GX推進束ね法案を廃案に(UPLAN動画紹介、行動案内) + 声明:GX脱炭素電源法案(原発束ね法案)の採決に反対 審議はつくされていない/明日の国会審議タイムテーブル/反対の声をあげよう!
- 2023年 5月 30日
- 評論・紹介・意見
- FoE Japan木村雅英満田夏花
また、今開催中の参議院審議の紹介、本日の行動を案内し、FOE満田さんさんからの案内を転送しています。20230529 UPLAN
【院内ヒアリング集会】原発政策の大転換・運転期間延長反対!~原子力基本法・
炉規法・電事法などの改定束ね法案の問題点~
https://www.youtube.com/watch?v=NfjT7G0trm8
福島みずほ議員にもご参加いただき、経産省の電事法改悪について追求しました。
原発の休止期間を稼働年数に加算する問題点を追求し、
特に司法の決定をないがしろにする加算を追求しました。
また、延長認可において、原子力委員会に意見を聞くにも拘らず、原子力規制委員会に意見聴取しないことを追求しました。
短時間ゆえ、手続き問題を問うことはできませんでしたが、是非ご覧願います。
また、今行われている、次をご覧願います。
経済産業委員会、内閣委員会連合審査会
高市担当大臣が出席していますが、残念ながら今までも野党(ゆ党)議員の質問はあまりに甘いです。
https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php
併せて、本日からの行動にもご参加願います。
□【原子力基本法・炉規法・電事法を改悪するな!参議院議員会館前連続行動】
再稼働阻止全国ネットワークは、岸田政権のGX推進政策に反対して昨年から「原発政策の大転換・運転期間延長を許すな!全国統一行動」や「東京集中行動」を実施し、今年に入っても規制委抗議行動・院内(ヒアリング)集会などで強く反対を訴えてきました。
しかしながら、岸田政権は、GX脱炭素電源法案(脱炭素社会の実現に向けた電気供給体制の確立を図るための電気事業法等の一部を改正する法律案)を国会に提案し、4月末に衆議院で可決され、現在参議院で審議されています。
私たちは、エネルギー政策が変わっても原発推進を続けることを国の責務にする原子力基本法の改悪、原発の休止期間を除外していつまでも老朽原発の稼働を認める炉規法・電事法の改悪に絶対反対です。
再稼働阻止全国ネットワークが次の行動を予定しました。多くの方々の反対の声を参議院議員に届けたいと思います。ご参集願います。
原子力基本法・炉規法・電事法を改悪するな!参議院議員会館前連続行動
5月29日(月)13時~14時、参議院議員会館前(実施済み)
5月30日(火)13時~14時、参議院議員会館前
5月31日(水)13時~14時、参議院議員会館前
呼びかけ : 再稼働阻止全国ネットワーク
(ここから転送)
FoE Japanの満田です。
原発GX法(GX脱原発電源法案)ですが、明日30日にも参議院での委員会採決が行われようとしています!この暴挙をなんとしても止めましょう!
