自治体と公安当局が癒着した弾圧事件 / 竪川野宿者排除をやめろ！

－自治体と公安当局が癒着した弾圧事件－  

－裁判所は保釈を認めてください－  

－保釈署名のお願い－  

 　東京都江東区の竪川河川敷公園にはさまざまな事情から、野宿で暮らしている人々がいます。彼らは十年ものあいだ近隣住民と良好な関係にありました。区はそのような実態を知りつつも、スカイツリー建設という再開発を名目に、この数ヶ月、民間警備会社と警察に協力を求め、野宿者を強制的に排除してきました。  

　また、区は「公園に野宿者がいることは迷惑だ」として住民間の敵対意識を煽ってきました。（くわしくは、こちらをご覧ください→http://san-ya.at.webry.info/201203/article_13.html）  

　2012年2月9日、前日に行われた区の暴力を伴う排除に抗議するため10名あまりの人たちが区役所に出かけました。区は、多くの職員によって抗議に訪れた者を役所から締め出し、その混乱のなか、ガラス壁を割ったという理由でAさんが器物損壊罪で逮捕されました。その後Aさんは、2月29日に威力業務妨害罪で起訴されました。 Aさんは現在東京拘置所に収容されています。（経緯と現状は、こちらをご覧ください→http://solfeb9.wordpress.com/ ）  

　警察はAさんを保護房に隔離し苦痛と屈辱を与え、検察は2月29日の勾留理由開示公判当日に起訴に踏みきることで、Aさんと外部との接触をつぶしました。公安当局はAさんから自由を奪い去り、そして長期勾留という異常な扱いによってさらなる制裁を加えようとしています。区役所の暴力に対して抗議したことで、なぜこのような扱いを受けねばならないのでしょう。　Aさんを一刻も早く、不当な拘留から解放するため、保釈を求める署名にご協力ください。 　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

要　　　　　　　　　　望  

東京地方裁判所　御中  

　2012年2月9日、江東区役所にて、竪川河川敷公園野宿者への強制排除に対して当たり前の抗議を行い、現在、威力業務妨害として謂れ無き拘留を受けている人物の即刻の保釈を求めます。