臣
担当部署:内閣府原子力政策担当室
メディアに圧力をかけて言論の自由を封じてきた高市元総務大臣が担当大臣なのだ。核兵器保有を目的として原子力発電を「国民」に隠して提案したのではないか。
【束ね法全体の責任者は西村経産相】
なお、束ね法案全体の責任者は、今回のGX推進・束ね法を強引に実施している経産省(資源エネルギー庁)にあり、責任は西村康稔経産相にある、と内閣府担当が補足した。確かに昨年夏からの一連の強引なGX推進と規制委「規制虜」問題と原子力基本法改悪に、亡国の省経産省が企んでいることも明らかだ。
私たちは、内閣府・原子力委員会・経産省・原子力規制委員会の悪だくみをあばき、何としてもGX推進法案と束ね法案を廃案に追い込まねばならない。
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原発週報 3.15-3.21 編集:漆原牧久(膨大なため一部転載)
データ流用報告ないまま現場判断 柏崎刈羽原発で東電、規制庁に説明
2023年3月15日 10時45分 朝日新聞デジタル
東京電力柏崎刈羽原発3号機の「高経年化技術評価書」に2号機の設備情報の一部が流用されていた問題で、原子力規制庁の審査会合が14日開かれ、東電が経緯を説明した。流用の事実が管理職に伝わらず、社内の会議で是非を検討することもないまま評価書を作成していたと明らかにした。
志賀原発「活断層ない」 規制委、審査チームの結論了承
2023年3月15日 19:48 日本経済新聞
原子力規制委員会は15日の定例会合で、北陸電力の志賀原子力発電所2号機(石川県)の直下を走る複数の断層が「活断層ではない」とする審査チームの結論を了承した。2016年の有識者会合の評価書では一部の断層を活断層と解釈するのが「合理的」としていた。今回、現地での調査データを増やして評価を覆した。
花角新潟県知事「厳格に対応を」原子力規制委に注文
2023年3月15日 17:19 日本経済新聞
新潟県の花角英世知事は15日の県議会連合委員会で、東京電力ホールディングス柏崎刈羽原子力発電所の追加検査について「先般、公表された検査の状況によると、検査はまだ継続するものと承知している。原子力規制委員会には引き続き、厳格に対応していただきたい」と求めた。
関西電力の高浜3号機 ポンプなど向け冷却水漏洩の恐れ
2023年3月15日 21:18 日本経済新聞
関西電力は15日、高浜原子力発電所3号機(福井県高浜町)で冷却水が漏洩している可能性があると明らかにした。ポンプなどから生じる熱を冷やすための水が通る熱交換器4台のうち1台で、冷却水が漏洩している可能性があるとみている。この熱交換器を系統から切り離して詳細を点検する。残り3台を使って高浜原発3号機は運転を続ける。
川内原発40年超運転延長 是非問う住民投票目指す「準備会」発足
2023年3月16日 10時30分 朝日新聞デジタル
原発に反対する市民団体の代表者らが「川内原発20年延長を問う県民投票準備会」を発足させた。15日、鹿児島県庁で、九州電力川内原発(薩摩川内市)の運転延長の是非を問う住民投票の実現を目指した活動を始めると発表した。
志賀原発めぐり審査継続へ
2023年3月16日 5時00分 朝日新聞デジタル
北陸電力志賀原発(石川県)の敷地内にある断層について、原子力規制委員会が「活断層ではない」と判断したことについて、規制委は15日、改めて有識者会合で検討せず審査を進めることを了承した。2015年に有識者会合が「活断層である可能性が否定できない」と指摘していたが、評価のためのデータの拡充も要求していた。今回、その提言に沿ってデータを増やしたことで活断層ではないと判断できたため、規制委は有識者の意見を聞く機会は不要とした。
茨城・東海第2再稼働 協議項目の素案了承 首長懇、原電側に提示へ
3/16(木) 6:00 茨城新聞クロスアイ
日本原子力発電(原電)東海第2原発(茨城県東海村白方)の再稼働を巡り、「実質的事前了解権」を持つ同村と周辺5市の首長でつくる原子力所在地域首長懇談会(座長・山田修村長)が14日、同村舟石川駅東の村産業・情報プラザ「アイヴィル」であった。原電が再稼働する際、6首長と原電との間で合意形成を図る「協議会」で議論する項目の素案を了承し、今後、原電側に示す方針を決めた。6市村長全員が参加。会合は冒頭のみ公開で、終了後に山田村長が議論の内容を説明した。
原発資料、誤り続発 敦賀2号機「審査できず」
2023年3月18日 5時00分 朝日新聞デジタル
日本原子力発電敦賀原発2号機(福井県)に対する原子力規制委員会の審査で、資料の誤りが相次いでいる。資料の書き換え問題で約2年間中断していた審査が昨年12月に再開したが、新たに157件の誤りが判明。17日の会合でもさらに8件が報告された。4月にも審査を続けるかどうかの議論をするという。原電によると、誤りがあったのは断層の資料で、最新の活動面を観察すべきところ、近くの割れ目を観察して資料を作ったという。
