Let’s Join Hands 7月1日 添付1点 異例の日々沖縄で 神宮外苑の大規模開発
- 2023年 7月 2日
- 評論・紹介・意見
- 江口千春神宮外苑
◎「神宮外苑の大規模開発、反対署名19.5万筆 何が問われているのか」
友人のMさんは、「必ず来る地震に襲われた時、ビル群はどうなるのだろうと恐怖を感じました。地震の時、広場と緑が一番の救いだと思います。外苑の緑を減らし、ビルを建てるなど論外と感じます。
「八王子では、市の清掃工場などの跡地をどう活用するか、市民が関心を持ち、意見を出し、協議し、活かすことができるか問われている。私は、大きな期待と危機感と持っています。それを『みらい11号に書きたい』と
と昨日来訪された八王子の会のOさんが言っていました。どんな街をどう作るか、お任せにしない、それぞれの町で、市民が声を出し合うときかもしれませんね。
◎昨日の午前は、つながり広く、読書人の日野のMさん来訪され、素敵な居場所、やんちゃ寺の話を聞いたり、未來を構想できる市民、政治家のことまで話しました。
◎<おたより紹介>小寺隆幸さん美和さんの沖縄だよりです。人々の思いが重なって響きます。
「慰霊の日々、6月22日夜から26日夜まで沖縄にいました。23日は朝、県の無料バスで平和祈念公園に9時に着きました。
県平和祈念資料館前で「平和の礎」の名前を読み上げる集いが行われていて傍聴。カナダから来ている乗松さんにお会いしました。
10時から、平和の礎・平和の火の近くでの「守ろう!戦没者の尊厳+沖縄県民の命」の集いに参加しました。(共催 具志堅隆松・ガマフヤー支援者の会・宗教者の会・ノーモア沖縄戦 命ドゥ宝の会)
11時に県の追悼式会場に。これについては皆さんニュースでご覧になっているでしょう。
その後平和祈念資料館を3時間程かけてじっくり見学しました。死者の写真の前で小学生の子どもに語っている母親の姿が印象的でした。
夕方まで、大東亜戦争と書かれた各県の慰霊碑などを見ました。
17日の「報道特集」の「慰霊のありかたを考える」を見て、実際に見なければと思ったからです。(ご覧になっていない方はぜひご覧ください
24日は朝、バスでひめゆり記念館に行き、リニューアルした展示をじっくり見ました。とても良い構成だと思いました。特に60分の映像(10フィート運動による記録映像とひめゆり学徒の証言をそれぞれ1分ほどづつにしたものが1セット、それが20セット以上で構成されています)がとてもインパクトがありました。エンドレスでどこからでも見られるのもよかったです。
午後は琉球新報ホールで行われた、「沖縄を平和のハブとする東アジア対話交流」に参加しました。羽場さんに誘われてこれに参加することが今回の沖縄訪問のきっかけだったのです。
玉城デニー知事「多くの沖縄県民は、軍事力による抑止のみではかえって地域の緊張を高め、不測の事態が発生するのではないかと強い不安を感じている」、
鳩山由紀夫元首相「武力による解決をさせないということだけを誓い合い、沖縄で議論する。考え方が同じでなくても、相互に尊重し理解し合って、必要なら助け合うという友愛の精神で議論し解決の糸口を探っていく」
我部政明琉球大名誉教授「沖縄は民意が国に無視されている政治的無人島だ」
羽場久美子青山学院大名誉教授「沖縄が大国対大国のボーダー(境界線)に置かれている。県の地域外交室が周囲の国と交流を始めている。沖縄を中心にしながら周囲と結びつく中で平和をつくっていくことが大切だ」
二部は経済、3部は若者の声と盛りだくさんの内容でした。平和の詩を創った高校1年生、石垣で住民投票請求を行った地元の青年、気候問題と軍事基地化に声をあげる女性など若者の声がとてもよかったです。
25日は9時に佐喜眞美術館に。1時まで沖縄戦の図全14部をじっくり見学し、佐喜眞さん、学芸員の上間さんともいろいろ話すことができました。
「《沖縄戦の図》の連作が他の共同制作と決定的に違うのは、沖縄の人びとが丸木夫妻の前で証言をし、モデルになり、沖縄の「現場」で描いたことです。地上戦を知らない私たちは沖縄の人たちから学ばなければならない、と慶良間諸島、沖縄島、久米島、伊江島、石垣島など、それぞれの現場と人びとを精力的に訪ね歩きました。「沖縄はどう考えても今度の戦争で一番大変なことがおこっとる。原爆をかき、南京大虐殺をかき、アウシュビッツをかいたが、沖縄を描くことが一番戦争を描いたことになる」(位里)、「これは私達と沖縄の人たちとの共同制作です。戦争というものを、簡単に考えてはいけないのです。日本が負けた、アメリカが勝ったということではなく、一番大事なことがかくされて来た、このことを知り深く掘り下げて考えていかなければなりません」(俊)」https://sakima.jp/movie/
【東中野ポレポレで7月15日(土)~07月28日(金)上映】
その後西浦さんが美術館に来てくださり、車で愛楽園へ。学芸員の鈴木さんに2時間ほど説明をしていただきました。これについてはたくさんあって書ききれません。
26日は8時に安和にいき、8時半から10時半までゲート前でのトラック阻止行動。6月23日前後は土砂運搬が止まっていたのですが、この日7時から再開。ゲート前には二人しかいなかったので私たち二人も加わり牛歩を行ないました。ゲート前には最初二人しかいなかったので私たち二人も加わり牛歩を行ないました。ずっとこの行動に参加している年配の女性の思い、途中から来られた元小学校校長で現村会議員の方の思いなどをお聞きすることもできました。
その後辺野古漁港に行き船に乗りました。船長は大畑豊さん、以前非暴力平和隊で活動されていた方で、久しぶりにお会いしました。船では2月に町田の農村伝道神学校でお会いした島しづ子さんとも再会。暑い日差しの中を船はK9まで行き、1時間以上、現状を見て説明をお聞きしました。
神奈川から来ていた川上さんが平良愛華さんのお知り合いで、30日のつどいは参加すると言ってくださいました。ゲート前の3時の座り込みに参加し、平和バスで那覇に戻りました。バスの中で6.30の集いのチラシを配布し東京神奈川からの方々に参加を呼びかけました。
http://www.meijigakuin.ac.jp/~prime/events/events20230630/
そして那覇から最終の飛行機で帰ってきました。粘り強く取り組んでいるたくさんの人々と出会い、元気をいただき30日の集いを成功させねばと改めて思いました。
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 http://chikyuza.net/
〔opinion13106:230702〕
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