ドイツ放射線防護協会が日本政府に勧告
- 2011年 12月 3日
- 時代をみる
- 松元保昭
みなさまへ 松元
ドイツ放射線防護協会のDr. セバスティアン・プフルークバイル氏が会長名で日本政府に「勧告」しています。CMLから、大畑豊さんが知らせてくれました。
●ブログ:Eisbergの日記より
http://d.hatena.ne.jp/eisberg/
2011年11月27日 ベルリンにて
報道発表
放射線防護協会:放射線防護の原則は福島の原子炉災害の後も軽んじられてはならない。
放射線防護協会は問う:住民は、核エネルギー利用の結果として出る死者や病人を何人容認するつもりだろうか?
放射線防護においては、特定の措置を取らないで済ませたいが為に、あらゆる種類の汚染された食品やゴミを汚染されていないものと混ぜて「安全である」として通用させることを禁止する国際的な合意があります。
日本の官庁は現時点において、食品の範囲、また地震と津波の被災地から出た瓦礫の範囲で、この希釈禁止に抵触しています。
ドイツ放射線防護協会は、この「希釈政策」を停止するよう、緊急に勧告するものであります。
さもなければ、日本の全国民が、忍び足で迫ってくる汚染という形で、第二のフクシマに晒されることになるでしょう。空間的に明確な境界を定め、きちんと作られ監視された廃棄物置き場を作らないと、防護は難しくなります。「混ぜて薄めた」食品についてもそれは同じことが言えます。
現在のまま汚染された物や食品を取り扱っていくと、国民の健康に害を及ぼすことになるでしょう。
以下、全文はリンク先から読んでください。いくつかの重要な勧告があります。
http://d.hatena.ne.jp/eisberg/20111130/1322642242
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 http://www.chikyuza.net/
〔eye1731:111203〕
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