孫崎享氏のTwitterより“経営視点、労組脱原発、生き方、TPP、米国経済、情報操作、米国の意図、外からの視点、勉強不足、検察十戒”など
- 2011年 10月 5日
- 時代をみる
- 孫崎享
■2011年10月04日(火)
長期的視野
・電力会社:真に社の長期を考える経営者がいれば、こんな危険な原発経営から撤退する。多分そういう長期を考える人材は不要なのだろう。三日読売「東電。事故の賠償額が今後2年間で約4兆5千億円、廃炉費用は1兆1500億円。東電は人件費削減、保有不動産等売却で総額3兆2500億円を捻出」
(10月04日 posted at 00:31:20)
グルの体質
・原発:WSJ解りやすい。東電調査の政府第三者委員会「経営・財務調査委員会」の役割は原発やらねば東電危機と再稼働を説くこと。WSJ「委員会再稼働必要という」「”原発再稼働なければ東電の財務的安定は困難”と政府の第三者委員会言う」。グルの体質何等変化せず。事故前に舞い戻りだ。
(10月04日 posted at 00:56:18)
名古屋青年会議所講演会
・講演:10日10時。名古屋。主催名古屋青年会議所。ウインクあいち。日本各種視点で考察の企画。井沢 元彦 氏や灘高校 校長、書道家、外国人芸者等9名の講師。私は「外交と安全保障」。申し込み。http://t.co/4ZcIj8uj
(10月04日 posted at 09:47:29)
歓迎
・原発:労働関係者に何故脱原発出来ぬというと苦渋の表情。ようやくだが切り替え。歓迎。3日毎日「連合は、原発の新・増設推進の政策から転換、原子力に依存しない社会を目指す政策見直し方針を固めた。連合傘下に原発推進の電力関係労組あり、組織内の調整に苦慮。事故被害大等考慮し”脱原発”にかじ
(10月04日 posted at 10:02:23)
「にのまえ」
・光悦:弁護士の方々への講演で『清貧の思想』に言及。日本には、光悦、良寛等、自ら考え、行動する自由を確保するため、あえて清貧の環境を求めた人々が存在した。この生き方に教わる所があるかも知れないと話し、帰り、ホテルからバス停まで歩いていたら、何と偶然光悦寺の前通る。自然と一体。ここに更に別の日本的生き方。庭散策。草取りのおばさんが「お客さん。苗字に“一”という人がいて何と読むか解りますか」と問う。「何ですか」と聞くと「にのまえ」さん。「イチ」では威圧的だ。「にのまえ」というセンス。草を取っているおばさんが言う。さすが光悦寺と感心して出る。
(10月04日 posted at 10:39:35)
健康調査
・放射線:4日共同:信州大病院等が福島県内の子ども(原発事故で福島県から避難。当時0歳から16歳)130人を対象に実施(7月末から8月末)した健康調査で、甲状腺ホルモンが基準値を下回るなど10人の甲状腺機能に変化。
(10月04日 posted at 11:19:58)
中部経済同友会講演
・講演:中部財界に聞いていただけるのは有難い、対象:中部経済同友会会員127名、日時:5日、演題:世界のパラダイム転換期における日本の課題と進路
(10月04日 posted at 18:08:34)
驚く事態
・TPP:TPPを慎重に考える会勉強会、衆議院議員会館。聴衆200名以上満席。外務・経産、農林省の説明、全く内容無し経産省は何故入ることが利益かの説明もない。驚く事態。内容知らず政府は飛び込もうとしてる.余りに異常。その後私より講演(1)TPP参加国みれば属米連合。米大陸では加、墨、ブラジル等参加せず。ペルー、チリ。ASEANは比、インドネシア、タイ不参加で、参加は越、シンガポール、マレーシア。ASEANの中心参加せず。中国、台湾、韓国不参加(2)日本社会の変革深刻、(3)米国への輸出、過去15年ほとんど増加せず.米国関税は2%程度、
(10月04日 posted at 18:37:25)
■2011年10月03日(月)
暗い見通し
米国経済の先行き(暗い見通し):Frayter論評(CNBC):米国経済(需要)の70%は消費。しかし家庭の負債は収入の154%。この状況下経済回復困難。昨年は消費前年比2%減。米国、日本の失われた20年の轍踏む危険(注:政府支出は16%、これも財政カットで減)