プルサーマル発電、2基中断へ 玄海と伊方、高浜は継続
3/19(日) 17:52 共同通信
通常の原発でプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を使うプルサーマル発電を実施している4基のうち、九州電力玄海3号機が今年11月、四国電力伊方3号機が来年7月までの運転で、海外に加工を委託したMOX燃料を使い切り、プルサーマルを中断する見通しとなったことが19日、電力各社の運転計画で分かった。関西電力高浜3、4号機は当面、継続できるとしている。
上関原発を建てさせない山口集会開催
3/19(日) 12:23 KRY山口放送
上関原発建設計画中止を訴える大規模な集会が18日山口市で開かれた。山口市の維新公園で開かれた「上関原発を建てさせない山口大集会」には県の内外からおよそ800人が参加した。この集会は上関原発建設計画の中止を求め2014年から毎年開催されている。しかし、2020年から去年までは新型コロナの影響で中止となり、4年ぶりの開催となった。
「除染土」福島県外最終処分で市民と対話集会<宮城>
3/19(日) 12:18 仙台放送
福島第一原発の事故で発生した「除染土」の福島県外での最終処分に向けて、環境省は、市民との対話集会を青葉区で開きました。対話集会には、オンラインを含めおよそ190人が参加しました。福島県内の除染で出る土「除染土」は、2045年までに県外で最終処分することが法律で定められていますが、環境省が行った調査では、このことを知っている人が全国で、2割程度に留まっています。
福島第一原発の処理水放出向け設備でトラブル 弁の閉止不十分で混入
2023年3月20日 20時30分 朝日新聞デジタル
東京電力は20日、福島第一原発(福島県)で、処理水の海洋放出前に基準を満たしているか確認するためのタンクに、別のタンクの水が流入したと発表した。二つ並んだ弁がいずれも完全に閉まっていなかったという。政府と東電は夏までに海洋放出を始める方針。放射性物質の濃度を均質にして測定するため、17日からタンク内の攪拌(かくはん)作業をしていた。東電によると、問題となったタンクには、大半の放射性物質を取り除く多核種除去設備(ALPS)で処理した汚染水が入っている。
原発停止期間除外は「変な案」 政府の新制度案に前規制委員長
2023年3月20日 15時52分 東京新聞
原発が審査などで停止した期間を運転年数から除外し60年超運転を可能にする政府の新制度案に関し、原子力規制委員会の更田豊志前委員長は20日までに「審査期間は事業者の思惑でいかようにもなり、長く審査中にしておけば、ずっと後でも運転できる。世界でも聞いたことがない変な案だ」との見方を示した。共同通信のインタビューに答えた。
大江健三郎さんの遺志を継ごう― 「さよなら原発」3年ぶり全国集会で約4700人が誓い新たに 2023年3月21日19時39分 東京新聞
大江さんの思い継ぐ—。3日に亡くなったノーベル賞作家の大江健三郎さんらが呼びかけ人となった「さようなら原発」運動の全国集会が21日、東京都渋谷区の代々木公園で開かれた。東京電力福島第一原発事故から12年。岸田政権が原発回帰を鮮明にする中、参加者らは脱原発への誓いを新たにした。集会は「『さようなら原発』1000万署名市民の会」が主催。主催者発表で約4700人が参加した。集会後、参加者らは「老朽原発の再稼働やめろ」「フクシマを忘れない」などと書かれたプラカードを手に、渋谷などの市街地をデモ行進した。
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3月31日(金) 経産省正門前(テントひろば)抗議行動
4月5日(水)日本原電本店抗議行動(17時~18時)
4月5日(水)東電本店前抗議行動 (18時45分~19時45分
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木村雅英 KIMURA Masahide
e-mail : kimura-m@ba2.so-net.ne.jp
携帯TEL : 080-5062-4196
Twitter :@kimuramasacl
経産省・規制委・放射線被曝の批判ページ:http://www.jca.apc.org/~kimum/
団体参加:経産省前テントひろば、再稼働阻止全国ネットワーク、原子力規制委員会毎水曜昼休み抗議行動、原発いらない金曜行動
会議参加:さようなら原発1000万人アクション、eシフト
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
〔eye5038:230326〕
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