街頭行動で通行人に2分間の訴えを届ける
- 2024年 4月 23日
- 交流の広場
- 街頭行動
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街頭行動で音声による訴えを有効に届ける方法についてです。
バスロータリー、駅プラットフォーム、信号機のある交差点などは、静止している方がいるので、これらの方々に向かって訴えれば、ある程度の時間的長さでも、聞いてもらえる可能性があります。
ところが、歩いている通行人はスピーカーからすぐに遠ざかるので、これらの方々に有効な長さの訴えを聞いてもらうには、スピーカーの配置を工夫する必要があります。
工夫といっても簡単なことで、通行人の動線とスピーカーの音達方向を合わせる、言い換えれば平行にするだけです。昨日の松戸アクションで、判別できる音が届く範囲を確認してみたところ、歩く時間にして約2分はありました。次の動画の冒頭で確認できます。
自民党の裏金どう思う? – YouTube
どのスピーカー配置でも、耳をつんざく音が通行人に届かないよう、スピーカー正面のすぐ近くを通行人が通らないようにする必要があります。上記の例では、手前の「拡声器」は通行人の動線に合わせてあるといっても、通行人から離れた位置に置いてあるし、奥の「スピーカー」は正面に通行人のいないペデストリアンデッキの端に置いてあります。
通行人の動線とスピーカーの音達方向を交差させるスピーカー配置をよく見かけますが、これは音達範囲を狭めるとともに、通行人にとって一番うるさい配置となります。特に地べた置きの場合、背の低い子どもにとってはたまりません。市民運動が嫌われる一因になっている気がしています。人の背より高いスピーカースタンドが使用できればベストです。
スピーカースタンドというかスピーカーハンガーの例:
パレスチナ解放サウンドデモ – YouTube
なお、最近も、音が判別できないくらいひどい音質の「拡声器」を使用している街頭行動がありました。私の隣にいた二人組は、「聞き取れるか?」「聞こえない」との会話を交わしていたほどです。ぞんざいな音質の訴えは、訴えを届ける姿勢に疑問を持たれるものであり、まともに聞いてもらえるとは思えません。
「拡声器」から「スピーカー」への切り替えを強くお勧めます。
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