(10月03日 posted at 07:09:38)
問題からそらさせる手口
・米国学者:TV朝生の手嶋 龍一氏発言を見て次を想起「イスラエル・ロビーとアメリカの外交政策」は米国の中東政策が如何にイスラエルに動かされているかを示す素晴らしい本。しかしこの本の元になる論文は米国では発表できず、英国で発表。ミアシャイマー とウォルト は米国を代表する学者。この内、ウォルト はフォーリンポォシーにブログ。国際政治を学ぶ者には必見のサイト。最近ウォルトが次の記述。「我々が本を書いてから、我々への批判者は様々な個人攻撃。これらの人々は記述の内容自体にコメントすることはない。事実と論理は我々の方にある。その代わり陰謀論者等と攻撃。彼らはこれらの攻撃を我々の信用を削ぎ、或いは社会的に無視し、我々の提起した問題から世間の関心をそらすために利用」この手口は手嶋氏と同じ。そういえば私への攻撃増えてきた。それは何よりも国民が私の本を読まないようにする努力の一環。個人宣伝に聞こえ読む人そう増えないのが残念。
(10月03日 posted at 07:11:35)
■2011年10月02日(日)
米国の意図
・国境問題:昨日、大阪弁護士の方へ講演。弁護士は知的エリート層。しかし(1)北方領土でのポツダム宣言時やサンフランシスコ講和条約時の扱い(2)竹島で米国政府が韓国領にした(3)尖閣諸島で領有権で米国は中立、棚上げ論の意義、日中漁業協定の存在等を知らない人がほとんど。政府公報(北方領土)で歪曲、政府操作垂れ流しの新聞が操作。原発で独自情報を模索の人と新聞情報鵜呑み人との差があると同様現象が領土問題に。特に米国が国境問題等を煽り、日本が近隣諸国と対立させる意図に気付かず。今、米は、自国は中国と協調模索、他方日本には中国との対立煽り日本のる。
(10月02日 posted at 14:41:18)
留意すべき視点
・宋 文洲さん:朝まで生テレビで一緒。適確な発言されていた。しばしば「私が言うと中国がいうとみられるが」の枕言葉をつけていられたが、彼の言葉は、偏見なく聞くに値する。日本に厳しい発言もされるが、それでも実は控えめな発言。日本人でない人が日本をどう見ているかにもっと関心払って良い。
(10月02日 posted at 14:55:23)
議員会館でのTPP討論会
・討論会(TPP):山田正彦議員(元農林大臣)より連絡ありました。時10月4日(火)16;00-1700 、所:衆議院第一議員会館一階多目的ホール、ゲスト孫崎享、討論形式でマスコミオープン
(10月02日 posted at 19:27:32)
勉強不足
・朝生・山本一太議員:「米国の核の傘はある」「(核の傘を否定する)キッシンジャーは例外」と発言する山本一太議員に「もっと勉強しなさい」とつい言ってしまった。しかし国会議員の勉強不足は深刻。基礎的事実も押さえず勉強不足の上で政策考えるから国民たまったものでない。彼、参院政策審議会長
(10月02日 posted at 20:44:42)
ズレテル方針
・東電;2日読売「東電、生かしながらやるしかない…枝野経産相」ついでに 「働いてもらうためには、役員に高給払うしかない」というと枝野経産相の方針が完結する。
(10月02日 posted at 20:57:05)
検察十戒
・毎日:法曹界への苦言:1日付近事片々:検察十戒。無実の者を罰してはならない。容疑者の主張に耳を傾けよ。証拠を適正に管理せよ……。目をこすりたくなるほど当たり前すぎる言葉だが、当たり前が当たり前でなくなっている今なればこそ。
(10月02日 posted at 21:13:46)
孫崎享氏のツイットhttp://twitter.com/magosaki_ukeru
を許可を得て転載。孫崎享氏は元外交官・元防衛大学校
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 http://www.chikyuza.net/
〔eye1650:111005〕
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