「3月11日(日)福島原発事故の日、全力で行動しよう」などー 地震と原発事故情報 その336
- 2012年 2月 17日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎地震と原発事故
4つの情報をお知らせします(2月17日)
1月27日、中国電力島根原子力発電所2号機が定期検査で停止。
残るは東電1基、関電1基、北海道電1基の計3基、全原発停止へあと一歩
【東京電力:柏崎刈羽6号 2012年3月26日に 定検入】
【関西電力:高浜3号 2012年2月20日 定検入】
【北海道電力:泊3号 2012年4月末までに 定検入】
★1.3月11日(日)福島原発事故の日、全力で行動しよう
福島へバス2台、東京でも日比谷-国会囲もう(ヒューマンチェーン)
★2.大飯原発3・4号の運転再開を止めよう!
2月4日「びわこ集会&デモ」に参加して <下>
(反原発自治体議員・市民連盟事務局 古野恭代)
★3.<テント日誌 2/14(月)>
「楽しくやろう。それが一番」
―― 経産省前テントひろば 157日目 ――
★4.新聞・雑誌から
◇ふざけるな!東電のウソ ─「値上げの原因は燃料高」は口実
ひた隠す『埋蔵金』一挙公開
(週刊朝日2012年2月24日号より抜粋)
★5.スペースたんぽぽのイベントお知らせ
◇『議論はどのように歪められたか:
3.11後の報道と専門家の発言を読み解く』
日時:2月21日(火)開場18時30分 開演18時45分
講師:影浦峡さん(東京大学教授)
◇反原発なにかしたい人会議・3回目
日時 3月4日(日)13:30~15:45(13時開場)
★1.3月11日(日)福島原発事故の日、全力で行動しよう
福島へバス2台、東京でも日比谷-国会囲もう(ヒューマンチェーン)
○3月11日(日)は、日本史上(世界史上)初めての原発4基の重大過酷事故の一年目です。全世界からも注目を浴びる日(外国からの取材が集中する日)です。この日、原発停止-廃止を願う人々は全力で行動しよう。私達の意思を広く、力強く示そう。
○たんぽぽ舎は福島緊急会議と共に3つの行動に取り組みます。
1つは福島現地集会へバス2台(100名)で参加します。現地市民からの要請にも答える形です。前段の打ち合せを含めた現地支援集会を3月1日(木)午後7:00~スペースたんぽぽで開きます。椎名千恵子さんの話、その他です。
2つは、たんぽぽ舎も参加している反原発首都圏連合(11団体と個人で構成)の午後2:00過ぎからの日比谷公園(内幸門)での集会~デモ行進に参加します。先月の横浜の世界会議で4,500名のデモを成功させた団体です。
3つは、3.11再稼働反対!全国アクション(たんぽぽ舎も参加)の主催する4時からの社会文化会館(永田町下車すぐ)集合~4時30分出発~国会を囲む人間の鎖に参加します。経産省を人間の鎖で囲んで成功させた行動を更に発展させようとするものです。なお、これとは別に東電前アクションの東電前行動も正午頃、計画されています。
○2月一杯~3月前半を活動し、それらの力を3月11日に総結集しよう。
(柳田真)
★2.大飯原発3・4号の運転再開を止めよう!