明日(5/30)も18:30から参議院議員会館前で抗議アクションを行います。ぜひご参加ください。
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本日、FoE Japanで採決に反対する声明を出しました。ご一読の上、拡散していただけますと幸いです。
声明:GX脱炭素電源法案(原発束ね法案)の採決に反対 審議はつくされていない
https://foejapan.org/issue/20230529/13035/
参議院経済産業委員会で審議されている「GX脱炭素電源法案」(※)が30日にも委員会採決されようとしている。(※
原子力基本法、原子炉等規制法、電気事業法、再処理法、再エネ特措法の改正案5つを束ねたもの)
衆議院でも参議院でも、それぞれ1か月足らずの期間で、「束ね法案」として一気に審議が行われた。しかし問題は多岐にわたる。
本法案は、原発推進への回帰を法定化するものであり、たとえば、原子力基本法に、国の責務として、原発立地地域の振興や原子力事業環境の整備など、原子力産業へのさまざまな支援が盛り込まれる。また、原子炉等規制法から原発の運転期間の上限に関する規定を削除して電気事業法に移し、運転期間延長の認可権限を経済産業大臣に移管する。また、長期停止期間を運転期間から除外するにより、60年を超える運転を可能とする。
一方で、原子力産業への国の支援が、原子力産業を特別扱いし、モラルハザードを生むこと、そもそも原子力にそのような価値があるのか疑わしいこと、運転期間規制を原子炉等規制法から削除することに関しては、立法事実がないこと、規制緩和につながること、電気事業法に基づく経済産業省による運転期間延長の審査基準、審査手法、審査体制が具体的に示されていないことなど、問題は多い(2023年4月27日付声明参照)。また、原子力基本法の改定案検討プロセスが明らかではないこと、原子炉等規制法の改正案に関して、本来所掌している原子力規制委員会ではなく、経済産業省が主導して改正案を策定したことも大きな問題である。
本国会においては、一部の野党がこれらの問題を追及したが、政府は真正面からこれに答えることをしなかった。
また、老朽原発の審査手法に関しては、原子力規制委員会において現在検討が行われているところであり、国会にその内容が具体的に示されたわけではない。原子力事業者の点検には限界があること、運転期間60年を超える原発の劣化にかかる実データは存在しないこと、原子炉評価のための監視試験片は設計寿命の40年を前提に入れられていることなどを考えれば、老朽原発の審査は万全とはいいがたく、40年運転規制を取り払い、停止期間を上積みできる法改定は、国民の生命・財産を危険にさらすことになる。
こうした点についても、審議はつくされていない。
同法の根拠となる「GX基本方針」については、年末年始パブリックコメントにかけられたが、形式的なものにとどまった。また、今年1月から3月にかけて、札幌、仙台、埼玉、名古屋、大阪、富山、広島、高松、福岡、那覇で、経済産業省による「説明・意見交換会」が開催され、多くの批判的な意見が表明されたが、これらの意見が反映されないまま、今年2月10日閣議決定された。「GX脱炭素電源法案」については、公聴会は開催されないまま、2月28日閣議決定され、4月27日衆議院で可決。5月10日から参議院での審議がはじまった。このように、法案の成立過程において国民の声はまったく反映されていない。
5月22日、福島大学名誉教授ら9名が「福島での地方公聴会を開催すべき」という要請書を提出したが、実現には至っていない。
少なくとも、原子炉劣化評価に関する参考人招致、福島での地方公聴会の開催を実施すべきである。
以上の理由で、私たちは「GX脱炭素電源法案」の採決に反対する。
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★明日の国会審議スケジュール
10:00~11:30 経済産業委員会と内閣委員会との合同審査
10:05~10:40 小沼巧議員(立憲)
10:40~11:00 高木かおり議員(維新)
11:00~11:10 上田清司議員(国民)
11:10~11:20 岩渕友議員(共産)
11:20-11:25 大島九州男議員(れいわ)
11:25-11:30 平山佐知子議員(無所属)
13:00~14:00 経済産業委員会:内閣総理大臣に対する質疑です。
石井正弘議員(自民)
田島麻衣子議員(立憲)
石川 博崇議員(公明)
石井章議員(維新)
礒崎哲史議員(国民)
岩渕友議員(共産)
平山佐知子議員(無所属)
14:00-17:00 経済産業委員会:政府に対する質疑です。
そのあと、討論、そして委員会採決という予定になっています。
どのような質問がされ、とのような答弁がなされるのか、注目していきましょう。
参議院TV→https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php
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★反対の声を可視化していきましょう!
「#原発GX法を廃案に! 参議院で止めよう!」
https://foejapan.org/issue/20230510/12682/
5月30日(火)18:30-19:30 ※拡大デー
午後、さようなら原発による署名提出もあります。
場所:参議院議員会館前
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★「福島の今とエネルギーの未来2023」発行
GX法、汚染水、汚染土の最新動向についても、見開きでまとめています。
学習会などにぜひご活用ください。
https://foejapan.org/issue/20230428/12579/
※冊子版:1冊500円、PDF版:無料
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〔opinion13045:230530〕
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