2月4日「びわこ集会&デモ」に参加して <下>
(反原発自治体議員・市民連盟事務局 古野恭代)
(前号からつづき)
今後の闘いについて、2月1日に県知事あての要望書を持って県と交渉された石地さんは、「地元の意見」というとき、それは半径30kの広域防災区域にある自治体ではなく、立地自治体の大飯町のみになる可能性があるそうです。
リレートークの最後に、美浜の元町議の松下さんは、立地自治体の住民は、皆原発を「危険」と思っているが、雇用不安に悩んでいる、そこで、脱原発になったときの雇用シフト(自然エネルギー生産など)について、美浜町長に提案すると同時にシフト案に賛成してもよいと言う原発立地市町の人たちと協議を進めている、と話されました。また、大飯町議会の原発特別委員会議員が長野県飯田へ太陽光発電を見学に行ったという話もされました。
歌、踊りも加わった訴え、熱気あふれる報告、全国からのアピール、そして大会宣言が発せられて集会は終りました。その後、参加者一同は関西電力大津支店へとデモをしました。私も、「反原発自治体議員・市民連盟」の旗を持って加わりました。関電支店では、敷地のあるブロックを人間の輪でとりかこんでウエーブをしました。デモの終点である膳所駅では、私が陰の主役と呼んだ幼い子供たちが、お父さんの背中や乳母車で眠りこけている姿が可愛いかったです。
2月8日、原子力保安院は、ストレス テストを「妥当」と判断し、あとは、「地元の了承」と首相を含めた4閣僚の政治判断が鍵となりました。
これから福井県議会:2月24日─3月16日、おおい町議会:3月1日―22日が始まります。私たちは、ここへきてみすみす再稼動へと舵を切らせることをしてはなりません。是非、以下のところにファックス(または電話)して、再稼動は絶対にしないでほしいと訴えてゆきましょう。全国から届く声が多いほど「地元」は責任をもって判断するでしょうから。
福井県議会、西川一誠福井県知事あての要望や意見は、
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
福井県原子力安全対策課
FAX 0776-21-6875 TEL 0776-20-0314
(西川知事は、これまで、県民の安全確保が第一、福島の原因究明もできていないのに再稼動は難しいとの考えを表明してきました。)
大飯町議会 時岡忍大飯町長宛の要望・意見は下記へ。
おおい町役場 FAX 0770-77-1289 TEL 0770-77-1111
(大飯町には大きな鉄工会社があり、2008年から2010年までの3年間に、2.3億円が関電の仕事である原子力関係工事3億円を受注したそうです。時岡町長はこの会社の取締役とのこと。)
★3.<テント日誌 2/14(月)>
「楽しくやろう。それが一番」
―― 経産省前テントひろば 157日目 ――
2月14日 一日中小雨模様。
テントに入ったら寄せ書き風の色紙が回ってきた。何の色紙か考えずに「楽しくやろう。
それが一番」と書いてしまった。これは最近、僕の気持の中にあることがそのまま表現されたのだといえる。テントの存在は権力や体制との闘いとしてありその緊張感は段々増してきている。それは度合いの問題はともあれ各人の気持ちの中でも深まってきているのだと推察される。
こういう時期になると僕らの心的傾向としては内向きに運動も内閉的になりがちである。これは権力や体制と緊張が強まると必然的に出てくる傾向ではあるが、ここはそれに抗して運動を開いていなければならない。開いているとは楽しいということである。それで運動が生き生きした面が保持されていることである。 あまりトリビアルなことのこだわらず、楽しくあることが大事なのである。そんなことを考えていたから思わずこんなフレーズを書いてしまったのかもしれない。
今日は昼からドイツ・左翼党のドロテ・メンツナーさんとの交流会があった。氏はドイツ連邦議会の議員であり、リンケ党(左翼党)のエネルギー政策広報担当者である。ドイツの脱原発・反原発政党としては緑の党がよく知られているが、左翼党もそれに劣らずそれを実践してきた党であり、政治的力も持っている。テントのことをよく知りたいという彼の要望があり、テントを代表して淵上が経過を含めて説明をした。「自由と民主主義」のためにこのテントは維持するという淵上の決意に彼は拍手をしていた。
彼はドイツのメンケル首相は物理学者でもあり、福島事件を受けて脱原発の決意をしたけれど原発推進派はこれを覆す機会を狙っており万全のこととは言えないと語っていた。原発が稼働を停止し廃炉になるまでは時間もかかり、手を緩めな闘いが必要と述べてもいた。また、彼は原発ロビーの力は原発の脅威と同じようにグローバルな存在であり、それとの闘いのグルーバルでなければならないと強調した。ユーロッパでは国境を超えた連帯が意識的に進められているのであろうが僕らにはアジアでこれを広げる必要があると思う。
また、彼はストレステスト(耐性検査)は何の価値もないと断言しているが、ストレステストの評価でお墨付きを与え、再稼働を目論む原子力村の面々に聞かせたものだ。
テントの外でうろうろしている人があり、声をかけてテントの中で話をした。彼は右派(右)の人と連携しろということを頑なに主張をしていた。憲法9条と原発はこれでないと勝てないということでもあった。あれこれ論議をしていたのであるが、突然、相手は50何年前の大学の同級生であることが判明した。
1960年の安保闘争のころの同級生で論争をしたことを持ち出され何となく記憶がよみがってきた。奇遇と言えるがこういうこともあるのかと楽しくなった。しばらくすると今度は1968年ごろ活動していたTさんが酒を差し入れにきてくれた。テントでの再会にはこういうのが結構ある。これもテントの効用か。
(M/O)
★4.新聞・雑誌から、1つ
◇ふざけるな!東電のウソ ─「値上げの原因は燃料高」は口実
ひた隠す『埋蔵金』一挙公開
(週刊朝日2012年2月24日号より抜粋)
週刊朝日に読み応えある原発記事が3本載っている。
1つは ふざけるな!東電のウソ 電気料値上げのウソ
2つは 子供だましのウソが横行する原子力(広瀬 隆・著)
3つは 2号機は崩壊する─福島原発幹部が語る驚きの“真実”
(省略します―「ちきゅう座」編集部)
★5.スペースたんぽぽのイベントお知らせ
◇『議論はどのように歪められたか:
3.11後の報道と専門家の発言を読み解く』
日時:2月21日(火)開場18時30分 開演18時45分
講師:影浦峡さん(東京大学教授)
場所:スペースたんぽぽ
○講師略歴:
1964年生。1988年東京大学大学院教育学研究科博士課程中途退学。
1993年マンチェスター大学学術博士。学術情報センター助手、同助教授。国立情報学研究所助教授。現在 東京大学大学院教育学研究科教授。
専門は情報媒体論、言語論、言語情報処理。
○影浦さんの著書
3.11後の放射能「安全」報道を読み解く─ 社会情報リテラシー実践
講座
発行・現代企画室、定価1000円+税
◇反原発なにかしたい人会議・3回目
日時 3月4日(日)13:30~15:45(13時開場)
場所 スペースたんぽぽ 参加費500円
(東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル4階)
何かしたいけど何をしたらいいか分からない人としたいことはあるけど何かの事情で始められない人およびすでに動き出している人に集まってもらいます。初めての参加もOK、なんとなく参加もOKです。
互いに気付きを教諭することによって、誰かと誰かがつながることによって、さまざまの活動が動き始めることをねらっています。
───────────────────────────────
[編集部より]
メルマガ読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他投稿歓迎。
「集会・デモ・講演会のお知らせ」に関しては、タイトル及び内容を400字以内で、またその他投稿に関しては400~800文字以内でタイトル及び内容をお送り下さい。宛先は、magazine@tanpoposya.net です。
尚、お送り頂いた投稿は集会・デモ・講演会のお知らせを含めて紙面の都合上全てを掲載できない場合があります。予めご了承ください。
───────────────────────────────
◆このメールマガジンのバックナンバーは、ホームページをご参照下さい。
◆電子メール(Eメール)送ります
たんぽぽ舎では、「地震と原発事故情報」を発信しています。
ご希望の方はご自身のEメールアドレスと氏名をたんぽぽ舎あてに件名を「メルマガ希望」として送ってください。
登録できしだい発信致します(無料)。
たんぽぽ舎のアドレス: nonukes@tanpoposya.net
◆携帯への送信は、1回の容量が多いためか配信されない例があります。
───────────────────────────────
たんぽぽ舎 たんぽぽ舎は、月曜~土曜
13:00~20:00のオープンです。
日曜・休日は、お休みです。
〒101-0061
東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5F
TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
HP http://www.tanpoposya.net/
「ちきゅう座」に掲載された記事を転載される場合は、「ちきゅう座」からの転載であること、および著者名を必ず明記して下さい。